《強欲で謙虚な壺/Pot of Duality》 †
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から1枚を選んで手札に加える。
その後、残りのカードをデッキに戻す。
DUELIST REVOLUTIONで登場した通常魔法。
同名カードの発動と特殊召喚を制限する発動条件、デッキトップから3枚のカードをめくり任意の1枚を手札に加える効果を持つ。
手札を増強できる壺シリーズの1つであり、デッキトップ3枚から好きなカード1枚を手札に加えられる。
2枚ドローの《強欲で貪欲な壺》や《強欲で金満な壺》と比べると、手札枚数は増やせないものの、特定のキーカードを引き込む能力に優れる。
しかし、発動条件として発動ターンは特殊召喚ができないデメリットがある。
これにより現代のデュエルで主流の特殊召喚を主体とするデッキとの相性が悪く、使えるデッキはかなり限られる。
採用できるデッキとしては、特殊召喚を使わず召喚権を増やしてモンスターを展開する【ふわんだりぃず】や、お互いの特殊召喚を封じて戦う【メタビート】が挙げられる。
またバーンや特殊勝利系のデッキも特殊召喚を使わないものが多く相性が良い。
これらのデッキではかなり優先順位の高いドローソースである。
長所として、他のドローソースと併用しやすい点が挙げられる。
《強欲で金満な壺》は発動後に自分がドローを行えなくなるデメリットを持つが、このカードにより手札に加えるカードはドローではないため、問題なく併用できる。
また、このカードと同じく発動ターン中の特殊召喚を封じるデメリットを持つ《命削りの宝札》は、一緒にデッキに投入しやすい。
これらのカードを複数枚投入すればデッキの安定性を高めることができるだろう。
この他のデメリットとして、1ターンに1枚しか発動できず、特に序盤で複数枚を手札に引いてしまうと死に札になりやすい。
また、効果処理の過程で手札に加えるカードを相手に公開するため、《マインドクラッシュ》の的にされやすい。
- 2019年7月31日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第7期投票では第3位にランクインした。
- イラストでは《強欲な壺》と《謙虚な壺》、それぞれの顔が裏表の位置になるように合わさった壺が描かれている。
効果も《強欲な壺》と《謙虚な壺》の間を取ったような性質と言える。
英語名は、この点を「二重性」「二様性」を意味する「Duality」という単語で意訳している。
- 後に《○○で××な壺》(壺参照)が数種類登場したが、このカードにのみ強引に2つをくっつけたような鋼の繋ぎ目が存在する。
- 原作・アニメにおいて―
漫画OCGストラクチャーズの「護武倫太郎vs遊佐アゲハ」において、散らばった護武の手札に確認できる。
関連カード †
―イラスト関連
―《強欲で謙虚な壺》が見られるカード
―英語名関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:自分のデッキが3枚未満の場合に、このカードを発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(10/05/18)
Q:このカードの発動に対して《緊急テレポート》等を発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(10/04/18)
Q:このカードの発動に対して《連続魔法》を発動できますか?
A:はい、発動できます。(10/05/07)
Q:このカードの発動に対して《精霊の鏡》を発動できますか?
A:はい、発動できます。
なお、特殊召喚を行えないプレイヤーは、このカードを発動したプレイヤーのままです。(10/06/17)
Q:デッキにカードを戻した後は、シャッフルするのですか?
A:はい、シャッフルします。(10/04/17)
Q:手札に加えるカードとデッキに戻すカードの両方を、相手に公開するのですか?
A:はい、公開します。(10/04/17)
Q:効果処理時に自分のデッキが3枚未満になった場合でも、カードをめくる処理を行いますか?
A:はい、残ったデッキのカードをめくって、選択したカードを手札に加えます。(10/04/18)
Q:このカードの発動にチェーンして《リビングデッドの呼び声》を発動し、《ライオウ》を特殊召喚しました。
どのような処理になりますか?
A:デッキの上からカードを3枚めくり、手札に加える1枚は手札に加える事ができず墓地へ送られ、残りの2枚はデッキに戻してシャッフルします。(15/10/17)
Q:《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》が存在する状態でこのカードを発動しました。
相手が《手違い》をチェーンした場合、3枚のうち選んだカードはどうなりますか?
A:手札に加えるカードは墓地へ送り、残りはデッキに戻ります。
その際に《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》の影響はありませんので、「デッキから墓地へ送れない」という事はありません。(15/08/22)
発動の条件について †
Q:《D−HERO ダイヤモンドガイ》でこのカードをめくり、次のターンに発動した場合、特殊召喚できないのと1ターンに1度のテキストは無視できますか?
A:はい、できます。(10/04/18)
Q:このカードの発動を無効にされた場合、同じターンに特殊召喚や他の同名カードを発動できますか?
A:はい、特殊召喚も同名カードの発動もできます。(12/12/03)
Q:《BF−極北のブリザード》等の「特殊召喚を行うモンスター効果の発動」を無効にされたターン中に、このカードを発動できますか?
A:はい、発動できます。(11/02/09)
Q:《BF−極北のブリザード》等の「特殊召喚を行うモンスター効果の効果のみ」を無効にされたターン中に、このカードを発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(11/02/09)
Q:《死者蘇生》等の「特殊召喚を行う魔法・罠カードのカードの発動」を無効にされたターン中に、このカードを発動できますか?
A:はい、発動できます。(11/02/11)
Q:《死者蘇生》等の魔法・罠カードによる特殊召喚を含んだカードの発動に成功したものの、特殊召喚の効果処理に失敗した場合、このカードを発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(11/01/16)
Q:《歯車街》等の「特殊召喚を行う魔法・罠カードの効果の発動」を無効にされたターン中に、このカードを発動できますか?
A:はい、発動できます。(12/04/01)
Q:自分の《死者蘇生》に《アーティファクト−デュランダル》の効果をチェーンされ、魔法・罠カードを破壊する効果となりました。
このターン、自分はこのカードを発動できますか?
A:発動できます。(16/08/13)
Q:このカードを発動したターン中に「即座に特殊召喚を行わないカード(《未来融合−フューチャー・フュージョン》・《スライム増殖炉》等)」を発動できますか?
A:はい、カードの発動であればできます。
ただし、効果の発動によって特殊召喚した同一ターン中にこのカードを発動する事はできません。(10/12/23)
Q:このカードを発動したターン中に「特殊召喚が任意のカード(《融合解除》・《マクロコスモス》等)」を発動できますか?
A:はい、発動できます。
ただし、特殊召喚する処理を行う事はできません。(10/12/22)
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