《対壊獣用決戦兵器メカサンダー・キング/Super Anti-Kaiju War Machine Mecha-Thunder-King》 †
効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻2200/守2100
このカード名の(4)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):お互いのメインフェイズにこのカードを手札から捨てて発動できる。
元々の持ち主が相手となる自分フィールドの「壊獣」モンスター1体を選んで除外する。
その後、自分の墓地からモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
(2):「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(3):フィールドのこのカードは他の「壊獣」カードの効果を受けず、
「壊獣」モンスターとの戦闘では破壊されない。
(4):自分エンドフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
EXTRA PACK 2019で登場した光属性・機械族の最上級モンスター。
相手から送りつけられた壊獣を除去した上で自分モンスターを蘇生できる誘発即時効果、壊獣共通の1体制限の分類されない効果、壊獣に対する戦闘・効果耐性の永続効果、自己再生できる誘発効果を持つ。
(1)は持ち主が相手の壊獣を除外し、モンスターを蘇生する効果。
自分モンスターをリリースして送りつけられた壊獣や、《妨げられた壊獣の眠り》で特殊召喚された壊獣を除外して蘇生を行える。
壊獣は制圧崩しの代表的な手段であるが、このカードを使えば壊獣にリリースされてしまった制圧用モンスターを即座に蘇生できる。
また、相手の壊獣の攻撃や効果を防ぎたいのであればこのカードを蘇生してもよい。
(2)は壊獣共通の1体制限、(3)は壊獣に対する戦闘及び効果への耐性。
(2)で自身に対するリリース除去を防ぎ、(3)で壊獣モンスターや《妨げられた壊獣の眠り》に処理されない壁となる。
ただし自身の攻撃力は低く、フィールドで能動的に使える効果もないので膠着状況に陥りやすい。
また、(3)の効果は自分の壊獣カードに対しても適用されるため、《壊獣の出現記録》で破壊することもできない。
(4)はデュエル中に1度だけ発動できる自己再生。
どこから墓地へ送られても発動可能なので条件は緩い。
壊獣にリリースされたくないモンスターが存在する時に蘇生しておけば、(2)の効果により相手は壊獣の送りつけができなくなる。
ただし壊獣以外への耐性はなくステータスも低めなため、壊獣以外の方法であっさり排除される可能性も高い。
自分エンドフェイズという遅さも難点だが、容易に特殊召喚できるレベル9には変わりないので、《星遺物の胎導》の2つ目の効果の発動条件にはしやすい。
壊獣モンスターではあるが、既存の壊獣カードとのシナジーはほとんどない。
ただし、《対壊獣用決戦兵器スーパーメカドゴラン》と違い、《妨げられた壊獣の眠り》の特殊召喚に対応しており、壊獣カウンターを使用される恐れもないため、先述の壊獣以外の除去で退かせればほぼ一方的にメリットを享受することができる。
一方、【壊獣】に対するメタ性能はかなり高く、初めからメタカードとして運用することになる。
相手が壊獣を使わなければ腐るので、環境で壊獣が流行している場合にサイドデッキに投入し、適宜投入するという運用になるだろう。
(4)にのみ注目して【レベル9】にピン挿しするという事は検討できるか。
《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》と共に採用しておけば《妨げられた壊獣の眠り》の発動も可能になる。
機械族なので《ディープ・スペース・クルーザー・ナイン》の手札コストとしても利用できる。
変わったところでは、《サイバー・ドラゴン・ネクステア》で蘇生できるので、種族・属性の面でシナジーがある【サイバー・ドラゴン】に組み込むのも良いか。
- モチーフは1991年の映画『ゴジラVSキングギドラ』に登場した「メカキングギドラ」で間違いないだろう。
メカキングギドラはゴジラに敗れたキングギドラを23世紀の技術で改造したサイボーグ怪獣であり、中に人が乗り込んで操縦する。
ゴジラとの戦闘の末、相打ちとなり海に落下するが後にサルベージされ、メカゴジラの技術へ転用された。
(4)のデュエル中に1度だけ自己再生できる効果はこの点を意識したものだろうか。
- メカキングギドラにはタイムマシンが組み込まれており、劇中終盤にてゴジラを倒すべく未来から登場する。
(1)は壊獣を倒し、犠牲の起きた歴史を書き換えるイメージだろう。
- オリジナルの《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》に比べると攻撃力が1100ダウンしており、壊獣の中でも低い部類に入る。
劇中でも単純な戦闘力ではややゴジラに押され気味の傾向が窺えたが、人間が戦術をサポートしている点と対ゴジラを意識した装備で何とか相打ちに持ち込めている。
このカードも単純な攻撃力ではゴジラに劣るものの、(3)による耐性で膠着状態に持ち込める様にデザインされている。
- モチーフとなったメカキングギドラは三つの首の内、中央の頭は機械でできている。
このモンスターは2つの頭に加え、竜の頭のようにも見える巨大なレーザー砲といった趣のイラストであり、機械化された頭の位置は違うものの、モチーフに忠実なイラストと言えるだろう。
関連カード †
収録パック等 †
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