《好敵手の記憶/Memory of an Adversary》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
自分は攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを受け、
そのモンスターをゲームから除外する。
次の相手ターンのエンドフェイズ時、
この効果で除外したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
ABYSS RISINGで登場した通常罠。
攻撃力分のダメージを受けるが、そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する効果を持つ。
コントロール奪取の1種ではあるが、条件が厳しい。
まず発動が攻撃宣言時なので相手に攻撃前にこのカードを除去される可能性が高い。
さらに攻撃力分のダメージを受ける必要があり、終盤になるほど使いにくくなる。
そのモンスターが自分のフィールドに特殊召喚されるのも「次の相手ターンのエンドフェイズ時」とかなり遅い。
この間に《D・D・R》や《虚空海竜リヴァイエール》などを使われればダメージを受けただけ損をすることになる。
永続的に相手モンスターのコントロールを得るなら、交換材料を用意する必要があるものの、《強制転移》の方が手軽でリスクも少ない。
特殊召喚に制限を持つモンスターに対しては除外はできても特殊召喚はできないため、その場合は《次元幽閉》の下位互換に成り下がる。
一応、対象をとらない除外なので、破壊されず対象にもできない耐性を持つモンスターでも除去できる点はこのカードならではの強みである。
使用するならば特化気味の構築にするか、無理なく入るデッキに組み込んでいきたい。
《ガード・ペンギン》等のトリガーにする等するとよいだろう。
《ゴーストリック・マリー》との相性もいい。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXの「十代vsヨハンvs藤原」戦において十代が使用した永続魔法《好敵手の名前》や、アニメZEXALの「遊馬vs凌牙」(4戦目)において遊馬が使用した永続罠《好敵手の絆》など、「好敵手」と書いて他の読ませ方をするカードが他にも存在している。
- 漫画などにある「お互いを高めあう敵同士」を示すのによく使われる表現であるが、ルビなどをつけられない英語では訳すのが難しい言葉でもある。
英語名の「Adversary」は「対戦相手」等の意味を持ち、いくらか日本語に近い意味の単語が選ばれている。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
FAQ †
Q:《虚無魔人》やこのカードの効果で特殊召喚できない 《ダーク・アームド・ドラゴン》を対象に発動することはできますか?
A:できますが、除外とダメージだけで特殊召喚はできません。(12/07/23)
Q:ダメージを与える処理と除外する処理は同時に行う扱いですか?
A:はい、同時に行う扱いです。(12/08/20)
Q:ダメージを与える効果処理時に《デス・ウォンバット》や《マテリアルドラゴン》の効果でダメージを与える処理ができなかった場合、除外する処理は行いますか?
A:いいえ、行いません。(12/07/28)
Q:攻撃力が0のモンスターが攻撃した時に発動できますか?
A:はい、発動する事自体はできますが、その場合このカードの効果でダメージを与えられないため、除外する事はできません。(12/07/30)
Q:特殊召喚はチェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、作られません。(12/07/28)
Q:このカードを発動した時、相手モンスターを対象に取りますか?
A:いいえ、《次元幽閉》とは違い、対象をとらない効果となります。(12/10/15)
Q:このカードの発動に対して《神の警告》は発動できますか?
A:はい、発動できます。
なお、次の相手のターンのエンドフェイズ時に除外したモンスターを特殊召喚するタイミングでは《神の警告》を発動する事ができません。(12/07/29)
Q:相手モンスターの攻撃宣言時にこのカードを発動し、それにチェーンして《地獄の扉越し銃》を発動して、相手にダメージを与えました。
この場合、攻撃宣言を行った相手モンスターを除外する処理は行われますか?
A:いいえ、自分がダメージを受けていないので、攻撃宣言した相手モンスターを除外する処理は行いません。(14/01/31)
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