軍貫(ぐんかん)/Gunkan

 DAWN OF MAJESTYカテゴリ化された「軍貫」と名のついたカード群。
 属するモンスターは全て炎属性水族で統一されている。

  • メインデッキに入る効果モンスターは自身を手札から特殊召喚できる何かしらの効果を持っている。
    また、エクシーズモンスターは全て、エクシーズ素材を使う効果を持たないという特徴があり、以下の共通テキストを持つ。
    このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
    (1):このカードがX召喚に成功した場合に発動できる。
    そのX召喚の素材としたモンスターによって以下の効果を適用する。
    ●「しゃりの軍貫」:自分はデッキから1枚ドローする。
    ●「(特定の軍貫)」:(カードごとの固有効果)
  • 日本食の「寿司」、特に「(ぐん)(かん)()き」がモチーフとなっている。
    カテゴリ名は「艦巻き」と寿司の助数詞「(かん)」を掛けており、モンスターは軍艦巻きの語源でもある軍艦(軍事艦船)のような見た目となっている。
  • 属するモンスター炎属性水族なのは火薬を用いる船である軍艦を意識したものか。
    寿司に必要となるご飯を炊く際に水と火が両方必要ということも意識しているのだろう。
  • 「軍艦巻き」とは酢飯に海苔を巻いたものの上にネタを乗せた寿司の一種。
    いくらや貝柱などのこぼれやすいネタうにしらうおなどの柔らかく握りにくいネタに用いられる技法。
    基本的にはしゃりを海苔で巻くが、海苔の強い味や香りでネタの味が損なわれないように海苔以外の素材で巻くこともある。
    1941年に銀座の老舗『銀座久兵衛』で考案されたとされ、その姿が軍艦に似ていることから名付けられた。
  • 魔法・罠カードカード名から、本格派のお店であることが窺える。
    唐揚げやハンバーグ等のキッズ向けメニューをモチーフとしたモンスターが存在しないのはそのためだろう。
  • 寿司そのものの歴史は古く、文献によると奈良時代の魚類を米と共に塩発酵させる「なれずし」が元と言われる。
    (すし)」「(すし)」「()し」の転訛したものが江戸時代中期頃に「寿司」になったとされ、酢飯を使い形を整えてネタを乗せる形式になったのもこの頃と考えられている。
    戦前の1900年初頭にはすでにアメリカに海外進出しており、今日では「sushi」と訳され日本発祥の世界食となっている。
  • 英語表記でのカテゴリ名はそのまま「Gunkan」であるが、カード名は今のところ一貫して「Gunkan Suship〜」となっている。
    上述した「sushi」に、軍事艦船を意味する「ship」を繋げた、洒落のきいたカード名である。
  • カード名もさることながら、軍港の工廠でクレーン等を用いて実物と同じ寿司を建造しているイラスト、果てはレビューサイトを思わせるフレイバー・テキストなど、これまでOCGに登場したカテゴリの中でも異質な世界観となっている。
    《しゃりの軍貫》フレイバー・テキストは飲食店レビューのような文章だが肝心の食べた感想などは一切なく、むしろ軍艦の製造現場の調査レポートを思わせる名(迷)テキストに仕上がっている。
    • 世界観を共有しているものと思われる《運否の天賦羅−EBI》を見る限り、どうやら「EDO−FRONT」は食べ物の姿をした乗り物を製造する工場地帯のようである。
      「話題沸騰」や「1年間心待ち」という文章から、かなりの人気スポットの模様。
  • 原作・アニメにおいて―
    漫画OCGストラクチャーズの「ダーク黒田vs白米射里」戦において白米が使用。
    黒田はヌーベルズを使用している事から料理デッキ対決となっており、途中からライフポイントが「サイフポイント」に変わってしまった。

関連リンク

―「軍貫」と名のついたモンスター
 ※は「軍貫」に関する効果を持つモンスター

―「軍貫」と名のついた魔法・罠カード
 ※は「軍貫」に関する効果を持つ魔法・罠カード

―その他のリンク

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