《ランスフォリンクス/Lancephorhynchus》 †
ペンデュラム・通常モンスター
星6/風属性/恐竜族/攻2500/守 800
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分の通常モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
【モンスター情報】
太古の絶滅を生き延びた幻の翼竜。
その姿はより攻撃的に進化し、クチバシは全てを貫く槍と化した。
・・・それでも主食は魚らしい。
EXTRA PACK 2015で登場した風属性・恐竜族の上級ペンデュラムモンスター。
通常モンスターに貫通効果を付与するペンデュラム効果を持つ。
デメリットのないペンデュラムモンスターとしては高いペンデュラムスケールを持ち、自身のレベルを内包する。
ペンデュラム召喚には最低3枚ものカードが必要になるが、《召喚師のスキル》と《化石調査》の2枚でサーチできるため、手札の確保が容易である。
同ペンデュラムスケールの中では攻撃力も高く、このカード単体のペンデュラム召喚のみであっても戦線を維持しやすい。
複数展開すれば、通常ではエクシーズ召喚しにくい《エヴォルカイザー・ソルデ》も出せるようになる。
《召喚師のスキル》を共有できる《フーコーの魔砲石》や《マンドラゴン》や《ファイヤーオパールヘッド》は、それぞれの同名カードを含めて幅広いモンスターをペンデュラム召喚できるため相性がよい。
レベルが共通し全体強化のペンデュラム効果を持つ《竜角の狩猟者》ならばなお都合がよい。
ただサーチが容易とはいえ、それに対するメタカードや除去へのリスクもある。
あまり低ペンデュラムスケールばかりに傾倒すると手札事故率が高まるので、ペンデュラム召喚中心に戦術を組み立てる場合、このカードを展開できる他の高ペンデュラムスケールペンデュラムモンスターも併用した方が良いだろう。
このカードのペンデュラム効果含め通常モンスターサポートカードを使用できる《閃光の騎士》、シンクロ召喚による対応力の補てんが狙える《音響戦士ギータス》を構築によって使い分けるのがベターだろう。
上述の通り、高ペンデュラムスケールのペンデュラムモンスターとしてはサーチが容易であり、《召喚師のスキル》か《化石調査》を利用するデッキであれば、このカードを採用することでペンデュラム召喚の要素を無理なく組み込むことができる。
無理にペンデュラム召喚の要素を組み込むと安定性が落ちるが、元から《化石調査》を採用しやすい【恐竜族】では、《EMヒックリカエル》や《EMパートナーガ》で《ジュラック・グアイバ》などの戦闘補助を行いつつ不足しがちな展開力を補うこともできる。
また、《ゼノ・メテオロス》で特殊召喚可能なモンスターでは《ファイヤーオパールヘッド》と並ぶ2位タイの攻撃力のため、その点でも需要がある。
《フロストザウルス》や《ファイヤーオパールヘッド》と異なりペンデュラム効果を持つので、単独で手札に来てしまっても役立つ場合がある。
ただし、ペンデュラムモンスターであるため、《超越竜ドリルグナトゥス》以外の超越竜の素材にしても共通効果に繋げられない。
- カード名は「lance(槍)」と「Rhamphorhynchus(ランフォリンクス)」をかけたものだろう。
「ランフォリンクス」はジュラ紀後期に実在した翼竜(本来は恐竜とは別の爬虫類の一種)で、嘴状の顎と長く口からはみ出るほどに発達した牙状の歯が特徴である。
身体は翼長1メートルにすら満たない程度に小さく、魚や小動物を襲っていたらしい。
また、ランフォリンクスは上記の通りジュラ紀の翼竜であり、白亜紀後期の大量絶滅の前には既に姿を消している。
関連カード †
―《ランスフォリンクス》の姿が見られるカード
収録パック等 †
Tag: 《ランスフォリンクス》 モンスター ペンデュラムモンスター 通常モンスター 星6 風属性 恐竜族 攻2500 守800 スケール7