究極(きゅうきょく)背水(はいすい)(じん)/Backs to the Wall》

通常罠
ライフポイントを100ポイントになるように払って発動できる。
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスターを
可能な限り特殊召喚する。(同名カードは1枚まで。
ただし、フィールド上に存在する同名カードは特殊召喚できない。)

 FORCE OF THE BREAKERで登場した通常罠
 ライフポイントを残り100にし、六武衆を可能な限り蘇生する効果を持つ。

 効果も凄ければコストも凄い、まさにカード名の通り「背水の陣」を敷くカードである。
 墓地に多くの六武衆が存在しなければ効果が活きないので、《六武の門》などを利用しての大量展開や、六武衆を素材にしてエクストラデッキモンスター特殊召喚を行った後に発動したい。
 《六武衆の露払い》などで除去を行えば直接攻撃が通りやすくなる。
 相手伏せカードに妨害されないよう、《真六武衆−シエン》をこのカード蘇生したモンスター素材シンクロ召喚、または直接蘇生したい。
 また、モンスター効果や複数枚の伏せカード六武衆破壊されることになっても身代わりにできるよう墓地影六武衆を置いておきたい。

 ライフコストの大きさから、このカード発動したらそのターンの内に勝てるようにしたい。
 一応、蘇生させた六武衆《パワー・ツール・ドラゴン》を経由して《ライフ・ストリーム・ドラゴン》シンクロ召喚すればメインデッキを圧迫することなくライフを4000にまで戻せるが、蘇生させた六武衆の物量で押し勝つこのカードのコンセプトとの噛み合わせは悪い。

 だが、六武衆専用の蘇生カードには、自壊デメリットはあるがコストなしで2体を蘇生できる《諸刃の活人剣術》も存在する。
 このカードを使う場合、1ターンキルに特化するか、あくまで蘇生した六武衆自体を活用する構築であることが望ましい。

 また、上記のように《六武の門》などを引き込めて大量展開を行うことができればそのままゲームエンドに持ち込めることも珍しくない。
 逆に言えば【六武衆】が苦境に立たされる時は充分な墓地アドバンテージを確保できていない状況も大いに想定できるため、このカードを投入する意義があるかどうかはよく見極めたい。

 莫大なコストを逆に利用するコンボもいくつか存在する。
 《CNo.39 希望皇ホープレイ》効果発動できるようになり、レベル4を複数蘇生すれば簡単に1ターンキルができる。
 《SNo.39 希望皇ホープONE》発動条件も満たしやすく、残りライフポイントの指定の違いから、こちらを発動した後でもあちらのライフコストを払える。
 《大逆転クイズ》と組み合わせて相手ライフを一気に削り、1ターンキルも狙える。
 《自爆スイッチ》と併用することで、デュエル引き分けに持ち込むこともできる。
 《結束 UNITY》手札にある状態で、《友情 YU−JYO》発動する手もある。

  • コストは余りに莫大だが、使用後のライフは固定である。
    つまり、逆に考えれば、瀕死状態であっても発動できるというメリットとも取れる。
    【六武衆】においては、このカードを信じて最後まで諦めずに戦いたい。
    また、発動が難しい《風林火山》もこれ1枚で現実的なものとなる。
    そのイメージもマッチしていると言える。
  • 「背水の陣」とは故事成語であり、「自らを絶体絶命の窮地に追い込むことで、決死の覚悟で全力を尽くす」ことを意味する。
    中国の「史記」曰く、「漢の将軍である韓信は、背後に大河の控える(=背水)逃げ道のない場所に陣を敷くことで兵士達に決死の覚悟を呼び起こし、奮戦させ活路を開いた」とされる。
    ただこれは実際のところ敵の油断を誘い、敵が城から出ている隙に別動隊で攻め落として挟撃するという策略であった。
    • このカード英語名である「Backs to the Wall」とは「追いつめられている」という意味である。
      「背水の陣」と同様の意味を持つフレーズとして「fight with one's back to the wall(壁を背にして戦う)」がある。

関連カード

イラスト関連

収録パック等

FAQ

Q:この効果墓地六武衆対象にとりますか?
A:いいえ、対象にとりません。(10/11/01)


Tag: 《究極・背水の陣》 通常罠

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