D−HERO(デステニーヒーロー) Bloo−D(ブルーディー)/Destiny HERO - Plasma》

特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻1900/守 600
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手フィールドの表側表示モンスターの効果は無効化される。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを装備魔法カード扱いでこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(3):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力の半分アップする。

 「遊戯王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2007」攻略本 付属カードで登場した闇属性戦士族特殊召喚モンスター
 モンスター3体をリリースした場合のみ特殊召喚できる召喚条件相手モンスター効果無効にする永続効果相手モンスター吸収する起動効果吸収したモンスターステータスに合わせて自己強化する永続効果を持つ。
 また、《Dragoon D−END》融合素材でもある。

 特殊召喚には3体のリリースが必要だが、三幻神三邪神と違い召喚権を消費せず、トークン等もリリースできるため、特殊召喚自体は難しくはない。
 HEROであるため《E・HERO エアーマン》《E・HERO シャドー・ミスト》融合素材であることから《融合準備》《融合徴兵》に対応しており、サーチ手段には困らない。
 また、《E・HERO プリズマー》等で墓地へ送ってから《戦士の生還》サルベージする事も可能。
 ある程度の展開力があるデッキであればリリース要員のモンスターは容易に揃えられるため、HEROサポートカード抜きでも十分機能する。
 このカード特殊召喚に特化してフィールド制圧を狙うデッキ【Bloo−D】である。

 (1)の相手フィールドモンスター効果無効化する永続効果
 いわば「モンスター効果版の《スキルドレイン》」と言える効果で、ほとんどの効果モンスターに対応したメタである点はあちらと変わりない。
 しかし、こちらは自分効果モンスターには影響しないため制圧力や使いやすさが大きく向上している。

 (2)は《サクリファイス》と同じ吸収効果
 表示形式を問わず、何より(1)の効果と併せほとんどの耐性を無視してモンスター除去できる上、(3)の攻撃力上昇効果にも繋がるため、このカードを運用する上で特に重要となる。
 一般的な下級モンスターアタッカーであれば攻撃力は2800程度になるが、攻撃力が高い上級モンスター吸収できればそれ以上の数値が期待できる。
 (1)の効果を活かすためにもできるだけ戦闘破壊されないようにしたいので、このカード攻撃力は2800〜3000位にはしておきたい。
 しかし、優勢時であれば攻撃力の上昇は期待せずに吸収するのも悪くない。
 デッキは選ぶものの、吸収したモンスター除去して他のモンスター吸収を狙うなど、装備カードの特性を活かしたコンボ性の高い運用もできる。
 こうした戦術については《サクリファイス》のページを参照。

 このように単体で強大な制圧力を誇るモンスターであるのだが、弱点も少なくない。
 特にモンスター装備していないと低攻撃力を晒してしまう点は大きく、魔法・罠除去が豊富な現在では特に重要な課題となる。
 また、魔法・罠カードへの耐性はないため、直接モンスター除去を受けたり、表示形式変更から戦闘破壊されたりすることも多い。
 無効化範囲は《スキルドレイン》と同じため、《死霊騎士デスカリバー・ナイト》《レスキューラビット》等の自身をコスト発動する効果や、フィールド以外の手札墓地等から発動する効果無効化できない点にも要注意。
 このカードを用いる上では、これらをいかにフォローできるかを問われることになる。

 専用サポートカード《D−フォース》サーチサルベージを可能にし、更に耐性付与・打点強化2回攻撃付与とこのモンスターを強固にしてくれるので是非とも併用したい。
 特に対象耐性付与はこのカード以外の自分フィールドのカードにも適用されるため、装備カード魔法・罠除去で狙われるこのカードの弱点も補ってくれる。

