遊戯王カードWiki - 《幻影騎士団ティアースケイル》

《幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ティアースケイル/The Phantom Knights of Torn Scales》 †

効果モンスター
星３/闇属性/戦士族/攻 600/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：手札を１枚捨てて発動できる。
「幻影騎士団ティアースケイル」を除く、「幻影騎士団」モンスター１体か
「ファントム」魔法・罠カード１枚をデッキから墓地へ送る。
(2)：このカードが墓地に存在し、自分の墓地の他の「幻影騎士団」モンスターか
「ファントム」魔法・罠カードが除外された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

　PHANTOM RAGEで登場した闇属性・戦士族の下級モンスター。
　手札コストで幻影騎士団かファントムをデッキから墓地へ送る起動効果、他の幻影騎士団・ファントムが墓地から除外された場合に自己再生する誘発効果を持つ。

　(1)は幻影騎士団かファントムを墓地へ送る効果。
　手札コストと効果で２重の墓地肥やしとなり、墓地利用が基本の【幻影騎士団】では実質アドバンテージとなる。
　《幻影騎士団ダスティローブ》を墓地に置き、その効果で《幻影騎士団サイレントブーツ》や《幻影騎士団ステンドグリーブ》をサーチすれば特殊召喚でき、ランク３につながる。

　(2)は自身の自己再生効果。
　【幻影騎士団】は墓地の幻影騎士団・ファントムを頻繁に除外するため発動条件は非常に容易い。
　エクシーズ素材にして除外を防げば、使い減りしないエクシーズ素材として毎ターン活用できる。
　使い捨てになってしまうが、リンク素材や即席の壁としても活用可能。

似た墓地肥やし効果を持つ《幻影騎士団ラギッドグローブ》と比較すると、こちらの(1)で墓地へ送ることができるのは幻影騎士団「モンスター」と指定されている。
もっとも、幻影騎士団魔法・罠カードは同時に指定されているファントムに必ず属するため、実質的な範囲の違いはない。

2021年後半の環境で【幻影騎士団】が主流デッキとして活躍したため、22/01/01に制限カードに指定された。
その後、22/10/01で制限緩和され、続く23/01/01に制限解除された。

下記の英語名及び幻影騎士団に属することを加味すると「ティアー」は「引き裂く・破る」という意味の英単語「tear」だと思われる。
「スケイル(scale・鱗)」が名前にあること、そしてイラストから、モチーフの装備品は布地などを鱗状に編んだ「スケイルアーマー」だろう。
- 英語名の「torn」は上記「引き裂く・破る」を意味する「tear」の過去分詞である。

コナミのゲーム作品において―
「マスターデュエル」では、環境デッキの一角であった【幻影騎士団】規制のために22/05/09から準制限カードに指定された。
その後の22/10/28においてOCGよりも緩い無制限カードに制限解除された。
シングル戦のみのマスターデュエルでは先攻１ターン目で墓地リソースを稼ぐより無効系妨害を多く構えられるデッキの評価が高くなってきており、勇者トークン関連カード実装後の【幻影騎士団】は想定されたほど環境に喰い込んでいけなかったこと、またOCGと異なり幻影騎士団の重要な制圧パーツである《Ｎｏ.７５惑乱のゴシップ・シャドー》が禁止カードであることが今回の制限解除に繋がったと考えられる。