《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン/Phantasmal Lord Ultimitl Bishbaalkin》 †
シンクロ・効果モンスター
星0/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドのレベル8以上で同じレベルの、
チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードは効果では破壊されず、攻撃力はフィールドのモンスターの数×1000アップする。
(2):1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
お互いのフィールドに同じ数だけ、
「邪眼神トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
このターンこのカードは攻撃できない。
PREMIUM PACK 18で登場した闇属性・ドラゴン族のシンクロモンスター。
ルール上レベルを12として扱う効果外テキスト、シンクロ召喚できず、自分フィールドのレベル8以上で同じレベルの、チューナーと非チューナーを墓地へ送った場合に特殊召喚できる召喚条件、効果で破壊されず、フィールドのモンスターの数に比例して自己強化する永続効果、お互いのメインフェイズにフィールドに可能な限り同じ数の邪眼神トークンを特殊召喚する誘発即時効果を持つ。
効果外テキストや特殊な召喚条件については類似する《アルティマヤ・ツィオルキン》を参照。
ただしこちらはレベル8以上のペアを必要とするので、特殊召喚は《アルティマヤ・ツィオルキン》以上の難易度となる。
(1)は効果破壊耐性とフィールドのモンスターを参照する攻撃力変動効果。
自身も数えるため攻撃力は最低でも1000であり、モンスターと戦闘する際は2000以上になる。
(2)の効果により邪眼神トークンを大量展開できるため、ステータスを8000以上にすることは容易。
破壊耐性を持つため《ブラック・ホール》などで邪眼神トークンもろとも処理されることはないが、バウンスや除外には無力である。
(2)はお互いのフィールドを邪眼神トークンで埋め尽くす効果。
邪眼神トークンには何の制約もなく、リリース・シンクロ素材などに幅広く使えるが、可能な限り埋まってしまうため展開の邪魔になる。
ただ特殊召喚するだけでは壁にしかならないため、リンク素材にする、最上級モンスターのリリースにする、先にチューナーを並べてシンクロ召喚できるようにしておくなど、有効活用できる手段を揃えておきたい。
また、相手にも邪眼神トークンを与えてしまう上に守備表示なので相手にとっても壁になり、加えて発動後は攻撃できず、そのままでは相手にダメージを与えられない。
このカードに貫通効果や直接攻撃を付与する、もしくは邪眼神トークンを攻撃表示に変更することができれば次の自分ターンで1ターンキルも可能になるので、主力にする場合はその様なカードと併用したい。
《リバイバル・ギフト》とは相性がよく、チューナーを蘇生させて召喚条件を満たすと同時に相手にギフト・デモン・トークン2体を送りつけて自己強化が狙える。
後述の様に、トークンの利用を制限して相手の動きを止めることができるなら利用されるリスクも少ないか。
邪眼神トークンをリンク素材に使うのも手であり、リンク2以下のリンクモンスター経由で《スリーバーストショット・ドラゴン》を出せば相手フィールドの邪眼神トークンを攻撃して2400の貫通ダメージを与えられる。
同様に、邪眼神トークンを相手ターンに展開し、効果を持つリンクモンスターにしてから《ペンテスタッグ》を出せばこのカードや《ペンテスタッグ》で貫通ダメージを狙える。
その用途を狙うなら、このカードはメインモンスターゾーンに配置しておきたい。
相手に邪眼神トークンを与えるのはメリットにもデメリットにもなりうる。
相手のメインモンスターゾーンを埋め尽くしてしまえば、相手がリンクモンスター・上級モンスター・儀式召喚のセットなどを用意できていない限りは召喚行為がままならなくなるのが最大のメリットである。
逆に言えば、これらの手段を相手が用意できていれば、こちらからわざわざ素材を与えただけになってしまう。
特に、採用率が高く手札に依存しないリンクモンスターに関しては、特殊召喚封じなどで対策する必要があるだろう。
同条件では《アルティマヤ・ツィオルキン》を出すことも可能であり、あちらは効果の発動後にそのモンスターを使用して即座に攻めに転じたり、制圧ができる。
こちらはロック向きのモンスターであり、状況に応じて使い分けるか、このカードに特化したデッキを組むことが望ましい。
一応、あちらの効果で《ライフ・ストリーム・ドラゴン》と非チューナーのレベル8ドラゴン族シンクロモンスターを出すことでこのカードに繋げることはできる。
召喚条件を無視できる《リミットオーバー・ドライブ》で特殊召喚してしまってもよい。
相手ターンで特殊召喚し、そこから邪眼神トークンを展開することもできる。
【メガリス】では先攻でこのカードを送りつけ、《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》で1ターンキルを行う型が存在する(こちら参照)。
動きとしては邪眼神トークンを展開し、相手フィールドに《転晶のコーディネラル》で送りつけるものとなる。
【爬虫類族】では《溟界の滓−ヌル》を起点とするコンボでこのカードまで繋ぐ事ができ、そこから《レプティレス・エキドゥーナ》で相手フィールドの邪眼神トークンの数までの大量サーチ、《レプティレス・ラミア》による大量ドローが可能。
- アルティミトルは「アルティメット」と「ミトナル」、ビシバールキンは「シバルバー」がモチーフと思われる。
「ミトナル(Mitnal)」は低地マヤにおける地下世界・冥界のことであり、アステカ神話の地底世界ミクトランが由来と考えられている。
「シバルバー(Xibalba)」とは「恐怖の場所」とも訳され、マヤ神話の中でもキチェ族におけるミトナルであり、12の神々によって治められている冥界の名を指す。
- 究極神曰く「余そのもの」であるらしく、完全にゴドウィンの精神を支配したためか、このカードを喚び出す時点からデュエル終了時までの台詞はひらがな部分が全てカタカナ表示となっていた。
また、ゴドウィンの身体の色は変化し、額には眼が浮かび、闇マリクやパラドックスの様に、このモンスターの頭の部分と一体化していた。
- シンクロ召喚時の口上は「決闘ノ地平ニ君臨スル最初ニシテ最後ノ神!!混沌ヲ束ネ姿無キ身ヲ現世ニ映サン!!シンクロ召喚!!《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》!!」。
- 作者のコメントでは、ラスボスとして《アルティマヤ・ツィオルキン》を出したところ「人型の究極神の石像からなぜ竜が出てくるのか」と突っ込まれたため、こちらは石像に寄せてデザインしたとのこと。
そのため上半身や顔の辺りは石像に描かれていた姿と似ているのだが、体自体は竜であり、OCGでも種族はあちらと同じドラゴン族となった。
- 『デュエルリンクス』では《カタパルト・タートル》との1ターンキルコンボが流行ったため24/08/05にLIMIT1に指定された。
1ターンキル以外にも展開の妨害としても使えるため、デュエルの停滞を招きやすい事も理由に挙げられている。
その後、24/12/05に「相手に対策を強要するカードになっており、デッキ構築の自由度を上げる目的で禁止します」という理由で禁止カードとなった。
デュエルリンクスでは「強力な効果と引き換えに特定の名前や属性・種族のモンスターしか召喚・特殊召喚できなくなるスキル」が存在し、そのようなスキルを使うデッキはこのカードによるロックで簡単に詰んでしまうのが原因だろう。
- 同ゲームではDSゴドウィンに専用のセリフがある。
ゴドウィンの精神がこのモンスターに支配されている訳ではないためか、あるいは視認性のためかは不明だが、上述の口上における片仮名の部分は全て平仮名で表記されている。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
Tag: 《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》 モンスター シンクロモンスター 効果モンスター 星12 闇属性 ドラゴン族 攻0 守0 正規の方法以外での特殊召喚不可