【磁石の戦士】 †
下級モンスターのマグネット・ウォリアーと最上級特殊召喚モンスターの磁石の戦士を主軸とするデッキ。
元々は《磁石の戦士α》・《磁石の戦士β》・《磁石の戦士γ》と《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》を中心としたデッキだったが、ストラクチャーデッキ−武藤遊戯−の発売により構築の幅が大きく広がった。
《磁石の戦士マグネット・バルキリオン/Valkyrion the Magna Warrior》
特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻3500/守3850
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・フィールドから、
「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」を
1体ずつリリースした場合に特殊召喚できる。
(1):このカードをリリースし、
自分の墓地の「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」を
1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン/Berserkion the Electromagna Warrior》
特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻3000/守2800
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・フィールド・墓地から、
「電磁石の戦士α」「電磁石の戦士β」「電磁石の戦士γ」を
1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
(1):自分の墓地からレベル4以下の「マグネット・ウォリアー」モンスター1体を除外し、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、
除外されている自分の「電磁石の戦士α」「電磁石の戦士β」「電磁石の戦士γ」を
1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
《マグネット・フィールド/Magnetic Field》
フィールド魔法
「マグネット・フィールド」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル4以下の岩石族・地属性モンスターが存在する場合、
自分の墓地のレベル4以下の「マグネット・ウォリアー」モンスター1体を
対象としてこの効果を発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分の岩石族・地属性モンスターの戦闘で
相手モンスターが破壊されなかったダメージステップ終了時に発動できる。
その相手モンスターを持ち主の手札に戻す。
―マグネット・ウォリアー
磁石の戦士の特殊召喚コストとなる下級モンスター。
―磁石の戦士
マグネット・ウォリアーを合体させることで特殊召喚できるレベル8・地属性・岩石族の特殊召喚モンスター。
―相性の良い岩石族モンスター
レベル3・4の岩石族・地属性はマグネット・ウォリアーと《同胞の絆》を共有できる。
―それ以外で相性の良いモンスター
―融合モンスター
―エクシーズモンスター
マグネット・ウォリアーの存在からランク3と4が中心となる。
―リンクモンスター
―シンクロモンスター
他種族のチューナーが必要だが、地属性中心のデッキなのでナチュルシンクロモンスターをシンクロ召喚しやすい。
―マグネット・ウォリアーのサポートカード
―岩石族のサポートカード
―通常モンスターのサポートカード
通常モンスターであるレベル4マグネット・ウォリアーをサポートする。
現在ではエレクトロマグネット・ウォリアーの登場で優先順位は下がっているが、《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》を中心とする構築では重要となる。
―その他の魔法・罠カード
戦術 †
3種のエレクトロマグネット・ウォリアーをフィールドに並べてアドバンテージを稼ぎ、磁石の戦士やエクストラデッキのカードでビートダウンを行っていく。
相手ターンではエレクトロマグネット・ウォリアーをレベル4マグネット・ウォリアーに変えることでデッキ圧縮と墓地肥やしが可能となり、守備表示で出せば壁にもなる。
中でも《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》は墓地コストのみで出せる上に優秀な効果も持ち合わせているのでメインアタッカーとして活躍できる。
構築にもよるが、基本的には墓地肥やしとも相性が良いデッキなので序盤から積極的にモンスターを墓地へ送っていきたい。
《磁石の戦士α》・《磁石の戦士β》・《磁石の戦士γ》と《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》を中心とした構築。
通常モンスター3種が中心なので、通常モンスターのサポートカードを駆使して序盤からサーチやリクルートを行い手札・フィールドに揃えたい。
また、《闇の量産工場》・《マグネット・コンバージョン》の存在から墓地肥やしも積極的に行いたい。
《レスキューラビット》はデッキ圧縮を行いつつエクシーズ召喚の補助と墓地肥やしにも繋げられるため必ず採用しておきたい。
肝心の《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》も手札に保持する必要があるため、《電磁石の戦士α》・《融合準備》・《融合徴兵》も採用したい。
《同胞の絆》は3種類をフィールドに揃えるのにはうってつけであり、相手ターンを《和睦の使者》などで耐えたり次のターンでサルベージ・蘇生することで特殊召喚に転じられる。
《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》を正規手順で特殊召喚し、分離させることでフィールドの総攻撃力の合計は「1700+1500+1400=4600」となる。
《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》を蘇生、または一度除外し帰還させる事で総攻撃力は「4600+3500=8100」となり直接攻撃で1ターンキルとなる。
―《ファントム・オブ・カオス》採用型
《ファントム・オブ・カオス》で墓地の《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》の効果をコピーして活用していく。
この構築の場合は手札にモンスターを用意する必要がないため、墓地肥やしに特化した構築となる。
利用するべきカードとしてはピンポイントで落とせる《おろかな埋葬》・《岩投げアタック》が筆頭である。
《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》のみをピンポイントで落とせるものでは《E・HERO プリズマー》も採用できる。
それでも不十分と感じるのであれば汎用性の高いライトロードや《魔導雑貨商人》・《針虫の巣窟》・《デビル・コメディアン》等も視野に入るだろう。
《超電導戦機インペリオン・マグナム/Imperion Magnum the Superconductive Battlebot》
融合・効果モンスター
星10/地属性/岩石族/攻4000/守4000
「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」+「電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン」
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」「電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン」1体ずつを
手札・デッキから召喚条件を無視して特殊召喚する。
2種の磁石の戦士を融合素材とする《超電導戦機インペリオン・マグナム》を中心とした構築。
この構築の場合、墓地コストのみで特殊召喚できる《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》はともかく、《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》はほぼ融合素材としてのみの役割となる。
《融合準備》・《融合徴兵》で融合素材を、《沼地の魔神王》などで《融合》を早々に手札にそろえ序盤で融合召喚を狙いたい。
カード名をコピーできる《E・HERO プリズマー》、《融合》をサーチできる《E・HERO ブレイズマン》の存在から【E・HERO】との混合構築にするのも良い。
特殊召喚モンスターである磁石の戦士を何枚採用するかは構築次第だが、多く採用する場合は事故防止として《トレード・イン》なども採用しておくのも手。
サーチや特殊召喚を封じられると非常に苦しい戦いとなる。
特に下級アタッカーとしても使える《ライオウ》はマグネット・ウォリアー単体では突破できないので厄介な存在である。
高い攻撃力を持ちつつ効果への牽制にもなる岩石族コアキメイルを利用するのは一つの手。
蘇生やサルベージを軸にする場合は除外にも弱くなる。
《マクロコスモス》などの全体除外を受けると墓地アドバンテージを失うため磁石の戦士の真価も発揮しづらくなる。
対策として《ファントム・オブ・カオス》や《ギガンテス》等と相性の良い《化石岩の解放》の採用も検討できる。
代表的なカード †
関連リンク †