《聖杯の継承/Heritage of the Chalice》 †
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分のデッキ・墓地から「聖騎士」モンスター1体または「聖剣」カード1枚を選んで手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在し、
「聖剣」装備魔法カードを装備した自分の「聖騎士」モンスターが
戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
このカードを手札に加える。
EXTRA PACK 2019で登場した通常魔法。
デッキ・墓地から聖騎士または聖剣を手札に加える効果、聖剣を装備した聖騎士が戦闘破壊され墓地へ送られた場合に自身を手札に加える効果を持つ。
(1)は、聖騎士または聖剣をサーチ・サルベージする効果。
コンボ性の高い【聖騎士】や【焔聖騎士】においては、《増援》・《戦士の生還》・《アームズ・ホール》の全てを兼ね備えた、非常に利便性の高い効果と言える。
サーチ・サルベージの双方に対応するため、序盤から終盤まで腐ることも無い。
唯一の欠点は1ターンに1度の制限がある点であるが、それ以上に利便性が高いので【聖騎士】・【焔聖騎士】にフル投入する価値はあるだろう。
それ以外でも、特定の聖騎士または聖剣をキーカードにするデッキにもセットでの出張採用を検討できる。
例えば【BK】・【イグナイト】等の戦士族・炎属性を中心としたデッキでは《『焔聖剣−デュランダル』》を経由する事で間接的なサーチ手段となる。
レベル6以下の獣族・風属性をキーカードとするデッキでは、《聖騎士の盾持ち》と合わせて採用する事で初動の安定性を高められる。
【エルフの剣士】では《エルフの聖剣士》のサーチ目的の必須カードと言える。
(2)は、自身をサルベージする効果。
しかし、聖剣を装備した聖騎士が戦闘破壊される機会は少ないため、発動条件を満たすのは困難である。
牽制としても期待しにくいため、使えればラッキーと割り切るべきか。
- 英語で「Heritage」は「継承される財産・遺産」を意味する。
「Chalice」は「聖杯」の事であり、その中でも聖騎士・聖剣に関係する事から『アーサー王伝説』に登場する物をモチーフとしているのだろう。
王となったコンスタンティンの背景にも聖杯がある事から、アーサー王からコンスタンティンが王位を継承し、それをギネヴィアが見守っているシーンなのかもしれない。
なお、アーサー王物語の作中でアーサー王がコンスタンティンへ王位を譲るシーンは無く、遊戯王におけるアーサー王物語のオリジナル要素と言える。
- 現代の創作では、「アーサー王自身が王に選ばれたことを後悔する」という描写が度々登場しているため、これを意識したイラストの可能性がある。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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