粘糸壊獣(ねんしかいじゅう)クモグス/Kumongous, the Sticky String Kaiju》

効果モンスター
星7/地属性/昆虫族/攻2400/守2500
(1):このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、
手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
(2):相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
(3):「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(4):相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、
自分・相手フィールドの壊獣カウンターを2つ取り除いて発動できる。
次のターンの終了時まで、そのモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。

 EXTRA PACK 2016で登場した地属性昆虫族最上級モンスター
 壊獣共通の3つの分類されない効果相手モンスター召喚・特殊召喚に成功した時に壊獣カウンターを2つ取り除いて攻撃効果を封じる誘発効果を持つ。

 (1)〜(3)の壊獣共通の効果については壊獣を参照。

 (4)の固有効果召喚特殊召喚時限定の《デモンズ・チェーン》と言ったところ。
 自分フィールドで運用する分には、わずかなコスト相手の攻め手を封じられるため使いやすい。
 ただし、壊獣共通効果相手フィールド特殊召喚すると、固有の効果相手ターンにも発動できる点が仇となり、その後のこちらの攻め手を妨害される恐れがある。
 コストの軽さも敵に回すと厄介なので、相手フィールドへの特殊召喚は、できる限り壊獣カウンターが貯まるカードが存在しない状況で行いたい。

 昆虫族なので《共振虫》によるサーチ《代打バッター》による特殊召喚も可能。
 《魔王龍 ベエルゼ》など、突破の難しいモンスターを相手にした場合でも、このカード《アーマード・ビー》の2枚があれば殆どのモンスターを突破できるようになる。
 同じく昆虫族壊獣である《怪粉壊獣ガダーラ》とはサポートが共有でき、効果も一長一短である。
 事故の可能性も増えるが、フォローできるならば【昆虫族】に単体もしくはセットでの採用も検討できる。

 地属性では初めての高ステータスカードディスアドバンテージなく送りつけられるモンスターなので、《地霊使いアウス》等とのコンボが狙える。
 それらリバースモンスター反転召喚リバースのため(4)の効果をすり抜けられるので、実戦的な相性も悪くない。

 壊獣の中では《海亀壊獣ガメシエル》よりも攻撃力が僅かに高いため、単純な除去カードとして採用するならそちらの方が優先される。
 除去として採用するなら、壊獣の中で2番目に攻撃力が低いという性質を活かしたい。
 例えば、壊獣を2枚採用する場合にこのカード《海亀壊獣ガメシエル》を1枚ずつ採用することで、2枚とも手札に来てしまった場合も《海亀壊獣ガメシエル》相手フィールド特殊召喚した後、このカードを(2)の効果特殊召喚することで、腐ることなく一方的に戦闘破壊できる。
 他にも、《海亀壊獣ガメシエル》に比べるとこちらはレベル7なので《七星の宝刀》を採用するデッキではこちらの方が手札事故になりにくい。
 さらに、他のレベル8以上の壊獣と違って、レベル7のこのモンスターペンデュラム召喚しやすいという点でも手札事故になりにくく、【メタルフォーゼ】などで採用が検討できる。

  • 名前やモチーフから、東宝の特撮映画であるゴジラシリーズに登場する「大蜘蛛怪獣クモンガ」が元ネタと思われる。
    クモンガは1967年公開の『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』から登場した怪獣で、怪獣王ゴジラの動きすら止める強靭な粘着力がある糸と、獲物である他の怪獣を容易く仕留められるほどの強力な毒針を武器とする。
    これらの能力が相手モンスターの動きを封じ込める効果に反映されたのかもしれない。
  • 英語名のStickyは「粘つく、べとべとする」、Stringは「糸」を意味し、かなり忠実な翻訳が行われている。

関連カード

―蜘蛛をモチーフとするカードの一覧は《蜘蛛男》を参照。

イラスト関連

―《粘糸壊獣クモグス》の姿が見られるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

(4)の効果について

Q:ダメージステップ発動できますか?
A:できません。(16/09/10)


Tag: 《粘糸壊獣クモグス》 モンスター 効果モンスター 星7 地属性 昆虫族 攻2400 守2500 壊獣

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