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大会罰則規定

1、罰則の種類

A.注意

  • 注意は、その行為が大会規定等に抵触することをプレイヤーに伝えることを目的とする。

B.警告

  • 警告は、その行為が大会規定等に違反していることをプレイヤーに伝えることを目的とする。
  • ジャッジはその行為が悪質であると判断する場合、より上位の罰則を適用することができる。

C.デュエルの敗北

  • ジャッジはその行為が悪質であると判断する場合、より上位の罰則を適用することができる。

D.マッチの敗北

  • マッチマッチの間に違反した場合や、すでに敗北が決まっているマッチで違反した場合には、ジャッジの判断で次のマッチに適用することができる。
  • ジャッジはその行為が悪質であると判断する場合、より上位の罰則を適用することができる。
  • マッチの敗北は公式に記録される。

E.失格

  • この罰則が適用された場合、そのプレイヤーは進行中のマッチに敗北し、大会を失格となる。
  • プレイヤーが失格前に獲得していた賞は、そのまま受け取ることができる。
  • 失格は公式に記録される。

F.受賞資格を失う失格

  • この罰則が適用された場合、そのプレイヤーは進行中のマッチに敗北し、大会を失格となる。
  • プレイヤーが失格前に獲得していた受賞資格も失われる。
  • 受賞資格を失う失格は公式に記録される。

2、罰則の適用

  • 本規定は指針であり、ジャッジは情状を酌量して罰則を軽減もしくは追加できる。
  • 同一の違反を繰り返した場合、ジャッジはより上位の罰則を適用できる。
  • 罰則はジャッジの判断によってのみ適用される。
    参加者や第三者が罰則の適用及び適用された罰則に対する不足をジャッジに要求することは認められない。
  • 罰則の適用の要求が過度に行われた場合には、その行為に対してジャッジは罰則を適用する場合がある。

3、デッキに関する違反

A.デッキに関する違反

B.デッキリストに関する違反

  • デッキリストの提出を義務づけるランキングデュエルにおいて、デッキリスト内容とデッキサイドデッキを含む) 内容が異なっている
    罰則デュエルの敗北
    デッキをデッキリスト通りに修正する。

4、ルールに関する違反

  • 故意ではなく、ルールを誤解したプレイをした
    罰則:注意
    この違反の後、次の重大な判断が行われる前であるとジャッジが判断した場合であるならば、ゲームを元の状態に戻す。
    この違反の後、すでにゲームが進行し、重大な判断が行われた後の場合、または、重大な判断が行われた後であるとジャッジが判断した場合には、ゲームはそのまま進行する。
    使用したカード墓地へ置く。
    墓地へ置いたことによって、効果の発動や処理は行わない。)
  • 故意ではなく、過剰にカードを引いた
    罰則:警告
    この違反の後、次の重大な判断が行われる前であるとジャッジが判断した場合であるならば、過剰に引いたカードデッキに戻しシャッフルする。
    この違反の後、すでにゲームが進行し、重大な判断が行われた後の場合、または、重大な判断が行われた後であるとジャッジが判断した場合には、過剰に引いた枚数分だけ無作為に手札からカードを選んでデッキに戻しシャッフルする。
  • 故意に、ルールに違反したプレイをした
    罰則:受賞資格を失う失格
  • 故意に必要以上のカードドローする。
    罰則:受賞資格を失う失格
  • 自分、または相手デッキの内容を事前に操作する。
    またはその場で操作する。
    罰則:受賞資格を失う失格
  • 勝利の譲渡等不正な試合全般。
    罰則:両方のプレイヤーが受賞資格を失う失格

5、遅刻

  • 指定の集合時間に自分の席についていなかった。
    罰則:警告
  • 指定の集合時間後5分経過しても、自分の席についていなかった。
    罰則デュエルの敗北
  • 指定の集合時間後10分経過しても、自分の席についていなかった。
    罰則マッチの敗北

6、裏の状態で区別のつくカードの使用

カードスリーブ・プロテクターを使用しない場合でも、裏の状態で区別がつかない状態であれば問題ない。

7、不必要に長い時間をかけたプレイ

  • 故意ではなく、不必要に長い時間をかけたプレイをした
    罰則:注意
    この違反により、マッチの結果に影響があったとジャッジが判断した場合、ジャッジの判断により罰則が追加される場合がある。

