《天地返し/The Great Noodle Inversion》 †
通常罠
(1):自分のデッキの一番下のカードを手札に加える。
その後、自分のデッキからカード1枚を選んでデッキの一番下に置く。
DARKWING BLASTで登場した通常罠。
デッキの一番下のカードを手札に加え、デッキのカードをデッキの一番下に置く効果を持つ。
通常罠で損失なく1枚分デッキ圧縮させられる点では《強欲な瓶》と同じである。
あちらと違い手札に加えるのがデッキの一番下であるが、この点はデッキ操作なしではデッキのカードをランダムに1枚加えるということで変わらない。
このカードはさらに任意のカードをデッキの一番下に送れるため、引きたくないカードをドローしないようにできる。
また同名カードが複数枚ある場合には2枚目以降の同名カードを実質無制限サーチに変えることもできる。
デッキの任意のカードをデッキの一番下に置けるカードというのはこのカードが初であり、《運命のウラドラ》・《見世物ゴブリン》のサポートに使うことも考えられる。
コンボ先の汎用性を考えるならば、《金満で謙虚な壺》であればデッキの一番下をある程度操作することができるため相性がいい。
カテゴリ全体でデッキの一番下の操作を多用する【アダマシア】ではほぼ無制限のサーチカードへと変貌するほか、エクストラデッキからの展開が可能な《鎖龍蛇−スカルデット》と組み合わせて質の高い手札交換とする使い方もある。
《PSYフレーム・ドライバー》をドローするとテンポ・アドバンテージの損失が大きい【PSYフレーム】では、《PSYフレーム・ドライバー》をデッキの一番下に送れるカードの一枚である。
変わったところでは、《騎甲虫スティンギー・ランス》や《蟲惑の誘い》など、墓地・除外ゾーンからデッキボトムに任意のカードを戻す効果を多く有する【昆虫族】では疑似的なサルベージカードのような運用ができる。
それらと組み合わせずとも腐るわけではなく、また蟲惑魔や落とし穴はあまり採用しないがリンク3の昆虫族として《アティプスの蟲惑魔》を扱う場合は通常罠の嵩増しにもなる。
なお《強欲な瓶》はドローであるが、こちらはサーチであるため、引っかかるメタが異なる。
ドローではないため《強欲で金満な壺》や《金満で謙虚な壺》による制限も受けない。
- 「天地返し」とは、農地を深く耕し、表面の土と深い部分の土を入れ替えることを言う。
しかしイラストを見るに、ラーメンの食べ方のひとつである「天地返し」の方がモチーフだろう。
- ラーメンの食べ方における「天地返し」とは、主に具が山盛りとなった「二郎系ラーメン」で行われる食べ方のひとつ。
麺をスープから引き出して伸びる事を防ぎつつ先に食べ、その間に野菜をスープに浸して味をつける事が目的とされている。
ただ、二郎系の麺は元々伸びにくく、野菜も元から味がついているのでその効果は疑わしく、そもそも野菜から食べた方が血糖値も上がりにくい。
また、イラストのように一気にひっくり返すやり方は実際には不可能で、何度も麺を引き出しては野菜の上に乗せる作業を繰り返す必要があるため、手間がかかる。
- 二郎系ラーメンは日本発祥の料理であるため、英語名にはより伝わりやすくするため「Noodle」が使われている。
- ラッシュデュエルを元にしたアニメゴーラッシュ!!では、同じく二郎系ラーメンをモチーフとしたモンスター《火麺魔汁マスホド・ヘルシーザー》が登場した。
関連カード †
収録パック等 †
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