《械刀婪魔皇断》 †
通常魔法
このカードの発動と効果は無効化されない。
(1):自分のメインフェイズ1・メインフェイズ2の開始時に、
フィールドの表側表示カードを任意の数だけ対象として発動できる。
対象のカード1枚につき、自分の手札1枚か自分のEXデッキのカード6枚を裏側で除外する。
その後、対象のカードを手札に戻す。
ALLIANCE INSIGHTで登場した通常魔法。
発動と効果が無効にされない効果外テキスト、自分メインフェイズ開始時にフィールドの表側表示カードを任意の数対象にし、その数1枚につき手札1枚またはエクストラデッキ6枚を裏側で除外して、対象のカードを手札に戻す効果を持つ。
対象の表側表示カード1枚につき、自分の手札1枚またはエクストラデッキ6枚を裏側で除外する事で、対象先をバウンスできる。
除去カードとして見た場合、通常魔法・メインフェイズ開始時に限定される・対象を取る・裏側表示は対象にできない、等とやや欠点は多い。
一方、発動と効果を無効化されずに複数枚を除去できるカードは少なく、手札・エクストラデッキを消耗する覚悟があれば大量除去も可能と独自の強みも多い。
なお、自分の表側表示カードをバウンスするコンボも可能ではあるが、手札や複数のエクストラデッキを消耗した上で回収したい状況は幾分か限られる。
エクストラデッキをほぼ活用しないデッキでは、12枚を消耗することで手札の損失なしで2枚のカードをバウンスできる。
【除外ビートダウン】や【ネムレリア】では除外枚数を稼ぎつつ邪魔なカードを除去できるカードとして機能する。
特に後者は《夢見るネムレリア》で除外されたカードをエクストラデッキに戻せるため、2枚目以降のこのカードが腐りにくい点でも噛み合う。
また、【光の黄金櫃】もエクストラデッキ依存度が低く《破壊竜ガンドラG》の攻撃力上昇に繋がることから相性がいい。
手札と引き換えに相手のカードに対処するカードとしては《禁じられた一滴》と役割が近い。
あちらはモンスター限定で除去も行えないが、フリーチェーンかつ対象をとらない無効と攻撃力半減によって無力化させられる。
またチェーンも封じられるため、発動にチェーンされ効果だけは通されるといった心配もない。
こちらはエクストラデッキも使用できる点、魔法・罠カードも除去できる点、墓地に送らずに除去できる点、無効化されないため確実に効果を通せる点が利点となるか。
- 効果や発動こそ無効にされないもののチェーンはされてしまい、それによって以下のように処理の一部を妨害される可能性がある点は注意。
- 漢字の部分を無理やり読むと「かいとうらんまおうたつ」となり、恐らくは「こじれた問題を手際よく解決する」ことを意味する慣用句「快刀乱麻を断つ」の捩りだろう。
一方でルビの方の元ネタは、誰にも解決できない問題や大胆な方法を考えつかないと解決することができない難問などの比喩として使われる故事成語「ゴルディオンの結び目」であろう。
後半の「Schneider(シュナイダー)」はドイツ語の「schneiden(切る)」の動作主名詞で「切るもの」を意味し、アレクサンドロス大王がゴルディオンの結び目を剣で切って大胆に解決したことを意識したものと思われる。
このカードの場合、相手の厄介なカードを「難題」に例え、それらを無効化を許さずに除去するという「大胆な方法」で解決している。
- イラストでは、原色系の色合いかつメカニカルで巨大な剣が、地面へと振り下ろされる姿が描かれている。
またカード名のルビは、ロボットアニメ・勇者シリーズ『勇者王ガオガイガー』に登場する「ゴルディオンハンマー」にも類似している。
これらの要素から、スーパーロボット作品に登場する巨大武器などをモチーフとしている可能性がある。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
(1)の効果について †
Q:相手フィールドのカード2枚を対象として、自分が《械刀婪魔皇断》を発動しました。
それにチェーンして発動した効果によって、対象のカードの1枚がフィールドから離れた場合、処理はどうなりますか?
A:残りの対象のカードは1枚ですので、自分の手札1枚か自分のエクストラデッキのカード6枚を裏側で除外します。
その後、相手フィールドに存在する残りの対象のカード1枚が、元々の持ち主の手札に戻ります。
(対象のカードの一部が対象から外れていた場合でも、残りの対象のカードについては処理を行います。)(25/01/30)
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