《蛇神ゲー/Divine Serpent Geh》 †
特殊召喚・効果モンスター
星12/闇属性/爬虫類族/攻 ?/守 0
このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドのモンスターが相手の攻撃・効果で破壊された場合、LPを半分払って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードは効果の対象にならない。
(3):このカードが相手モンスターを攻撃するダメージステップの間、
そのモンスターの効果は無効化され、攻撃力は元々の攻撃力の半分になる。
(4):このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードの攻撃力は、フィールドのモンスターの一番高い元々の攻撃力と同じになる。
遊戯王デュエルモンスターズ アニメコンプリートガイド 千年の記憶 付属カードで登場した闇属性・爬虫類族の特殊召喚モンスター。
ライフ半分をコストに手札から自身を特殊召喚する誘発効果、効果の対象にならない永続効果、攻撃時に戦闘相手のモンスター効果を無効にして攻撃力を元々の攻撃力の半分にする永続効果、戦闘時に攻撃力をフィールドの一番高い元々の攻撃力の数値と同じにする誘発即時効果を持つ。
召喚条件は自分フィールドのモンスターが相手によって破壊された場合と緩く、ライフコストこそ大きいものの特殊召喚自体は難しくない。
一方、自爆特攻や自分のカードの効果による能動的な破壊では条件を満たさないため、意図的なコンボに組み込むことは難しい。
(4)の効果で高攻撃力をコピーできなければ相手への影響力は低く、簡単に除去されればライフコスト半分のディスアドバンテージだけが残るため、このカードを特殊召喚するタイミングは見極める必要がある。
《キングレムリン》等の爬虫類族サポートカードを使用でき、《悪夢再び》でサルベージできるため、手札に呼び込むことは容易である。
ただし、手札にこのカードが存在することを知られている場合、相手はこのカードを出される前提でモンスターを破壊するはずであり、対抗手段を用意されている可能性が高い。
(2)は効果の対象にならない耐性効果。
単体除去を受け付けないが、《ブラック・ホール》等の対象を取らない破壊効果も多いので過信はできない。
自分のカードの効果も対象に取れないため、守りを固める場合は対象を取らずに破壊耐性を付与できる《神縛りの塚》が良いだろう。
また、手札に同名カードがあれば、このカードの破壊をトリガーとして同名カードを特殊召喚できるため、ライフコストが必要になるもののフィールドが空になることは防ぐことができる。
(3)は、自身の攻撃時に戦闘相手のモンスター効果を無効にし、更にその攻撃力を元々の攻撃力の半分にする効果。
(4)の効果と併用することで、攻撃時ならば《邪神ドレッド・ルート》や《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》といった極めて高い戦闘能力を持つモンスターすら一方的に戦闘破壊できる。
永続効果によって攻撃力を元々の攻撃力の半分に上書きするため、《オネスト》などモンスターを強化するタイプのコンバットトリックも意味をなさない。
また効果を無効にすることから、戦闘破壊耐性を持つモンスターやリバースモンスターにも強い。
ただし、変化するのは攻撃力であるため、(4)の効果で高打点を得ていない場合、高い守備力を持つ壁モンスターには手が出せない。
(4)は、戦闘時にフィールドで最も高い元々の攻撃力をコピーできる効果。
コピーした攻撃力はターンを跨いでも保持することができ、このモンスター効果の発動も任意であるため、最初に高い攻撃力を得られれば戦局を有利に進めることができる。
こちらは(3)の効果とは異なり相手ターンでも発動できるため、自身より高い攻撃力を持つモンスターに攻撃を仕掛けられても相打ちに持ち込むことが可能である。
ただし、(4)の効果も参照するのが元々の攻撃力であるため、戦闘を行うモンスターの攻撃力が元々の攻撃力より高く、なおかつこのカードの攻撃力を上回る場合は戦闘破壊される。
逆に言えば、モンスターの攻撃力が元々の攻撃力より低ければ突破されることはないため、《強者の苦痛》などの弱体化系カードとは相性が良い。
フィールドに元々の攻撃力が高いモンスターが存在していれば、(4)の効果により高攻撃力を確保できるため、ある程度の耐性と高い突破力を備えたモンスターとして場を制圧できる。
一方で、フィールドに元々の攻撃力が高いモンスターが存在していなければ頼りない打点となり、返しのターンで戦闘破壊されるリスクも高まる。
ライフ半分という重いコストから効果を生かせないまま除去されると大きなディスアドバンテージとなるため、特殊召喚するタイミングは見極める必要がある。
- 「ゲー」とは古代ギリシャ語で「地球・大地」、およびその擬人化であるギリシャ神話の地母神「ガイア(ゲー/ジーア)」を意味する言葉である。
なお、「ガイア」と「ゲー」は単語として同じ意味ではあるが、「ガイア」の方が詩的な表現である。
アニメにおける使用者のダーツは「オレイカルコスの正体は地球の怨念である」と述べており、それを象徴するモンスターと言える。
また、古代から蛇は「死と再生の象徴」としても扱われているが、これは「今の人類を滅ぼして、新たな人類を誕生させる」というダーツの思想を反映している。
- 後述の通り、アニメでは攻守が無限大(∞)であったため、おそらく「ウロボロス」もイメージされていると思われる。
- OCGのイラストの背景には、このモンスターの全身と思しきものが映っているが、アニメでは異次元空間から頭部と身体の一部のみを出現させており、全体像がどうなっているかは不明のままであった。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
(3)の効果について †
Q:このカードで攻撃力1400の《エルフの剣士》を攻撃したところ、ダメージステップに《エルフの剣士》を対象に《突進》が発動されました。
この場合、《エルフの剣士》の攻撃力はいくつになりますか?
A:調整中。(17/05/29)
Tag: 《蛇神ゲー》 モンスター 特殊召喚モンスター 効果モンスター 星12 闇属性 爬虫類族 攻? 守0 正規の方法以外での特殊召喚不可