反転召喚/Flip Summon †
フィールド上に存在する裏側守備表示のモンスターを、プレイヤー自らが表側攻撃表示にすることを反転召喚といいます。
反転召喚では、表側守備表示にすることはできません。
また、セットされたモンスターをそのターンに反転召喚することはできません。
(公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0 より引用)
反転召喚とは、1ターンに1度の表示形式変更の権利を使い、セットされたモンスターを表側攻撃表示にすること。
具体的な手順は以下の通り。
- 反転召喚するモンスターを表側攻撃表示にする。
- 《神の宣告》・《昇天の角笛》等の反転召喚を無効にするカウンター罠の発動タイミング。
- 「2.」で反転召喚を無効にされなかった場合、反転召喚が成功。
即座に《ダークゾーン》・《レベル制限B地区》・《人造人間−サイコ・ショッカー》等の永続効果の効果の適用。
- 反転召喚に成功した時に発動する誘発効果の発動の他、《激流葬》等の発動タイミング。
- アニメARC-Vで反転召喚を行ったのは方中ミエルのみで、ミエルは反転召喚を行う際にデュエルディスクにセットされているモンスターを空中に投げて回転させた上で、カードをキャッチするという変わったアクションを交えて行っていた。
- アニメVRAINSで反転召喚を行ったのは財前晃のみであった。
関連カード †
―反転召喚に成功した時に効果を発動するモンスター
関連リンク †
FAQ †
Q:モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に対して《神の宣告》が発動された場合、その発動にチェーンして《デストラクション・ジャマー》を発動できますか?
A:召喚や特殊召喚に対して《神の宣告》が発動した時には《デストラクション・ジャマー》をチェーンできません。(モンスターはフィールドに出る前に破壊されることになりますので、「フィールドのモンスターを破壊する効果」とみなされません。)
反転召喚やデュアルモンスターの再度の召喚に対して《神の宣告》が発動した時には《デストラクション・ジャマー》をチェーンできます。(「フィールドのモンスターを破壊する効果」とみなされます。)(23/10/02)
Q:自分のモンスターゾーンに裏側守備表示の《ラビードラゴン》1体のみが存在しています。
その《ラビードラゴン》を反転召喚する際に相手が《神の宣告》を発動し反転召喚を無効にしようとした場合、自分はチェーンして《王者の看破》を発動できますか?
A:発動できます。
反転召喚を無効にする効果が発動したチェーン上では、その反転召喚しようとしているモンスターはモンスターゾーンの表側表示のモンスターとして扱います。(ただしそのモンスターが効果モンスターである場合、その効果の発動や適用はまだ行われません。)
したがって、《神の宣告》に対する効果のチェーンを確認する段階で、レベル7以上の通常モンスターがモンスターゾーンに表側表示で存在していることになり、《王者の看破》の発動の条件は満たされています。(23/10/02)
Q:フィールド上に裏側守備表示で存在する《カオス・ソーサラー》等の特殊召喚モンスターの反転召喚を、《神の宣告》によって無効にする場合、破壊され墓地へ送られた《カオス・ソーサラー》等を、《リビングデッドの呼び声》等の効果によって墓地から特殊召喚できますか?
また、《神の宣告》の効果によって、《フェルグラントドラゴン》の反転召喚が無効になった場合、破壊され墓地へ送られた《フェルグラントドラゴン》を、《リビングデッドの呼び声》等の効果によって特殊召喚できますか?
A:できます。
特殊召喚モンスターの反転召喚が無効になった場合でも、そのモンスターは“正規の方法で特殊召喚された”モンスターとして扱われます。(23/10/02)
Q:エクシーズ召喚された《幻影騎士団ブレイクソード》が相手の発動した《月の書》の効果によって裏側守備表示になっています。
その次の自分のターンに、その《幻影騎士団ブレイクソード》を反転召喚した際に、その反転召喚が相手の発動した《神の宣告》によって無効になりました。
この場合、《幻影騎士団ブレイクソード》の(2)の効果(X召喚されたこのカードが破壊された場合の効果)を発動できますか?
