《魔封じの芳香/Anti-Spell Fragrance》 †
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いに魔法カードはセットしなければ発動できず、
セットしたプレイヤーから見て次の自分ターンが来るまで発動できない。
遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 付属カードで登場した永続罠。
自分・相手ともに魔法カードの使用を制限する効果を持つ。
魔法カードの発動を1ターン遅らせることができるのが最大の特徴。
引いてすぐ使える即効性が魔法カードの特長であるだけに、それを潰すこのカードの影響力は大きい。
デュエルが高速化するほどに影響力が増すカードで、今日では先攻がこのカードを伏せ、後攻の行動をこのカードで封じ、3ターン目に勝負を決めてしまうという場面も少なくない。
また、相手が伏せた魔法カードをセット中に破壊すれば、発動する機会を与えずに除去する事が可能。
毎ターン伏せ除去ができるモンスターと併用するなどして、相手が伏せたカードを全て除去してしまえば、相手は魔法カードを一切使用する事ができなくなる。
《サイクロン》や《ハーピィの羽根帚》も1ターン待たなければ発動できないため、このカード自身も除去されにくい。
通常の魔法カードに対しても効果てきめんだが、それ以上に刺さるのがペンデュラム召喚である。
ペンデュラムモンスターはペンデュラムゾーンに裏側表示でセットする事ができないため、通常の魔法カードと異なり「1ターン伏せておいて発動する」事ができない。
このカードが存在している限りペンデュラムゾーンにカードを発動する事はできず、先攻でこのカードを出してしまえば十中八九【ペンデュラム召喚】を完封する事ができる。
ペンデュラム召喚の登場以降、メタとしてサイドデッキに搭載される事が多くなっている。
欠点としては、自分も魔法カードを一度セットしなければ発動できなくなる点が挙げられる。
自分が魔法カードを使えるだけ使った後でこのカードを伏せ、次の相手ターンに発動させれば、影響は最小限に抑えられる。
このカードに限ったことではないが、一時的に無効にしたり、バウンスしたりするカードと併用すれば相手のみを一方的に拘束することも可能である。
永続罠をリリースしてアドバンス召喚できる真竜や、永続罠を墓地へ送る事で特殊召喚する《神炎皇ウリア》等との相性も良い。
- また、罠カードが少なくなった第9期以降ではデッキ内で魔法カードが占める割合も多く、その意味でもこのカードが与える影響は時を追うごとに相対的に大きくなっている。
- 原作・アニメにおいて─
アニメGXの「十代vs明日香」(2戦目)でこのカードの効果を相手のみに限定した効果を持つモンスター《雪の妖精》を明日香が使用した。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:速攻魔法はどうなりますか?
A:速攻魔法も手札から発動することはできなくなり、一度セットして、次の自分のターンから発動できるようになります。(12/07/20)
Q:《おジャマジック》の効果は発動しますか?
A:発動します。(09/08/20)
Q:《魔封じの芳香》適用下で《ポルターガイスト》は手札から発動できますか?
A:手札からの発動はできません。
Q:《魔封じの芳香》の効果を《神禽王アレクトール》の効果によって無効にしたターンに《サイクロン》等の速攻魔法をセットした場合、次の相手のターンにその速攻魔法は発動できますか?
A:発動できます。(10/11/11)
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