《ハーピィの羽根帚 /Harpie's Feather Duster》 †
通常魔法(制限カード) ①:相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記 付属カードで登場した通常魔法。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する効果を持つ。
魔法・罠カード版《サンダー・ボルト》とも言える、全体除去カード。
不特定多数の魔法・罠カードを破壊するので、対象をとらない効果である。
コストなし、デメリットなしで最大6枚まで一気に破壊できるため、魔法・罠除去としては最高クラスの性能を持つ。
ハーピィにも含まれるため、《ヒステリック・サイン》からのサーチも可能である。
敵味方問わず魔法・罠カードを全て破壊する《大嵐》と比較すると、こちらは自分が使用している永続カードや伏せカードを巻き込まない点、またカテゴリ固有のサーチ手段を持つ点で優れている。
反面《大嵐》と異なり、邪魔になった自分の《スキルドレイン》やペンデュラムモンスターを除去したい場合や、破壊された際に発動する魔法・罠カードとのコンボには運用できない。
もっとも、そのようなデッキは環境クラスの一部程度しかないため、ほとんどのデッキでは実質的に《大嵐》の上位互換と認識して問題ない。
【次元ビートダウン】や【ウィジャ盤】といった《大嵐》の採用を見送られる事もあるデッキでも問題なく採用できる。
- 第9期半ばの【EMEm】以降の環境主流デッキは高速での制圧型が中心となっており、それに伴いメインデッキよりもサイドデッキに採用されるケースも見られるようになってきた。
「除去効果の通常魔法は先攻で腐る」「ペンデュラム召喚メタとして流行していた《魔封じの芳香》などに対応するには遅すぎる」「自分のペンデュラムゾーンのカードが割れない」「破壊されてもリカバリーが効く魔法・罠カードが増えてきている」というのが主な理由である。
これほどのパワーカードですらメインデッキから抜けうる点に、高速化したOCG環境のゲーム性が垣間見られる。
- 00/04/01から準制限カードになり、すぐに制限カードに制限強化された。
そして、禁止カード制度が導入された04/03/01に禁止カードに指定される。
以降、長い間禁止カードのままだったが、15/01/01に《大嵐》と入れ替わる形で制限カードに復帰した。
実に10年10ヵ月ぶりの復帰であり、弱体化エラッタ無しで制限復帰したカードの中では《デビル・フランケン》の6年11ヶ月を大幅に更新する当時最長の禁止カード期間となった。- 現在は《サンダー・ボルト》(15年1ヶ月)に抜かれている。
- 現在は《サンダー・ボルト》(15年1ヶ月)に抜かれている。
- OCGで復帰したのとは裏腹に、TCGではその後も長らく禁止カードに留まり続けため、あちらの環境では魔法・罠除去が多少やりにくい状況が続いていた。
その後、OCGに5年8か月遅れて20/09/14に制限復帰となる。
- 禁止カード制度施行前の環境でも必須カード扱いで、《サンダー・ボルト》と共に使用し、相手の場を一掃する事は基本にして最強の戦法だった。
先にこのカードで魔法・罠除去を行い、相手の抵抗手段を奪って、《サンダー・ボルト》でモンスター除去をも決めるのである。
- 元々《ハリケーン》・《大嵐》・《ハーピィの羽根帚》といった強力な魔法・罠除去カードの中では、自分フィールドに影響のないこのカードが最もディスアドバンテージが少なく優秀とされていた。
しかし《ハリケーン》の全体バウンス効果、《大嵐》の全体除去効果はどちらも環境の変化に伴ってメリットとして扱われるようになり、次第に《ハーピィの羽根帚》以上の活躍を見せるようになった。
その結果、《ハリケーン》・《大嵐》は共に禁止カードになり、《ハーピィの羽根帚》だけが制限カードに留まることになった。
三者合わせ、魔法・罠除去の角度からOCGの環境史を垣間見られる。 - これよりさらに後の24/01/01にて遂に《大嵐》も制限復帰した。
- 魔法・罠カードの全体除去手段として《大嵐》が現役だった時代は、相手がコントロールする魔法・罠カードの枚数より1枚多い枚数を上限として魔法・罠カードを使用するプレイングが存在した。
相手が《大嵐》を使用した場合、相手のカードも巻き添えになる都合上1:1交換で済むためである。
- ハーピィと名のついたカードだが、長らく原作での扱い以外に関連性はなかった。
《ハーピィ・チャネラー》・《ヒステリック・サイン》等の登場で、ようやくハーピィと名を持つ意味が生じた。
- 遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記にランダムに封入された特典カードの1つであり、レアリティは低いがその中では間違いなく最強のカードだった。
再録機会はPREMIUM PACK 5しかなく、04/03/01の禁止カード指定後はそれも途絶えてしまう。
