《六花来々/Rikka Konkon》 †
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「六花」モンスターが存在する場合に発動できる。
デッキから「六花」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は植物族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):1ターンに1度、自分が「六花」カードの効果を発動するために自分フィールドの植物族モンスターをリリースする場合、
自分フィールドの植物族モンスター1体の代わりに相手フィールドの表側表示モンスター1体をリリースできる。
POWER OF THE ELEMENTSで登場したフィールド魔法。
六花モンスターが存在する場合に六花魔法・罠カードをデッキからセットできる効果、六花の効果の発動時のリリースコスト1体に相手の表側表示モンスター1体を使用できる効果を持つ。
(1)はデッキからの六花魔法・罠カードのセット。
発動条件は六花モンスターが存在する場合と緩く、発動後の展開制限も【六花】ならば然程のものでもない。
そのターンの展開を狙うのならばサーチカードの《六花絢爛》を、返しのターンの制圧を狙うのならば罠カードを選ぶと良い。
(2)は相手モンスターを六花の効果の発動時のリリースコストに利用できる効果。
ボード・アドバンテージ+2の有用な効果であり、【六花】でのディスアドバンテージ軽減に大きく役立つ。
コストとしてリリースというのは「リリースされない」「(魔法カードの)効果を受けない」以外のほぼあらゆる耐性をすり抜け、チェーンすら許さない非常に強力な除去でもある。
類似効果の《闇黒世界−シャドウ・ディストピア−》と同じく、1ターンに1度かつ1体までしか代用できない点は意識して、使いどころは見極めたい。
なお、カード名指定のない1ターンに1度であるため張り直しをすれば複数回の適用が可能である。
また、《六花精プリム》の(1)のように「自分モンスターがリリースされた場合」という条件を満たせない点にも注意。
- カード名は、有名な日本の童謡『雪』の歌い出し「雪やこんこ霰(あられ)やこんこ」でも使われる「こんこ」を意識したものか。
この言葉は「来む来む」が語源という説があり、「雪よ来なさい降りなさい」という雪を呼ぶ様子を意味する。
また、六花が水属性であるため、「水などが尽きることなく湧き出てくる様子」を意味する「滾滾(滾々)」も意識しているのかもしれない。
- 『雪』の歌い出しは「雪やこんこん」と間違えられやすいが、正しくは「雪やこんこ」である。
もっとも、上記の語源が正しいとするのならば、正しくは「こんこん」となるのだが。
- 『雪』が作られたのは明治44年だが、その10年前の明治34年には瀧廉太郎が『雪やこんこん』という童謡を作曲している。
こちらの歌い出しは「雪やこんこん」であり、上記の一般的な間違いはこちらとの混合が原因と考えられている。
- お菓子メーカーの「六花亭」には「雪やこんこ」という商品が存在する。
偶然であろうが、エクシーズモンスターを思わせるブラックココアビスケットである。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
(2)の効果について †
Q:自分フィールドにこのカードが表側表示で存在する状態で、植物族モンスターをリリースして《六花絢爛》を発動する場合、(2)の効果を適用して植物族モンスターではない《D−HERO デストロイフェニックスガイ》を代わりにリリースできますか?
A:このカードの(2)の効果で相手のモンスターをリリースする場合、植物族モンスター以外であってもリリースできるため、(2)の効果を適用し、相手の《D−HERO デストロイフェニックスガイ》をリリースすることができます。(22/04/23)
Q:自分フィールドに《六花来々》《六花聖カンザシ》、相手フィールドに「植物族でないモンスター」が1体存在しています。
自分の手札に植物族モンスターカードはありません。
相手が《サンダー・ボルト》を発動しました。
このとき《六花聖カンザシ》の(2)の効果を適用し、相手のモンスターをリリースすることはできますか?
A:《六花来々》の(2)の効果は、六花カードの効果を発動するためのコストとしてモンスターをリリースする際に、相手のモンスターをリリースすることができる、という意味です。
ご質問の《六花聖カンザシ》の(2)の効果は、この六花モンスターの『効果を発動するため』ではありませんので《六花来々》の(2)によって相手モンスターをリリースすることはできません。
《サンダー・ボルト》によって自分フィールドのモンスターが全て破壊される際に、自分の手札に植物族モンスターが存在するのであれば、《六花聖カンザシ》の(2)の効果を適用して、手札の植物族モンスターを代わりにリリースできます。(22/04/26)
Q:このカードの(2)の効果を適用し、「六花」カードの効果を発動するために相手モンスターをリリースした場合、その相手モンスターは「効果で墓地へ送られた」扱いになりますか?
例えば融合召喚された《ティアラメンツ・ルルカロス》をリリースして《六花精スノードロップ》の(1)の効果を発動した場合、《ティアラメンツ・ルルカロス》の(3)の効果を発動できますか?
A:ご質問の場合、結果的に効果で墓地へ送られた扱いにはなりませんので、《ティアラメンツ・ルルカロス》の(3)の効果を発動することはできません。(23/05/21)
Q:相手の《アンデットワールド》と自分の《六花来々》が適用されており、自分フィールドに《六花精ボタン》が存在します。
自分が《六花の薄氷》を発動する場合、《六花来々》の(2)の効果を適用して相手モンスターをリリースできますか?
A:はい、できます。(23/12/03)
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