《溟界の蛇睡蓮/Ogdoadic Water Lily》 †
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから爬虫類族モンスター1体を墓地へ送る。
その後、自分の墓地に爬虫類族モンスターが5種類以上存在する場合、
自分の墓地から爬虫類族モンスター1体を特殊召喚できる。
デッキビルドパック エンシェント・ガーディアンズで登場した通常魔法。
デッキから爬虫類族モンスターを墓地へ送り、その後墓地の爬虫類族モンスターが5種類以上ならば爬虫類族モンスターを蘇生できる効果を持つ。
溟界の名を冠しているが、効果自体は【爬虫類族】全般で採用できる汎用性の高いものである。
《覇蛇大公ゴルゴンダ》を利用するなら【爬虫類族】以外でも採用が検討できる。
効果の前半部分は爬虫類族専用の《おろかな埋葬》。
爬虫類族専用の墓地肥やしには《スネーク・レイン》も存在するが、こちらはコストが不要であり取り回しがいい。
大量の爬虫類族で墓地を肥やす事が目的の《スネーク・レイン》と異なり、特定の爬虫類族を墓地へ送りたい場合はこちらの方が使い勝手が良いと言えるだろう。
【エーリアン】では《エーリアンモナイト》の蘇生先を下準備なしで用意でき、相性がいい。
効果の後半部分は条件付きではあるが爬虫類族を蘇生できる。
このカードの効果で墓地へ送った爬虫類族で1体分の嵩増しが出来るため、発動時点で墓地に4種類の爬虫類族が存在すれば条件は満たせる。
積極的に墓地を肥やすことができる溟界との相性は良好で、自己再生のリリースコストが重い最上級溟界の展開にも役立つ。
こちらの効果に主眼を置いて蘇生カードとして見た場合、蘇生先の対象をとらないため《D.D.クロウ》や《墓穴の指名者》等に強い。
また、このカードの効果で墓地へ送った爬虫類族をそのまま蘇生する事もでき、擬似的なリクルートカードとしての運用も可能だが、《灰流うらら》により無効にされる点には注意。
墓地肥やしと蘇生を兼ね備えた効果により、墓地へ送りたいモンスターが既にデッキに無い状況でも腐る可能性が低く、デュエル序盤だけでなく終盤にも活躍が期待できる。
墓地へ送ったモンスターとは別のモンスターを蘇生することも含めて、柔軟性が高いカードであると言える。
《スネーク・レイン》とはデッキによって使い分けられるだけでなく下記の通りシナジーも存在するため、【爬虫類族】では両方の採用も検討できる。
- カード名の「蛇睡蓮」は、「蛇」+「邪推」+「睡蓮」だろうか。
「邪推」は「相手の気持ちを疑いつつ探る事」を指し、「睡蓮」は世界各地で見られ水面に葉や花を咲かせる多年生の水草のことである。
- 溟界のモチーフであるエジプトのオグドアド神話では、オグドアド達が睡蓮を産み出し、さらにそこから太陽が産まれたとされる逸話がある。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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