制限復帰直後に発売された決闘者の栄光-記憶の断片- side:武藤遊戯とside:闇遊戯にて再録されるまで、絶版状態は約10年間続いていた。
現在は高レアリティでありながらも幾度か再録が行われており、かつ他の除去カードの登場等も相まってか、以前よりも入手できる機会は増したと言えるだろう。
ストラクチャーデッキ-リバース・オブ・シャドール-に再録され、確実に入手できるようになった。
- GOLD SERIES 2014の収録カード投票では、当時禁止カードであるにもかかわらず投票候補に選ばれたが、投票結果では上位に入らなかったために結局、収録される事はなかった。
後に制限復帰を果たすことになるが、既にこの時点で予定されていたのだろうか。
- 2024年現在、イラストは3種類存在している。
- 2種類目(PREMIUM PACK 5初出)のものはカードが吹き飛ばされている。
- 3種類目(QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE初出)のものは《ハーピィ・レディ・SC》が羽根帚を振るい突風を巻き起こしている。
このイラストでハーピィモンスターとの大きさの比較が判明した。
- デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編4-にはホログラフィックレアで収録されている。
OCGにおいて魔法・罠カードが同レアリティで収録されたのはこれが初。
ちなみにTCGではGold Series:Haunted Mineで前例がある。
- 原作・アニメにおいて―
「決闘者の王国編」の決勝トーナメント第1試合「闇遊戯vs舞」戦において舞が使用。
作中では合計2枚を使用しており、それぞれ《六芒星の呪縛》・《聖なるバリア -ミラーフォース-》を破壊し、闇遊戯の戦術を崩した。- 原作では「《ハーピィ・レディ》がいないと発動できず、発動ターンは《ハーピィ・レディ》が攻撃できない」制約を持ち、セットされた相手のカードをモンスターも含めて破壊する効果だった。
なお、原作のカード名は《ハーピィの羽根箒》で、竹冠のついた「箒」である。
アニメでは発動の際、《ハーピィ・レディ》の背中に羽が生えて突風を巻き起こすという演出になっている。
- 原作では「《ハーピィ・レディ》がいないと発動できず、発動ターンは《ハーピィ・レディ》が攻撃できない」制約を持ち、セットされた相手のカードをモンスターも含めて破壊する効果だった。
- 原作での出番は「闇遊戯vs舞」戦のみであるが、アニメでは同じく「決闘者の王国編」の「杏子vs孔雀舞」戦、「バトルシティ編」の「舞vsマリク」戦、「ドーマ編」の「城之内vs舞」(3戦目)でも舞が使用した。
なお、アニメでは舞はこのカードをアンティとしてバトル・シティに参加している。
アニメオリジナル「乃亜編」の「遊戯&城之内vsビッグ5」戦では、舞のデュエルを参考にした城之内が使用し、《伝説の都 アトランティス》を破壊した。
また、「バトルシティ編」で海馬が名蜘蛛に強化に使うように提示したカードの中にも確認できる。
アニメDM第55話で遊戯たちが立ち寄ったカードショップのウィンドウにも、このカードが展示されている。
- アニメARC-V第60話において、徳松が看守にデュエルディスクを借りるために渡しており、看守が「レアカードだ」と発言する等、他の賄賂カードより強調されている。
現実においても、制限カードへの復帰・収録機会の少なさ・発行されたカード全てが絶版であったことから、高額取引されている最中の放送だった。
第101話では、ユートの回想でカイトが手札に持っているのが確認できる。
第118話では、イーサンが謎のデュエリストに投げつけたカードとして登場している。
- 漫画OCGストラクチャーズにおいて、「尚磨vsストロング十九」(2戦目)で十九の手札に確認できる。
尚磨のフィールドには伏せカードが1枚あったものの、リセット効果を持つ《天霆號アーゼウス》が居る事から実質無駄撃ちになりかねないという状況であったため、悩んだ末に発動しない事を選んだ。
その後、《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》の(1)の手札コストとして捨てられた。
また、「尚磨vsレオン」(1戦目)ではレオンが使用。
《強欲で貪欲な壺》によってドローしてから発動し、《オリファンの角笛》をチェーンされたものの、尚磨の魔法・罠カードを一掃した
- コナミのゲーム作品において―
DM4までの効果は「相手の罠カードを1枚破壊する」というものだった。
これらの作品では罠カードを1枚ずつしかセットできないルールだったため、攻撃を安全に通すためのカードとして重宝された。
しかし、DM2・3ではCPUは罠カードを全く使用せず、DM4では「城之内デッキ」専用のため、OCGに比べると活躍の機会は少なかった。