  • カード名は「Blood(血)」と「青(ブルー)+」を掛けてあるのだろう。
    ただし「青」を意味する「ブルー」の綴りは「Blue」なので、誤解しないように。
    ちなみに「Blue Blood」で「貴族の血統」という意味を持つが、これを意識して上記の様なネーミングにしたのだろうか。
  • 英語名の「Plasma」には血漿(血液の50%以上を占める液体成分)という意味もある。
    日本語の名前からは連想しやすいが、Bloodの要素がない英語名だけではイマイチ意味が伝わりにくい。
  • ジャンプフェスタ2007で行われたアンケートにおいて、「OCG化して欲しいカード」のナンバー1に選ばれた(Vジャンプ3月号小冊子参照)。
    マスターガイド2によれば、その縁でOCG化されたらしい。
  • アニメでのテキストは以下の通り。
    効果モンスター
    星8/闇属性/戦士族/攻1900/守 600
    このカードは通常召喚できない。
    3体の生け贄を捧げる事で特殊召喚する事ができる。
    相手モンスター1体を指定してこのカードに装備する
    (この効果は1ターンに1度しか使用できず、
    同時に装備できるモンスターは1体のみ)。
    このカードの攻撃力に装備したモンスターの攻撃力の半分を加える。
    また、装備したモンスターのモンスター効果を得る。
    「D−フォース」が自分のデッキの一番上に表側表示で存在する時、
    相手フィールド上に表側表示で存在する効果モンスターは
    全て効果が無効化される。
    さらに、自分フィールド上のカードを対象とする
    相手の魔法・罠カードの発動と効果を無効にし破壊する。
    モンスター効果無効化には《D−フォース》が必要な代わりに、一部の魔法・罠カード無効にできた。
    また、装備カードとしたモンスター攻撃力だけでなく、同じ効果を得ることができた。
    また、アニメ版はイラストが違い、他のD−HEROと同じく青字のカードとなっていた。
  • 「今日の最強カード」では一度「究極のカード」として名前などが空白でイラストはシルエットがかかっており、その後上記の通り正式に紹介された。
    擬似的ではあれど、アニメGXで2度紹介された唯一のカードである。
  • 破滅の光が憑りついた影響からか、裏世界でDDがこのカードを使用したデュエルでは大勢の魂を取り込んでいた。
    取り込まれた魂はこのモンスターの翼の部分に吸収されていたが、エドに倒されたことで成仏されたようであり、以降は通常のカードとして使用されている。
    また、翼に取り込まれていたエドの父はこのカードの破滅の光の影響を薄々感じ取ってはいたが、かつてペガサスが危険を承知で三幻神を作り上げたように、カードデザイナーとして作品を完成させたい気持ちに負けてしまったことをエドに語っている。
  • コナミのゲーム作品において―
    WCS2008の混沌の世界にてデュエリストとして登場し、デッキ【Bloo−D】を使用する。
    デュエル中は普通に喋ることができるのに、通常の会話ではなぜか途切れ途切れでしか言葉を発しない妙な人物である。
    これは、デュエル中の台詞が前作のものの使い回しであるためだと思われる。

関連カード

融合関連

サポートカード

効果関連

―《D−HERO Bloo−D》の姿が見られるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

(1)の効果について

Q:裏側守備表示状態の《D−HERO Bloo−D》が、自分相手の両方のフィールドに存在しています。
  《停戦協定》等で同時にリバースした場合、どちらの《D−HERO Bloo−D》の効果適用されますか?
A:ターンプレイヤーの《D−HERO Bloo−D》が先に処理されターンプレイヤーから見て相手モンスター効果無効になります。
  《D−HERO Bloo−D》の無効効果永続効果であるため、チェーンブロックは作られません。
 (お互いに同時に行動する場合の理念に反しているようにも取れますが、「どちらが有効か判断できない」という問題を解決するための例外的な措置です)

Q:相手フィールドに《D−HERO Bloo−D》が2体存在する時に、自分《精神操作》効果で《D−HERO Bloo−D》1体のコントロールを得た場合、どちらの《D−HERO Bloo−D》の効果適用されますか?
A:その場合、相手フィールドの《D−HERO Bloo−D》の効果適用され、自分フィールドモンスター効果無効になります。(14/12/04)

(2)の効果について

Q:相手フィールドセット状態のモンスター装備した時、そのカードの内容を確認できますか?
A:自分フィールドセットカードの内容確認は基本的にいつでも可能です。
  装備カードとして奪ったモンスター自分フィールド魔法&罠ゾーンに置かれるため、装備確認することが可能です。

Q:《D−HERO Bloo−D》の「相手モンスター1体を指定してこのカード装備する」という効果相手ターンでも使用可能ですか?
A:起動効果なので自分メインフェイズでしか発動できません。

Q:既に相手モンスター装備している状態で装備モンスター墓地に送って次のモンスター装備する事はできますか?
A:できません。
  自身が装備しているモンスター墓地に送って外す効果は持っていません。

Q:吸収したカードはどこへいきますか?
A:自分フィールド魔法&罠ゾーンにおかれます。

Q:自分フィールドに存在する《D−HERO Bloo−D》の効果によって相手フィールドに存在する《オベリスクの巨神兵》効果無効になっている場合、《オベリスクの巨神兵》装備できますか?
A:できます。

Q:相手《E・HERO アブソルートZero》自分の《D−HERO Bloo−D》の起動効果装備カード扱いにした時に《E・HERO アブソルートZero》誘発効果発動しますか?
A:《D−HERO Bloo−D》の効果によってモンスター装備カード扱いになる場合、フィールドから離れた扱いにならないため、《E・HERO アブソルートZero》相手モンスター破壊する効果発動しません。(09/02/09)

Q:装備カードにする効果処理時にこのカードフィールドを離れた場合どうなりますか?
A:相手モンスター墓地へ送られます。(17/03/24)

(3)の効果について

Q:《死霊ゾーマ》のような罠モンスター吸収した場合、ステータスはアップしますか?
A:はい、アップします。


Tag: 《D−HERO Bloo−D》 特殊召喚モンスター 効果モンスター モンスター 星8 闇属性 戦士族 攻1900 守600 HERO D−HERO 正規の方法以外での特殊召喚不可

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