A:発動できます。
エクシーズモンスターがエクシーズ召喚されたのち裏側守備表示になった場合でも、そのモンスターは引き続き“エクシーズ召喚された”モンスターとして扱われます。
反転召喚が無効になりモンスターが破壊される場合、そのモンスターはモンスターゾーンで破壊されますので、《幻影騎士団ブレイクソード》の(2)の効果の発動条件「X召喚されたこのカードが破壊された」は満たされます。(23/10/02)
Q:融合召喚したのち裏側守備表示になった《暗黒界の龍神王 グラファ》がモンスターゾーンに存在しています。
その《暗黒界の龍神王 グラファ》を反転召喚する際に、相手が《ライト・バニッシュ》の「モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する」効果を発動しました。
その《暗黒界の龍神王 グラファ》の反転召喚が無効になり破壊される際、自分は《暗黒界の懲罰》の(2)の効果(破壊を身代わりする効果)を適用できますか?
A:適用できます。
ただし、その場合でも《暗黒界の龍神王 グラファ》は墓地へ送られます。
反転召喚やデュアルモンスターの再度の召喚に対する召喚・反転召喚の無効は、モンスターゾーンの表側表示のモンスターに対して適用されます。
また、それが召喚・反転召喚を無効にし破壊する効果である場合、その破壊もモンスターゾーンの表側表示のモンスターに対して適用されます。
つまり《ライト・バニッシュ》はモンスターゾーンの表側表示の《暗黒界の龍神王 グラファ》を破壊することになりますので、その破壊の際に墓地の《暗黒界の懲罰》の(2)の効果を適用することは可能です。
ただし破壊の処理が適用されなくなるだけで反転召喚は無効になっていますので、《暗黒界の龍神王 グラファ》はフィールドに存在できなくなったモンスターとみなされ、フィールドから墓地へ送られます。
なお、このようにして墓地へ送られた《暗黒界の龍神王 グラファ》は「相手によってフィールドから離れた」モンスターとして扱われません。
そのため、(2)の「融合召喚したこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる」効果の発動の条件は満たされません。(23/10/02)
Q:《EMモモンカーペット》の反転召喚が無効になり破壊された場合、ペンデュラムモンスターである《EMモモンカーペット》はどこへ送られますか?
A:エクストラデッキに表側表示で加わります。
反転召喚が無効になりモンスターが破壊される場合、そのモンスターはモンスターゾーンで破壊されます。
そのため、それがペンデュラムモンスターである場合にはエクストラデッキに表側で加わることになります。(23/10/02)
Q:モンスターの反転召喚に対し、《TG ハルバード・キャノン》の(1)の効果(「モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する」効果)を発動しました。
そのチェーン上で、リバースしようとしているモンスターを対象として以下の効果を発動できますか?
(A)《月の書》
(B)《強制脱出装置》
A:反転召喚を無効にする効果が発動したチェーン上では、その反転召喚しようとしているモンスターはモンスターゾーンの表側表示のモンスターとして扱います。(ただしそのモンスターが効果モンスターである場合、その効果の発動や適用はまだ行われません。)
そのため、効果の対象とすることが可能です。
また、反転召喚を無効にする効果についてはその処理時に、反転召喚しようとしているモンスターがモンスターゾーンに表側表示で存在する場合にその反転召喚を無効にします。
そうでない場合には処理は適用されません。
(A)発動できます。
《月の書》の効果が適用された場合、《TG ハルバード・キャノン》の効果は適用されません。(そのモンスターは裏側守備表示のままモンスターゾーンに残ります。)
(B)発動できます。
《強制脱出装置》の効果が適用された場合、《TG ハルバード・キャノン》の効果は適用されません。(そのモンスターは手札に残ります。)(23/10/02)