《おすすめ軍貫握り/Gunkan Suship Catch-of-the-Day》 †
永続魔法
(1):1ターンに1度、手札の「しゃりの軍貫」1体を相手に見せて発動できる。
このカードにカウンターを1つ置き、EXデッキの「軍貫」Xモンスター1体を相手に見せ、
相手は「軍貫」Xモンスターにカード名が記された
「しゃりの軍貫」以外の「軍貫」モンスターのカード名を1つ宣言する。
自分は相手が宣言したカードをデッキから手札に加える。
加えられない場合、このカードを持ち主のデッキに戻す。
(2):このカードが相手によって破壊された場合に発動する。
相手はこのカードに置かれていたカウンターの数×500LPを払う。
CYBERSTORM ACCESSで登場した永続魔法。
手札の《しゃりの軍貫》とエクストラデッキの軍貫エクシーズモンスターを公開して自身にカウンターを置き、エクストラデッキの軍貫エクシーズモンスターにカード名が記された《しゃりの軍貫》以外の軍貫をサーチするか自身をデッキに戻す効果、相手に破壊された場合に相手がカウンターの数に応じたライフポイントを払う効果を持つ。
(1)はエクストラデッキの軍貫エクシーズモンスターに記された軍貫のサーチ。
《しゃりの軍貫》は宣言できないため、必然的にもう片方の軍貫効果モンスターがサーチ先となる。
発動条件として手札の《しゃりの軍貫》(《赤しゃりの軍貫》)を公開する必要があるが、サーチ・サルベージ手段に長けているため発動は難しくないだろう。
発動に同名カードの制限はなく、手札から見せるカードは1枚でも事足りるため、ダブついてしまっても問題なく利用可能。
サーチできなかった場合は自壊してしまうため、相手に《捕違い》等をチェーンされると弱い。
なお、《灰流うらら》などによって効果そのものが無効にされた場合にはデメリットごと無効になるため維持できる。
そして、相手が宣言できるのは見せた軍貫エクシーズモンスター以外の軍貫エクシーズモンスターのテキストに記された軍貫でも良い。
従って、ある軍貫同名カードが公開情報に3枚存在する場合、相手がそれを宣言する事で確定で自壊してしまう。
その様な状況では発動を控え、可能な限りデッキ内にサーチ可能な軍貫全ての種類が存在する状況下で発動したい。
《きまぐれ軍貫握り》で軍貫をデッキに戻すことで補助すると良い。
《しゃりの軍貫》が手札にあればどの軍貫を宣言されたとしても展開に支障はない場合が多い。
(2)は破壊された場合にカウンターの数×500のライフロスを与える効果。
発動条件が相手による破壊に限定されているため、受動的かつ不安定である。
更に支払うライフポイントが相手のライフを上回った時点で相手のライフポイントの支払いが不発になる。
除去に対する牽制程度にはなるものの、上述の通り穴が多い点は注意。
- 前代未聞の効果とテキスト故に、発売前の情報公開から発売までの間はネット上でテキスト不備なのか否かで意見が分かれ、話題となった。
公式側も混乱を予想していたのか、発売と同時に公式データベースのQ&Aを更新して裁定を明確に示している。
- 今後新しい軍貫が増えるほど、相手の取れる選択肢は広くなり、その状況で弱い軍貫を選ばれやすくなってしまうし、ネタ切れも起こしやすくなっていく。
登場から時間が経過して環境が進行する事で相対的に弱くなるのはよくあることだが、カテゴリ内のカードが増えるだけで絶対的な性能が弱体化するのは前代未聞である。
- カードの効果は「寿司屋での注文」をモチーフにしたもの。
寿司職人(自分)が客に「おすすめのネタ」を提示し、それを参考に客(相手)が注文を宣言すると、職人が寿司(軍貫)を握る、という流れをOCGに落とし込んでいる。
職人に握るネタを一任する「おまかせ」ではなく「おすすめ」なので、「おすすめ」以外のネタも注文できる効果となっている。
(2)は寿司の代金の支払いのイメージだろう。
- 「カウンター」という固有名の無いカウンターを用いているのは、カウンター席の意味合いも込めているものと思われる。
- 客の注文した寿司を握れなかった場合、店が自壊してしまう。
おまけに客が以前のターンに注文した寿司の代金も払わなくてよくなる。
注文に応えられない事を恥じて店じまいしてしまう、誇り高い職人なのだろうか。
- コナミのゲーム作品において―
デュエルリンクスやマスターデュエルでは、「Bot」と呼ばれる悪質な運用のされているアカウントが問題になっている。
これらは文字入力ができないため当カードがメタとして刺さる。
関連カード †
―イラスト関連
※括弧内はそのカード名が記されている軍貫エクシーズモンスター
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
Tag: 《おすすめ軍貫握り》 魔法 永続魔法 軍貫