《悪魔嬢ロリス/Loris, Lady of Lament》 †
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1500/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、
通常罠カード3枚または6枚を対象として発動できる。
そのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。
その後、戻したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。
(2):このカード以外のモンスターがリリースされた場合、
または相手の効果で自分の墓地へ通常罠カードが送られた場合、
自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
Vジャンプ(2022年5月号) 付属カードで登場した闇属性・悪魔族の下級モンスター。
自分の墓地・除外状態の通常罠を3枚または6枚デッキボトムに戻し、その数3枚につき1枚ドローする起動効果、自身以外がリリースされた場合、または相手の効果で通常罠が自分の墓地へ送られた場合に墓地の通常罠をセットする誘発効果を持つ。
(1)は墓地・除外状態の通常罠をデッキボトムに戻し、その枚数に応じたドロー効果。
3または6枚と少々枚数が求められるので、積極的に狙うのならば構築の段階で通常罠の割合を増やした上で、墓地・除外肥やしも意識しておきたい。
墓地の通常罠を減らすのは下記の(2)や《悪魔嬢アリス》の(1)とはアンチシナジーであるため、可能ならば除外ゾーンの通常罠を利用したい。
《トラップトリック》とは相互にシナジーがあり、あちらの効果でこちらの発動条件を満たし、こちらの効果でデッキボトムに戻した通常罠をあちらで即座にサーチできる。
(2)は墓地の通常罠を自分フィールドにセットする効果。
トリガーは2つあり、1つ目は自身以外のモンスターのリリース。
悪魔嬢はリリースを伴う発動条件や効果を持つため、それらと併用すれば満たしやすい。
汎用性の高い《ダイナレスラー・パンクラトプス》や《リンクリボー》なども効果的で、《アーティファクト−ロンギヌス》は相手ターンに手札から発動できる。
リリースされるモンスターは相手でも良いので、相手がアドバンス召喚や儀式召喚を軸とするデッキならばより満たしやすい。
悪魔嬢とも相性の良い《闇黒世界−シャドウ・ディストピア−》を活用すれば、相手モンスターを除去しつつ妨害を分厚くできるため、一石二鳥である。
2つ目のトリガーは相手の効果で通常罠が自分の墓地へ送られること。
こちらは相手依存となるため意図的に狙うのは難しいが、魔法・罠除去に対して若干強くなり、相手の除去の無駄撃ちを誘える。
フィールド以外から墓地へ送られてもよいので、ハンデスやデッキ破壊等もトリガーになり得る。
【チェーンバーン】や【終焉のカウントダウン】といった通常罠を多用して長期戦を狙うデッキとは相性が良い。
それらのデッキは自分のカード・アドバンテージを稼ぐのが不得意であるため、(1)のドローにより弱点を補える。
一方で、自分のモンスターを戦闘から守る事は得意であるので、貧弱なステータスであるこのカードの維持も狙いやすく、複数ターンに渡って効果の使用を狙える。
通常罠を多用しつつ闇属性・悪魔族で統一された【ラビュリンス】、通常罠を除外して効果の発動をしつつレベル3を多用する【幻影騎士団】とも相性が良い。
それ以外では【蟲惑魔】や【アメイズメント】も通常罠を多用するのでシナジーはあるが、召喚権の管理には気を付けたい。
- カード名の「ロリス」は、オランダ語で「道化師」という意味の単語。
また、他の悪魔嬢より幼い外見をしていることから、「ロリータ」を意識している可能性もある。
- 「ロリータ」とは、1955年にフランスで刊行された少女性愛を題材とする小説。
当時のフランスでは内容を巡って論争が起こっており、5カ国で発売禁止措置を受けたが、今日ではアメリカ文学の古典として認知されている。
転じて、少女性のあるファッションを「ロリータ・ファッション」、少女性愛を「ロリータ・コンプレックス」と呼ぶなど、少女性の代名詞として定着している。
- このカードが登場したVジャンプ(2022年5月号)の定期購読SPペーパーで設定画が公開されている。
関連カード †
収録パック等 †
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