《激流葬/Torrential Tribute》 †
通常罠
(1):モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。
Spell of Mask −仮面の呪縛−で登場した通常罠。
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動し、フィールドのモンスターを全て破壊する全体除去の効果を持つ。
1:1交換以上のポテンシャルを秘めた強力な召喚反応型罠カード。
トリガーとなるモンスターの召喚は自分・相手を問わない点、不特定多数のモンスターを破壊するので対象をとらない効果である点、既に召喚されたモンスターに対する除去としても使える点などが特徴。
自分がモンスターを展開した後では発動しにくいのが最大の欠点と言えるだろう。
このカードの発動後は自分のフィールドが空である場合が多いわけで、相手の召喚にうまく発動できても後続を展開され、結局大ダメージを負う可能性もある。
相手の動きを考えて効果的なタイミングを見極め、後続への対抗手段も用意したい。
相手の召喚時に発動するのが基本だが、自分のモンスターの召喚時に発動するのも1つの戦術である。
「破壊されても問題ない」・「効果破壊されない」・「効果破壊したい」・「墓地へ送りたい」といったモンスターとの併用が考えられる。
もしくは何らかの理由で自分フィールドを空にしたい場合にも使える。
召喚無効罠と違い、《人造人間−サイコ・ショッカー》等には無力である。
通常罠なのでダメージステップには発動できないことから、リクルーターや《冥府の使者ゴーズ》等、ダメージステップにモンスターが特殊召喚された場合には発動できないことも注意である。
罠カードゆえにすぐに発動できるわけではなく、また奇襲性も薄れるが、専用サポートカードである《海竜神の激昂》によって手軽なサーチが可能。
あちらの効果により、水属性モンスターはこのカードによる全体除去から免れる事ができるため、【水属性】に属するデッキならば併用することで独自の運用が可能となる。
- 英語名「Torrential Tribute」は「激流の捧げ物」といった意味。
日本語名の雰囲気を残しながら、詩的なニュアンスに仕上がっている名訳といえる。
- 2019年7月26日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第2期投票では第8位にランクインした。
- アニメ5D'sの「龍亞&龍可vsルチアーノ」戦においてルチアーノが使用。
《スカイ・コア》の特殊召喚時に発動され、モンスターの一掃と《スカイ・コア》のモンスター効果のトリガーの役割を1枚で行った。
第114話では、カップラーメンマン(クロウ)に敗北した男が持っていた。
- アニメ5D's公式サイトのデュエルワンポイントレッスンでは、ボマーが使用した永続罠《チャリオット・パイル》と相性がいいカードとして紹介されているが、何故か初期版のテキストが使用されている。
また、Turn77はこのカードがメインであり、こちらのテキストは最新版のものである。
- 漫画5D'sにおける「激流疾走」の漢字表記は、担当の相川氏がこのカードから閃いたものであるとコミックスで説明されている。
- アニメARC-Vのストロング石島のCMで、このカードが確認できる。
- アニメVRAINSでは、草薙の経営するCafe Nagiのメニューにこのカードを意識したと思われる「激流ソーダ」なるものが確認できる。
- デュエルリンクスではプラシドと璃緒に専用ボイスが用意されている。
関連カード †
―サポートカード
―カード名関連
―発動条件のある《ブラック・ホール》
収録パック等 †
FAQ †
Q:相手が《自律行動ユニット》でモンスターを特殊召喚し、アドバンス召喚しようとしています。
相手が《自律行動ユニット》を使用したタイミングで、アドバンス召喚前に《激流葬》を発動できますか?
A:はい、できます。
ターンプレイヤーは(メインフェイズ開始直後を除き)アドバンス召喚の前に一旦優先権を放棄する必要があります。(09/08/22)
Q:相手が「召喚に成功した時」に発動する効果を持つモンスターを召喚しました。
この時、自分が《激流葬》を発動したいと考えている場合、どのような処理になりますか?
A:その相手モンスターの効果が先に発動し、その効果に対して《激流葬》をチェーン発動する形となります。
Q:相手が《手札抹殺》で暗黒界モンスターを2体以上捨てて特殊召喚したとき、発動できますか?
A:発動できます。
最後に特殊召喚されたモンスターに反応する形となります。
Q:《魂を削る死霊》を《早すぎた埋葬》で特殊召喚した時に《激流葬》を発動する事は可能ですか?
A:自身の効果によって《魂を削る死霊》が破壊された後、他にフィールドにモンスターが存在する場合であれば《激流葬》を発動する事ができます。(08/04/10)
Q:相手がモンスターを召喚した時にこのカードを発動し、相手はそれにチェーンして《神の宣告》を発動しました。
これらのチェーン処理を終えた後に、自分は別の《激流葬》を発動できますか?
A:できません。(13/04/25)
Q:相手フィールドに《PSYフレームギア・γ》と《PSYフレーム・ドライバー》が特殊召喚され、《PSYフレームギア・γ》の効果で自分の発動したモンスター効果が無効化されました。
この時に自分フィールドにセットしていた《激流葬》を発動することはできますか?
A:《PSYフレームギア・γ》の自身と《PSYフレーム・ドライバー》1体を特殊召喚する処理と、発動を無効にし破壊する処理は同時に行われる扱いとなります。
そのため、《PSYフレームギア・γ》自身と《PSYフレーム・ドライバー》を特殊召喚し、モンスターの効果の発動を無効にして破壊した後、他のカードの処理が続かないのであれば、《激流葬》を発動することができます。
例えば、チェーン1にて自分のモンスターの効果が発動し、チェーン2にて相手が《PSYフレームギア・γ》の効果を発動した場合、《PSYフレームギア・γ》の効果処理を終えた後、《激流葬》を発動できます。(19/03/11)
Tag: 《激流葬》 罠 通常罠