TACTICAL-TRY DECK(タクティカルトライデッキ)

 第12期で新たに登場した商品形態。
 公式サイトでは『これまでに登場したカードで構成された実戦レベルの構築済みデッキ』と紹介されている。

 従来の構築済みデッキと比べて、新規カードの収録がない代わりに、キーカードの複数枚収録(積む)や、リミットレギュレーションで指定されるパワーカード多数の収録など、「実戦レベル」の謳い文句通りと言える内容となっている。

  • 従来のデッキ型商品には、その方向性が欠点としても捉えられるものが多数存在していた。
  • STARTER DECKの場合
    • 最低限の基礎ルールを学ぶ初心者向けの、通常モンスターや複雑すぎない効果を採用した結果、デッキパワーが低く実用的とは言い難い。
    • エクストラデッキについては最新召喚法1種しか採用されない等、基礎ルールの中でも学べることに偏りがあり、初心者向けとしても学べる範囲が狭い。
  • 当商品では、これらの欠点をほぼ解消した上で、デッキキーカード汎用性の高いカードを複数枚収録しており、単体でも完成度の高い構成となっている。
    カテゴリ内でも特定の勝ち筋に不要な物を未収録として、目指す勝ち筋を絞り込んで構築を先鋭化させている。
  • 2024年6月発売の第1弾・全3種中では、カードの種類および枚数に細かい違いはあるが、以下の特徴を持ち腐りにくい汎用カードの収録が共通している。
  • エクストラデッキの収録枚数も増えているが、それでも15枚未満であることと、サイドデッキにあたるカードが収録されていないため、大会レベルのより高度な実戦においては、まだ改良の余地を残している。
  • 発売前のプロモーションの一環としてサイト上で相性の良い未収録カードの紹介のほか、イラスト違い等についても言及されている。
    この一環として、一部テーマを再録しているSELECTION 5の再版が告知される等、従来とは異なる販売戦略も見られている。
  • 新規カードの収録が無く、既存カードによるプレイングは周知されているものと捉えられているのか、デュエルフィールドを兼ねていたプレイングガイドも未収録となっている。
    こうした付属物の削減の影響もあってか、箱のサイズも従来品より一回りコンパクトになっている。
  • 従来の商品よりもカードの収録枚数は増えている一方で、価格設定はそれを下回っている。(税抜1000円/税込1100円)
    新規カードの未収録による開発コスト、レアリティ仕様の簡素化とプレイングガイドの省略に伴う生産コスト、これらの削減によって価格差を吸収していると思われる。
  • 第1弾発売に合わせて2024年6月にTACTICAL-TRY DECK 限定戦が公式で開催された。
    • さらに2024年7月から8月末までランキングデュエル TACTICAL-TRY DECK 限定戦も開催している。
    • こちらは参加すると必ずスターチップが貰えるなど一部通常のランキングデュエルとは異なる点がある。
  • コナミのゲーム作品において―
    「マスターデュエル」では発売を記念して24/05/23からそれぞれのカテゴリが収録されたシークレットパックが1回無料で開封できるキャンペーンと同名のソロモードが実装された。
    また、期間限定でレンタルデッキとしてランク戦で使用可能となった。

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