ビートダウン/Beat Down

 最も一般的なデュエルの勝利条件である「戦闘ダメージにより相手ライフを0にする」ことを目標に打ち立てた戦略やデッキのこと。
 名称は英語の「beat down(打ち倒す、殴り倒す)」に由来する。

 遊戯王OCGではこの戦術に該当するデッキが大半を占める。
 そのため、同じビートダウンの中でも以下のように更に細分化されている。

  1. 下級アタッカーを展開し、魔法・罠カードで援護しながら攻めるタイプ
  2. リリース・素材要員を確保して上級融合儀式シンクロエクシーズモンスターに繋げるタイプ
  3. 積極的に墓地を肥やして、墓地利用系の特殊召喚モンスター蘇生カードで展開するタイプ

 かつては単体で使えるモンスターを集めた1のタイプ(いわゆるグッドスタッフ【スタンダード】)が主流だった。
 しかし、現在では環境の変化などによって序盤からコンボを狙う2のタイプが活躍するようになっている。
 3は【ライトロード】等が該当しており、展開後にシンクロエクシーズモンスター等へ繋げる場合もある。
 いずれのタイプにせよ、効率よく攻めることで相手より早く勝利することを目指すのが基本である。

  • 元々は「Magic: the Gathering」に由来する語である。
  • 原作・アニメにおいて―
    アニメ・漫画に登場するデュエリストの殆どはビートダウンのデッキを使用している。
    あちらの世界では除去カードが少ないためモンスター攻撃が通りやすく、且つソリッドビジョンを始めとした視覚的作用もあってデュエルが盛り上がりやすいため人気なのだろう。
    そのためか、ビートダウン以外のデッキを使用する者に対しては風当たりが強い傾向にあり、【ロックバーン】【デッキ破壊】を使用するプレイヤーに対して対戦者や観客から不満の声が漏れることも多い。
  • アニメVRAINSの第4話ではGO鬼塚のデュエルスタイルが「BEAT DOWN」と表示されている。
    「ビートダウン」という言葉が明確に登場したのはこれが初めてである。
    第47話からのED映像でも「Deck Type:Beat Down」という表示が確認できる。

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デッキタイプ

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