遊戯王カードWiki - 《ヒロイック・コール》

《ヒロイック・コール/Heroic Call》 †

通常魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：自分の手札・墓地から戦士族モンスター１体を選んで特殊召喚する。
この効果で「ヒロイック」モンスター以外のモンスターを特殊召喚した場合、
そのモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
(2)：自分のＬＰが５００以下の場合、墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は、自分フィールドの、
「ヒロイック」カード及びＸ素材としている「ヒロイック」カードの数×５００アップする。

　ANIMATION CHRONICLE 2022で登場した通常魔法。
　手札・墓地の戦士族を（ヒロイック以外は攻撃不可と効果無効の制約付きで）特殊召喚する効果、ライフ500以下の場合に自身を墓地コストとして、自分モンスター１体に自分フィールド及びエクシーズ素材のヒロイックカードの数×500の強化を与える効果を持つ。

　(1)は手札・墓地の戦士族の特殊召喚。
　ヒロイックには一切のデメリットが課されないので、【ヒロイック】では優秀な展開札として機能する。
　特殊召喚先も手札・墓地の両方から選ぶことができ、エクシーズ素材の調達や、劣勢からの切り返しなど、活用法は多彩。
　レベル４を展開して《Ｈ－Ｃクレイヴソリッシュ》をエクシーズ召喚すれば、そのまま(2)の準備も整う。

　(2)は自分モンスター１体への強化の付与。
　ライフ500以下という発動条件は《Ｈ－Ｃクレイヴソリッシュ》の(2)を使えば即座に満たす事ができ、あちらは攻撃力倍加を備えるので、このカードによる強化とも相性が良い。
　ただし残りライフが少ない関係上、発動ターンで決着を付ける覚悟でいたい。
　レベル４のヒロイック２体で《Ｈ－Ｃクレイヴソリッシュ》をエクシーズ召喚するだけでも1500の強化となり、あちらの２つの強化と合わせれば攻撃表示モンスター１体と戦闘するだけで8000ダメージでの１ターンキルが成立する。

　(1)でヒロイック以外を展開した場合は攻撃不可と効果無効の制約が課されるので、その場合は素材やリリース・コスト目的での運用となるだろう。
　レベル制限は無く、墓地へ送られた場合の効果などは影響を受けないので、その目的だけでも【ヒロイック】以外の【戦士族】への採用も検討はできる。
　特に【ＢＫ】や【テラナイト】等のランク４主体のデッキは、このカードをサーチできる《Ｈ・Ｃモーニング・スター》も無理なく採用でき、あちら１体からのエクシーズ召喚も行いやすい。

原作・アニメにおいて―
アニメZEXALのWDC決勝大会デュエルコースターでゴーシュが使用。
《Ｈ・Ｃウォー・ハンマー》を特殊召喚した。

アニメでは、手札のＨ・Ｃを効果無効且つ攻撃表示指定で特殊召喚する効果であり、発動ターンは他の通常召喚・特殊召喚が行えなかった。
また、同名カードの制約とOCGの(2)に相当する効果も無かった。
総じてOCG化の際に大幅に強化されている。

アニメの《Ｈ・Ｃウォー・ハンマー》は特殊召喚できない制約を持つモンスターなのだが、劇中ではこのカードで効果を無効化されたため制約を掻い潜ったような描写であった。
しかし、OCGのルールでは特殊召喚したモンスターの効果を無効化するカードではその様な制約を回避する事はできない（回避するには「召喚条件を無視して」という一文が必要になる）。