(かみ)

  1. 使い道がほとんどない、あるいはまともに機能しないカードの俗称。
    ゲームのカードとしての利用価値に乏しい「ただの紙」という蔑称である。
    本ページで解説する。
  2. デュエル中に使えない状態になってしまったカード。
    腐るを参照。
  3. デジタルゲームと区別した「実物のカード」のこと。
    特に『マスターデュエル(MD)』のサービス開始以降、同作がOCGTCGと遜色ないルールとカードプールでデュエルできることから、比較や区別のために使われることが増えている。
    「MDをきっかけに紙も触ってみた」「あのカードは紙と違ってMDでは禁止されていない」などが用例に挙げられる。

概要

 「明らかな上位互換が存在するような性能が低いカード」を指す意味。
 使い道に乏しく、デッキ構築の段階から採用しづらいカードである。
 より悪意的に表現すれば「ゴミ」「産廃」のようになるが、たとえ「紙」程度でも相手に向けて発して良い言葉ではない。

 「紙」の例には以下のようなものが挙げられる。

  • 登場当初は役に立たないカードがその後の新規カードの登場によって使い道が見出されたり、局所的なメタカードとして使われるなど、環境に出てくる場合もある。
  • 原作・アニメにおいて―
    弱いカード(あるいはそう見えるカード)を「クズ」「ゴミ」等と批判するキャラはシリーズを通して多く登場している。
    そしてその殆どは主人公などの味方サイドによって痛い目を見るのも一種のお約束となっている。
  • 作画を埋める目的で描かれ使用されていないカードシナジーや実用度を完全に無視した「紙」であることが多い。
    例を挙げると、アニメ5D'sのライディングデュエルは通常の魔法カードが使えないのに《光の護封剣》などが登場している。
  • ストーリーの都合上、「紙束」の様なデッキになるケースも存在する。
    寄せ集めのカードで40枚を調達したアニメGXの万丈目、アニメ5D'sの「遊星vs鷹栖」戦の遊星が該当する。
  • アニメARC-Vの沢渡は事前にわざわざ「クズカード」と称した弱いカードを集めて遊矢に投げつけるという手の込んだ嫌がらせをしている。
    しかしその中にあった《ブロック・スパイダー》を直後のデュエルで使用され、手痛いしっぺ返しを食らっている。
  • アニメVRAINSの遊作はPlaymakerとしての正体を隠すため、普段の学校生活中はダミーデッキを持ち歩いており、その内容を見た島は「お粗末なデッキだ」と思わず嘲笑した。
    しかしデュエル部の部長はその発言を即座に叱責しており、作中世界でも一般的には好ましくない暴言である模様。

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