引き分け/Draw †
お互いのライフポイントが同時に0になった場合は引き分けとなります。
(公式ルールブック バージョン 1.2より引用)
- ルールブックには「お互いのライフポイントが同時に0になった場合」のみが引き分けの条件として記されている。
しかし、実際には他にもいくつかパターンがあり、厳密には「お互いが同時に勝利条件(敗北条件)を満たした場合」に引き分けとなる。
引き分けになる状況は下記の通りである。
- お互い同時にライフポイントが0になった場合
- お互い同時にデッキが0枚の状態でドローした場合
- お互い同時に特殊勝利(敗北)条件を満たした場合
- 1〜3の複合例
- 原作・アニメにおいて−
原作・アニメにおいても引き分けとなる事は珍しい。
ただ、「負けると命・カード等が奪われる」等のデュエルがアニメでは存在するため、そういった場合に引き分けとなる事が比較的多い。
その中でも有名な引き分けは、「バトルシティ編」の「表遊戯vs洗脳城之内」戦。
このデュエルはライフが無くなった方が海に沈められるデスマッチ状態であり、先に遊戯が城之内を庇って自らのライフポイントを0にし海中に没した。
この直後にマリクの洗脳から解かれた城之内は、遊戯を救出するため遊戯のフィールドの《真紅眼の黒竜》に攻撃をさせ、自らもライフポイント0となった。
なお、OCGのルールでは城之内の勝ちになり、引き分けにはならない。
同デュエル終盤では実際、表遊戯が「2人同時にライフポイント0になれば、2人とも助かる方法があるかもしれない」と引き分けを望んだセリフがある(引き分けを狙う戦術自体はとれなかったが)。
- 原作で発生した引き分けはこの1戦のみであるが、以降の遊戯王シリーズでも引き分けは度々生じており、特にアニメ作品は(2023年現在で)全作品で引き分けが起きている。
(例:アニメDM:「海馬vsアメルダ」(1戦目)、アニメGX:「十代vsカイザー亮」(2戦目)、アニメ5D's:「クロウvsブレイブ」戦、アニメZEXAL:「アストラルvsカイト」戦、アニメARC-V:「権現坂vs刃」戦、アニメVRAINSの「遊作/Playmaker vs了見/リボルバー」(1戦目と3戦目)など。
また、ラッシュデュエル作品でもアニメSEVENSの「蘭世vs凛之助」戦、アニメゴーラッシュ!!の「遊飛(ダマムーからの引継ぎ)vsアイツ」戦で起こっている。)
- 上記の「表遊戯vs洗脳城之内」戦の様に、敗者やデュエル中に死が訪れる状況下で望まぬデュエルを行う場合には引き分けを狙いにいく傾向が見られる。
アニメDM「ドーマ編」での「城之内vs舞」(1戦目)では、舞が敗者の魂を封印する《オレイカルコスの結界》を発動したために城之内が引き分けを狙いにいったものの、ヴァロンの横やりによってデュエルが中断した。
アニメ5D'sの「龍可vsフランク」戦では、精霊世界の怒りを買ったフランクを助けるため、龍可は通常罠《オベロンの悪戯》を発動しお互いに大きなバーンを与え引き分けに持ち込み、デュエルを終わらせ精神を現実世界に引き戻した。
「ジャックvsカーリー」戦でも、ジャックが引き分けにより共に死ぬことを狙いにいくも、その意を察したカーリーが《地縛解放》を発動したことでジャックの勝利となった。
- 初めから引き分けを狙いにいった例としては、アニメZEXALIIの「ミザエルvsドン・サウザンド」戦、アニメVRAINSの「遊作/Playmaker vsリボルバー」(1戦目)がある。
前者は、ミザエルがエースモンスターを使えなかったこともあり、格上のドン・サウザンドに対し後攻1ターン目に引き分け狙いのプレイングをしたのだが、相手のカードによって敗北させられた。
後者は上述したように狙い通り引き分けに持ち込んでいる。
- 上記とは逆に、本来ならば引き分けに持ち込めたのだが事情によりそれを放棄して敗北した例として、アニメDM「乃亜編」の「海馬vs乃亜」戦、アニメGXの「翔vs剣山」戦などが存在する。
- アニメGXの「オブライエンvs覇王十代」戦では、オブライエンが《ヴォルカニック・カウンター》の効果を用いて引き分けに持ち込んでいるが、OCGのルールでは引き分けにならない。
逆にアニメVRAINSの「了見/リボルバーvsライトニング」戦では、ライトニングがお互いへのバーン効果でリボルバーと自分のライフポイントが0になった後、草薙仁の意識データを使ってライフを1増やし自らは引き分けを免れているが、当然これはOCGでは引き分けになる。
- 現在までで同一の対戦カードで複数回引き分けが生じた例はアニメVRAINSの「遊作/Playmaker vs了見/リボルバー」(1戦目と3戦目)が唯一である。
関連リンク †
FAQ †
Q:マッチで引き分けが起きた場合、次のデュエルの先攻後攻は改めて決めるわけですが、サイドデッキとの交換は先攻後攻を決める前と後のどちらで行いますか?
A:サイドデッキのカードと交換を済ませた後に、先攻後攻を決めてデュエルを開始します。(21/06/30)