8、不適切な対戦結果の決定

  • 故意に、自らの対戦結果に対する罰則の適用をジャッジに要求した 罰則デュエルの敗北
  • 対戦を行わず、ジャンケンなど無作為な方法で勝敗を決定した
    罰則:失格
  • ルールやカードの効果などで定められていない方法で、対戦を行わずに勝敗を決定した 罰則:失格
  • 金銭などメリットの提供を約束し、対戦結果を操作した
    罰則:受賞資格を失う失格
  • 故意に、途中棄権した
    罰則マッチの敗北

9、詐欺行為

  • 対戦結果を偽って報告した
    罰則:受賞資格を失う失格
  • 他人になりすまし、報告した
    罰則:受賞資格を失う失格
  • 他人になりすまし、参加した
    罰則:受賞資格を失う失格

10、デュエル中の私語

  • デュエル中他のプレイヤーまたは観戦者等の第三者にアドバイスを受けた
    罰則:警告
    会話、電子・通信機器等の使用といった手段は問わない。
    この違反により、マッチの結果に影響があったとジャッジが判断した場合、ジャッジの判断により罰則が追加される場合がある。
  • デュエル中他のプレイヤーまたは観戦者等の第三者に話しかけた
    罰則:警告
    この違反により、マッチの結果に影響があったとジャッジが判断した場合、ジャッジの判断により罰則が追加される場合がある。
  • プレイヤーの応援者が相手プレイヤーに対して「せかす」・「罵倒する」等の行為を行った
    罰則:警告
    プレイヤーの応援者の行為もプレイヤー自身の行為としてみなす。
    この違反により、マッチの結果に影響があったとジャッジが判断した場合、ジャッジの判断により罰則が追加される場合がある。

 (ランキングデュエル 大会罰則規定より引用)(2020.04.01 適用)


備考

  • 罰則を軽減もしくは追加」と書いてあるが、大会罰則規定にないルール違反もジャッジの判断で罰則を与えることができる。
    例えば、ここに書かれていない「伏せカードを並べ替える」・「手札を隠す」などの行為もジャッジの判断次第で罰則を受ける可能性がある。

追記

  • 基本的に、アニメで言及される「ルールとマナーを守って楽しくデュエルしよう」というスローガンを踏襲していると思われる。
    例えば、不可抗力や過失に関しては「注意」や「警告」といった軽い罰則が多く、「デュエルの敗北」は極力避けている。
    逆に、故意に行った行為に関しては「失格」、特に反則した場合は「受賞資格を失う失格」となっている。
    当然だが、反則などせずに正々堂々と戦うべきである。
  • 2019年4月3日、アメリカでの大会ルールが改訂され「長時間にわたる大会では不潔な人がいると不快な空気になってしまう」として酷く汚かったり悪臭を漂わせている場合は罰則もありうると明記された。
    このことは日本でもネットニュースで報じられている。
  • 原作・アニメにおいて―
    現実の「大会罰則規定」に照らし合わせた場合、不正行為・マナー違反等をしているデュエリストは結構多い。
    また、原作内のルールと照らし合わせても不正行為と思われる物も存在する(発覚しても罰則を受けるような事は滅多にないが)。
    • アニメARC-Vの「遊矢vs北斗」戦では、「カードをプレイせずに1分経過した場合は失格」と北斗が説明している。

FAQ

Q:デュエル中にプレイヤーが遊戯王OCG事務局に電話した場合どのような罰則が適用されるのでしょうか?
A:どのような罰則を適用するかはジャッジに委ねられます。(10/02/28)

Q:ショップデュエル罰則規定に「故意に、途中棄権した」とありますが、これは大会からの棄権を指しますか?
  デュエルの投了はこれに含まれませんか?
A:遊戯王オフィシャルカードのルールとして投了というシステムは存在しません。
  なお、大会規定罰則については、指針となり特定の内容を表すものではないため、実際に大会で発生した事案に関しては、指針を鑑みた上で審判の判断で進めて頂きます。(13/09/09)

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