遊戯王カードWiki - 《想い集いし竜》

《想(おも)い集(つど)いし竜(りゅう)/Converging Wills Dragon》 †

チューナー・効果モンスター
星１/光属性/ドラゴン族/攻   0/守   0
自分は「想い集いし竜」を１ターンに１度しか特殊召喚できず、
このカードをＳ素材とする場合、「セイヴァー」モンスターのＳ召喚にしか使用できない。
(1)：このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」として扱う。
(2)：このカードをドローした時、このカードを相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
自分フィールドにレベル８以上のドラゴン族Ｓモンスターが存在する場合、
さらにデッキからドラゴン族・レベル１モンスター１体を特殊召喚できる。

　DAWN OF MAJESTYで登場した光属性・ドラゴン族の下級モンスターのチューナー。
　同名カードを含めた１ターンの特殊召喚回数制限とシンクロ召喚先を制限する効果外テキスト、フィールド・墓地で《救世竜セイヴァー・ドラゴン》として扱う分類されない効果、ドロー時に公開する事で特殊召喚し、特定のシンクロモンスターが存在すればさらにレベル１ドラゴン族をリクルートできる誘発効果を持つ。

　その種族・属性・低ステータス・チューナーの特性によりサポートカードは豊富。
　主な展開手段については《救世竜セイヴァー・ドラゴン》を参照。

　(1)は《救世竜セイヴァー・ドラゴン》として扱う効果。
　これによりシンクロ素材に《救世竜セイヴァー・ドラゴン》を指定するセイヴァーモンスターのシンクロ素材に利用できる。
　こちらの方が特殊召喚効果を持つ分だけ使い勝手が良いが、効果が無効にされるとシンクロ素材に使えず棒立ちになる危険性が高くなるので要注意。

　(2)は自身をドローした時の特殊召喚効果。
　特殊召喚の条件自体は難しくないが、効果外テキストによりシンクロ素材にする場合には用途が限定的になる。
　シンクロ素材以外なら特に制限もないため、場合によってはリンク素材や各種コストなどにしてしまうのもよい。
　ただし、時の任意効果であり、チェーン２以降のドローや《成金ゴブリン》のように他の処理が入ってしまうカードではタイミングを逃す点は注意。

　フィールドにレベル８以上のドラゴン族シンクロモンスターがいれば、任意でレベル１ドラゴン族を追加でリクルートできる。
　しかし、この条件を満たすタイミングで自然とドローするのは難しいため、狙うのならば《光来する奇跡》等のデッキトップ操作と組み合わせたい。
　《スターダスト・ドラゴン》のシンクロ召喚をトリガーとすれば、《セイヴァー・スター・ドラゴン》のシンクロ素材が揃う。
　レベル９ドラゴン族のシンクロ召喚をトリガーにすれば、《シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン》のシンクロ召喚に繋がる。

　特殊召喚先として特に有力なのはサーチを行える《妖醒龍ラルバウール》であり、その後《光来する奇跡》の効果で特殊召喚するチューナーの補充も可能。
　《黒鋼竜》も相性がよく、シンクロ素材・リンク素材にすればレッドアイズをサーチしてさらなる展開を狙える。
　他にレベル１・ドラゴン族・光属性が手札・墓地に存在するならばそれらを２体まで特殊召喚できる《スターダスト・ヴルム》も候補となる。
　（このカードも特殊召喚の対象ではあるのだが、このカードの召喚制限故に(3)で展開したターンには特殊召喚できない。）

(2)の効果で参照するレベル８以上のドラゴン族シンクロモンスターはこちらを、特殊召喚できるモンスターはこちらを参照。

テキストには『「想い集いし竜」を１ターンに１度しか特殊召喚できず』とあるが、フィールドでカード名が変わる関係上、特殊召喚されたのは《救世竜セイヴァー・ドラゴン》として扱われる。
（例：《アームド・ドラゴン・サンダーＬＶ７》を特殊召喚した場合、《アームド・ドラゴンＬＶ７》を出した扱いとなるので《アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン》の召喚条件を満たす）
つまり、厳密には（効果が無効化されていない限り）《救世竜セイヴァー・ドラゴン》を特殊召喚したわけであり、《想い集いし竜》は特殊召喚された扱いにはならない。
これではこのカードの効果外テキストが意味を為さない様に見えるが、「元々のカード名が《想い集いし竜》となるモンスターの特殊召喚は１ターンに１度」であると裁定が出ている。
- 第９期以前のテキストでは『「○○」の効果は１ターンに１度』という効果外テキストが見られたが、カード名を変更したとしてもこの制約は回避できず、元々のカード名が問われていた。
  第10期以降に『このカード名の効果は』というテキストに変更されたのと同様に、このカードも正式な表記では『このカード名のカードを１ターンに１度しか特殊召喚できず』と読み替えると良い。

イラストは《救世竜セイヴァー・ドラゴン》と、アニメ5D'sに登場した赤き竜の中間のような姿である。

アニメ5D'sで《救世竜セイヴァー・ドラゴン》がドローされる際には、シグナーの思いと痣がデュエリストに結集し、「赤き竜」が出現する演出が見られる。
カード名の「想い集いし竜」という表記はこの演出を意識したものだろう。

遊戯王カードゲーム25周年イベント「遊戯王デュエルモンスターズ決闘者伝説 QUARTER CENTURY」デュエルオペラ『遊☆戯☆王5D’s ～不動遊星 vs ジャック・アトラス～』で不動遊星役の宮下雄也氏、ジャック・アトラス役の星野貴紀氏双方とも使用。
どちらも(2)の効果で特殊召喚され、それぞれ《セイヴァー・スター・ドラゴン》、《セイヴァー・デモン・ドラゴン》のシンクロ素材となった。
宮下氏は(2)の追加効果で《スターダスト・ヴルム》をリクルートしている。

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