遊戯王カードWiki - 《竜儀巧－メテオニス＝ＤＡＤ》

《竜儀巧(ドライトロン)－メテオニス＝ＤＡＤ》 †

儀式・効果モンスター
星１２/光属性/機械族/攻5000/守5000
「流星輝巧群」により降臨
(1)：自分フィールドの他の「ドライトロン」モンスターは相手の効果では破壊されない。
(2)：１ターンに２度まで、相手がモンスターの効果を発動した時、
攻撃力の合計がそのモンスターの元々の攻撃力以上になるように、
自分の墓地から「ドライトロン」モンスターを除外して発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3)：儀式召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから攻撃力４０００の儀式モンスター１体を儀式召喚扱いで特殊召喚する。

　INFINITE FORBIDDENで登場した光属性・機械族の儀式モンスター。
　他のドライトロンモンスターに効果破壊耐性を付与する永続効果、墓地のドライトロンを攻撃力の合計が相手モンスターの元々の攻撃力以上となる様に除外することでそのモンスター効果の発動を無効にして破壊する誘発即時効果、儀式召喚した自身が相手によって破壊された場合に手札・デッキの攻撃力4000の儀式モンスターを儀式召喚扱いで特殊召喚する誘発効果を持つ。

　既存のドライトロン儀式モンスターに比べると攻守のステータスが1000ずつ高い。
　より戦闘に強くなった反面、ドライトロン儀式魔法を用いる際にレベル１ドライトロン２体で儀式召喚できない欠点でもある。
　レベルに関する効果を持たないので《天極輝士－熊斗竜巧α》やドライトロン儀式モンスターを儀式召喚のリリースに充てやすい。
　フィールドと墓地に１体ずつ用意した上で《流星極輝巧群》を使用すれば、毎ターンフィールドと墓地のこのカードを入れ替えられる。
　自分ターンではバトルフェイズの追撃になる他、効果の使用に同名カードの制限もないため、相手ターンでは(2)による妨害が更に強化される。

　(1)は他のドライトロンモンスターへの効果破壊耐性の付与。
　戦線維持に貢献するが、自身に適用されない点と自分の効果破壊には対応しないのが欠点。
　自身の破壊に関しては(3)でカバーできるが、重いこのカードを展開した上で更なる展開が求められるため、適用可能な状況を作り出せれたら恩恵を受けられる程度に捉えておくのが無難か。

　(2)は相手のモンスター効果の発動の無効化と破壊。
　１ターンに２度まで使用可能且つフィールド以外での発動にも対応し、加えて除去まで行えるので、その制圧力は高い。
　コストにはトリガーとなったモンスターの元々の攻撃力以上となるようにドライトロンを墓地から除外する必要がある。
　相手モンスターの攻撃力次第だが、大型モンスターに対して使用する場合は２体程度の消費は計算されるため、墓地リソースは相応に失う。
　起点となる小型モンスターを潰す運用ならばレベル１ドライトロン１体でも賄えるため、そちらを基本運用とするのも良いだろう。

　(3)は攻撃力4000の儀式モンスターの儀式召喚扱いでの特殊召喚。
　基本的には同名カード以外のドライトロン儀式モンスターをリクルートする形となる。
　儀式召喚扱いでの展開なのでそれらの効果の使用には支障がなく、蘇生制限も満たせるのはありがたい。
　ただ、相手によって破壊された場合という受動的な発動条件故に実際の発動機会が訪れるかは微妙なところ。
　実戦では自身に対する相手の除去をある程度牽制する効果と認識しておくのが良いだろう。

　総じて、そのステータスと(2)の効果により対モンスターには滅法強く、相手のデッキ次第では高い制圧力で場を支配できる。
　反面、魔法・罠カードによる破壊以外の除去や壊獣など弱点もはっきりしており、重い消費に見合った活躍を見せられずに除去される可能性もある。
　良くも悪くも得手不得手がはっきりしており、相手のデッキ傾向を見極めた上で使用を考えたい。