《パラレルポート・アーマー/Parallel Port Armor》 †
通常罠
(1):自分フィールドのリンクモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターは相手の効果の対象にならず、戦闘では破壊されない。
(2):自分の墓地からこのカードとリンクモンスター2体を除外し、
自分フィールドのリンクモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
EXTREME FORCEで登場した通常罠。
リンクモンスターの装備カードとなり装備モンスターに対象耐性と戦闘破壊耐性を付与する効果、墓地の自身とリンクモンスター2体を除外してリンクモンスターに2回攻撃を付与する効果を持つ。
(1)はリンクモンスターに耐性を与える効果。
類似効果を持つ《安全地帯》と比較すると、直接攻撃が行える点と自壊しない点で優れる。
しかし、効果破壊耐性が付与されない点に加え、リンクモンスターにしか装備できないため、腐る可能性は出てくる。
(2)は、リンクモンスターに2回攻撃効果を付与する効果。
墓地のリンクモンスター2体を除外するコストは一見重いように見えるが、2回攻撃させたいリンクモンスターはリンク3以上であることが多く、リンク1・2を経由してリンク3以上のリンクモンスターを出すパターンならコストの準備は容易。
《エンコード・トーカー》なら自身の強化効果と相まって1ターンキルも狙える。
《ヴァレルロード・ドラゴン》も相性がよく、展開過程にリンク1・2を組み込むことが多いのでコストを用意しやすく、2回攻撃で2体のモンスターのコントロール奪取も狙える。
帰還させるカードとのコンボも狙えなくもないが、そこまでするくらいなら攻勢にカードを使う方が良い。
決して強力なカードとは言えないものの、【サイバース族】及び【リンク召喚】に擬似的な【鎖ビート】ギミックを組み込める点は個性のひとつだろう。
実践的なデッキとしては罠型【コード・トーカー】や【M∀LICE】に隠し味として採用することになるか。
- 「パラレルポート」は、コンピューターと周辺機器を有線で接続する際のインターフェースの一種の名称である。
シリアル通信が基本の現在では「レガシーポート」(古く必須でない規格)として扱われることが多い。
- 一方で、双方向通信が不要な計測機械などでは現在も活用されている。
- イラストには、パラレルポートとは別の端子が付いたケーブルも存在している。
こちらは、アナログで映像や音声信号を伝送する「RCAコネクタ」だろう。
コンピューターにおいてもテレビに出力するための端子として用いられていたことがある。
地上デジタル放送の開始と共に、テレビ自体にもVGAやDVIなどのコンピューター兼用端子が搭載されたことでコンピューター用には使われなくなった。
関連カード †
―装備カードになる罠カードはこちらを参照。
収録パック等 †
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