遊戯王カードWiki - 《ゼンマイマジシャン》

《ゼンマイマジシャン/Wind-Up Magician》 †

効果モンスター
星４/炎属性/魔法使い族/攻 600/守1800
「ゼンマイマジシャン」以外の「ゼンマイ」と名のついたモンスターの
効果が発動した場合、自分のデッキから「ゼンマイ」と名のついた
レベル４以下のモンスター１体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り１度しか使用できない。

　GENERATION FORCEで登場した炎属性・魔法使い族の下級モンスター。
　同名カード以外のゼンマイモンスターの効果が発動した場合、レベル４以下のゼンマイモンスターをリクルートする誘発効果を持つ。

　リクルートするモンスター効果の発動には他のゼンマイが不可欠である。
　相性がいいのは《ゼンマイシャーク》で、手札から特殊召喚する効果、レベルを変更する効果とで２回のトリガーとなる。
　このカードの召喚時に特殊召喚効果を使えば、簡単に３体のレベル４が揃う。

　それ以外のゼンマイを使用する場合、ゼンマイを特殊召喚するか、《ゼンマイハニー》などでこのカードを特殊召喚するなどして他のゼンマイと一緒にフィールドに揃えたい。
　《螺旋式発条》ならば《ゼンマイネズミ》と共に特殊召喚可能で両者の効果でフィールドを埋め尽くすことができる。

　《ゼンマイラビット》もフィールドを離れる効果の都合上何度も発動ができるが、このカード自身の効果は１度限りである。
　同名カードをリクルートしてそのトリガーにするなどしたい。

このカードの最大の強みは、「ゼンマイと名のついたレベル４以下」という緩い条件ゆえ、《ゼンマイマジシャン》から２体目の《ゼンマイマジシャン》をリクルートできること。
これゆえ１度効果を発動させれば、《ゼンマイネズミ》・《発条空母ゼンマイティ》と合わせてループに持ち込むことができ、【ゼンマイ】の展開力を支えることができる。

同名カードをリクルートして、複数のエクシーズモンスターを容易に展開できる性能が問題となったため、13/03/01にて制限カードになった。
同改訂で《発条空母ゼンマイティ》も禁止カードとなり、かつての【ゼンマイ】を構築するのはほぼ不可能になってしまった。
その後13/09/01では《ゼンマイシャーク》と入れ替わりで制限解除された。

TCGではその後も長い間規制がかかり続けていたが、日本より５年以上も遅い19/01/28にて漸く制限解除となった。

第11期になるとマスタールール(11期)での活躍を見越してか、20/04/01で先手を打たれる形で再び制限カードに戻された。
第10期の間に《発条補修ゼンマイコン》等が登場したため、放置しておくと高いソリティア性を発揮しかねない事を重く見られたのだろう。
しかし過剰規制と判断されたのか、21/01/01で準制限カードに制限緩和され、21/07/01で制限解除された。