《六芒星の呪縛/Spellbinding Circle》 †
永続罠
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターは攻撃できず、表示形式の変更もできない。
選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。
Magic Ruler −魔法の支配者−で登場した永続罠。
相手フィールドのモンスター1体を対象とし、攻撃及び表示形式の変更を封じる効果を持つ。
《拷問車輪》のほぼ下位互換であり、あちらはモンスターの拘束に加えて相手にダメージも与えられる。
《拷問車輪》との違いとしては、《リビングデッドの呼び声》などと同様に、指定モンスターが破壊以外の方法でフィールドから離れた場合、このカードがフィールドに残り続ける点がある。
その後《霞の谷のファルコン》での再利用ができる点や、《マジック・プランター》や《神炎皇ウリア》のコストとして利用できるのは、《拷問車輪》にできない運用と言える。
しかし、このカードと自壊条件が同じで、表示形式変更を封じない代わりにモンスター効果を無効にできる《デモンズ・チェーン》が存在する。
【セルフ・バウンス】や【神炎皇ウリア】でもこれらが優先されるので、採用は難しいだろう。
- イラストに描かれているのは、正三角形を2つ組み合わせた形の六芒星。
これは「ダビデの星」と呼ばれ、ユダヤ教を象徴する図形でもある。
特定の宗教のシンボルをあまりに直接的に使用してしまっているため、日本語版OCG以外のほぼ全てのメディアでイラスト変更などの措置が行われている。
- 海外版のイラストは、全く模様の異なる魔法陣となっている。
また、カード名の「六芒星」の部分は、単に「Circle(サークル、円)」となっている。
- 初登場時のみ、「六芒星」に「ペンタグラム」とルビが振られていた。
「ペンタグラム」は「六芒星」ではなく「五芒星」という意味なので、誤りである。(六芒星は「ヘキサグラム」)
- 原作の「闇遊戯vs人形(マリク)」戦ではこのカードが闇遊戯の手札にあった時のみ何故か表記が「魔法カード」になっていた。
- アニメでは当初よりイラストおよびソリッドビジョンで出現する魔法陣の形が異なり、正三角形を4つ重ねたデザインとなっている。
- 遊戯王Rでは当初普通にこのカードが登場していたが、コミックスではカード名が《三角星の呪縛》に修正され、魔法陣の形も変更されている。(第1巻は第20刷以降)
- 東映版アニメの劇場版における「闇遊戯vs海馬」戦では、原作のこのカードの初登場時と同じカードによる攻防が描かれたが、カード名が《闇十字星の呪縛》に変更されている。
- 原作の文庫版では《呪縛の円陣》というカード名に変更されており、魔法陣の形も三角形を3つ組み合わせたものに変更されている。
ちなみに「闇遊戯vsパンドラ」戦の地下決闘場に描かれていた六芒星も、文庫版では同じ魔法陣に差し替えられている。
- 英語版アニメでは一貫してTCGと同じイラストとなっている。
漫画は日本版と同じだったが、Rでは魔法陣の中身が正三角形1つだけに変更された。
- アニメGXにおける翔の回想シーン中の「翔vsゴリ助」戦でも登場している。
《パワー・ボンド》をドローして勝利を確信した翔は慢心してゴリ助を挑発するが、実はゴリ助はこのカードをセットしており、亮がデュエルを止めに入らなければ翔は敗北していた。
この時の効果は実物のものに修正されているが、イラストは六芒星ではなかった。
- フォルスバウンドキングダムでは、《スペル・バインド》という魔法として登場。
相手モンスター全員を麻痺状態にする。
- カード名やイラストに特定の宗教の要素が強すぎるからか、デュエルリンクスやマスターデュエルでは実装されていない。
《拷問車輪》は実装されているので、デッキ構築上困ることはないだろう。
関連カード †
―《六芒星の呪縛》の姿が見られるカード
収録パック等 †
FAQ †
Q:選択したモンスターが《月の書》などで裏側守備表示になった場合、このカードとの関係は断ち切られますか?
A:いいえ、断ち切られません。(08/10/08)
Q:選択したモンスターがこちらのフィールドにコントロールが移った場合、どうなりますか?
A:攻撃と表示形式の変更はできないままです。(11/07/18)
Tag: 《六芒星の呪縛》 罠 永続罠