真DM、DM7・8では相手の魔法&罠ゾーンに存在するカードを破壊する効果であり、フィールドにそもそも残らないフィールド魔法は破壊できない。
DM8では制限カードだが、ラスボス・裏ボスクラスは3積みしている。
真DM2では「縦・横列にある魔法・罠カードを破壊する」という、ボードゲームらしい効果だった。
- TAG FORCE 4では、禁止・制限解除モードのジャックがこのカードを3枚積みしている。
禁止カード入りデッキは過去のシリーズでも登場しているが、OCG準拠のゲームで《ハーピィの羽根帚》を3枚積んでいるのは彼が初めてである。
- TAG FORCE SPECIALでは、配信された15/01/01のリストを適用すると、PREMIUM PACK 5のイラストのこのカードは制限カード扱いにならず、無制限カードとして使用できてしまう不備がある。
- 原作・アニメ・ゲーム作品以外において―
ラッシュデュエルでもRUSH:レジェンドカードとして登場している。
詳細はRUSH:《ハーピィの羽根帚》を参照。
また、《ハーピィの羽根帚》の羽根を背中に装備した《ハーピィ・レディ1》がRUSH:《ハーピィ・レディ・FD 》としても登場している。FD は、このカードの英語名《Harpie's Feather Duster》に由来するものだろう。
関連カード †
―専用メタカード
―パロディカード
―イラスト関連
- 《ハーピィ・レディ・SC》(3種類目のイラスト)
―相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する効果を持つカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
- 遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記 付属カード Ultra
- Vジャンプ(2001年7月号) 誌面プレゼント P5-02 Ultra
- PREMIUM PACK 5 P5-02 Ultra,Parallel
- 決闘者の栄光-記憶の断片- side:武藤遊戯 15AX-JPM47 Normal,Millennium
- 決闘者の栄光-記憶の断片- side:闇遊戯 15AX-JPY50 Millennium,Secret
- MILLENNIUM PACK MP01-JP023 Millennium-Super
- 20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE 20AP-JP015 Super-Parallel
- RARITY COLLECTION -20th ANNIVERSARY EDITION- RC02-JP042 Ultra,Secret,Collectors
- デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編4- DP21-JP000 Holographic
- 20th ANNIVERSARY SECRET SELECTION VP19-JP001 20th Secret
- ストラクチャーデッキ-リバース・オブ・シャドール- SD37-JP032
- RARITY COLLECTION-PREMIUM GOLD EDITION- RC03-JP032 Ultra,Secret,Collectors,Premium Gold
- ストラクチャーデッキR-ロスト・サンクチュアリ- SR12-JP032
- ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森- SD45-JP026
- ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森- 決闘者伝説 QUARTER CENTURY EDITION TDS2-JP026 Ultra
- QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE QCCP-JP127 Ultra,Ultimate,Secret,Quarter Century Secret
- TACTICAL-TRY DECK 終撃竜サイバー・ドラゴン TT01-JPA21
- TACTICAL-TRY DECK 怪盗コンビEvil★Twin TT01-JPB19
- QUARTER CENTURY ART COLLECTION QCAC-JP024 Super,Secret,Quarter Century Secret
- 遊☆戯☆王 ORIGINAL ARTWORK COLLECTION YAC1-JP094 Ultra(MANGA-STYLE),Secret(MANGA-STYLE)
Tag: 《ハーピィの羽根帚》 魔法 通常魔法 ハーピィ