コンバットトリック †
攻撃力・守備力を変動させる効果を持ち、ダメージステップに発動できるスペルスピード2以上のカード、もしくはその効果自体のこと。
名称は「戦闘(combat)」における「仕掛け、企み(trick)」に由来する。
戦闘中にモンスターの攻撃力・守備力を変動させることによって、相手の意表を突いて計算を崩すことを目的とする。
- 相手ターンやダメージステップにも発動できることから、装備魔法やステータス強化の通常魔法より強力とされる。
装備魔法や通常魔法は、発動後に対象が除去される危険性があり、この場合ただカードを消費するだけになってしまう。
一方コンバットトリックの多くは、ほとんどの除去カードが発動できないダメージステップ中に発動できる。
よって、発動後に妨害される可能性も低い。
- ただし、除去カードは非常に豊富であり、コンバットトリックよりもそれらを使った方が相手のモンスターを除去できることが多い。
このため大会でのコンバットトリック採用率はあまり高くなく、攻守強化以外の性能が併載されたフリーチェーンカードの副次要素として活用されるケースが多い。
- 例外的に、手札から発動するモンスター効果によるコンバットトリックは奇襲性が高いため重用されており、《オネスト》や《BF-月影のカルート》は強化数値の大きさも相まって制限カードに指定されたこともある。
また、速攻魔法の《リミッター解除》も長期にわたり制限カードであったが、こちらの場合はその破壊力とデメリット故、むしろ1ターンキル用総攻撃カードとして多用され、「戦闘の計算を崩す」というピンポイントな枠組みを越えるがためにコンバットトリックには見なされ難い例となってしまっている。
- コンバットトリックにあたるカードはダメージステップを参照。
なお、相手の計算を崩す点が重要なため、公開情報になっている攻守増減カードをコンバットトリックと呼ぶことは少ない。
たとえば《サイコ・コマンダー》はダメージステップにモンスターの攻守を下げる効果を持つが、この効果の存在は相手に知られた状態で戦闘が行われるためコンバットトリックには該当しない。
- 広義では、2回攻撃・連続攻撃・直接攻撃・貫通等の「戦闘を有利にする効果を付与するカード」も含まれる。
ダメージ計算を行わせなくする《猪突猛進》のようなカードも、実質的には戦闘を介する効果という認識からコンバットトリックの一類とされやすい。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ・漫画では現実のOCGよりもコンバットトリックにあたるカードの登場頻度が高い傾向にある。
除去カードが少なくモンスター同士でのバトルが求められるため、デュエルの構成として便利な存在なのだろう。- アニメARC-Vに登場した雑誌「Dステップ」の《ヴァンパイア・ベビー》を紹介する記事の中でこの単語が使用されている。
遊戯王シリーズの作品でコンバットトリックという言葉が直接用いられたのはこれが初めてである。
- アニメARC-Vに登場した雑誌「Dステップ」の《ヴァンパイア・ベビー》を紹介する記事の中でこの単語が使用されている。
- コナミのゲーム作品において―
「デュエルリンクス」ではOCGと異なり、モンスター除去・伏せ除去手段が少なめである。
そのため《銀幕の鏡壁》《分断の壁》といったコンバットトリックカードの採用率が非常に高くなる傾向にあった。