《ギガンテック・ファイター/Colossal Fighter》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2800/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力は、お互いの墓地の戦士族モンスターの数×100ポイントアップする。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分または相手の墓地の戦士族モンスター1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚できる。
STARTER DECK(2008)で登場した闇属性・戦士族のシンクロモンスター。
お互いの墓地の戦士族の数に応じて攻撃力を自己強化する永続効果、自身が戦闘破壊され墓地へ送られた時に戦士族を蘇生する誘発効果を持つ。
1つ目の効果は、お互いの墓地の戦士族の数に比例して攻撃力を自己強化する効果。
攻撃力の上昇値は微々たる数値だが、デッキに戦士族を多く採用していれば、攻撃力3000を超えることは難しくない。
相手の墓地の戦士族も加算されるので、相手が戦士族を主軸とするデッキであれば、攻撃力の更なる上昇が期待できる。
2つ目の効果は、自身が戦闘破壊された時に戦士族を蘇生する効果。
状況に合わせて戦士族を蘇生しても良いし、自身も戦士族なので事実上の戦闘破壊耐性としても使える。
壁目的であれば同レベルで効果破壊にも耐性を持つ《魔王龍 ベエルゼ》が存在するが、こちらはシンクロ素材に縛りがなく、墓地発動の効果故に《スキルドレイン》に妨害されない点で優っている。
シンクロ召喚最初期のカードであり、能力も「戦闘に強い」だけなので、単体性能では他のシンクロモンスターが優先される事が多い。
このカード独自の特徴として、戦闘破壊時に自身を蘇生できるので、自身より攻撃力の高いモンスターに自爆特攻し続ける事で無限ループを簡単に起こせるという点がある。
自爆特攻するための的としては壊獣が適しており、特に《妨げられた壊獣の眠り》なら攻撃の的とこのカードのシンクロ素材を同時に供給できる。
ただし、自爆特攻のたびにダメージを受けるので、《レインボー・ライフ》や《甲化鎧骨格》のようなダメージ無効化手段を併用するか、自分ライフがなくなる前に勝負をつける必要がある。
これによるコンボとして、以下のものが挙げられる。
また、相手のカードを利用したいわゆる友情コンボとして、相手が《増殖するG》か《マルチャミー・ニャルス》を発動した後に自爆特攻を行えば、相手にデッキを全てドローさせてデッキ切れ勝利を狙える。
特に前者は必須カードとして幅広いデッキに投入されており、遭遇率が非常に高い。
相手フィールドの壊獣とこのカードの攻撃力の差が200で自分ライフポイントが8000の場合、39枚引かせることができる。
このコンボは一度起動したら主要な手札誘発では防げず、《屋敷わらし》くらいしか弱点となる手札誘発がないため、《増殖するG》で引き込んだ手札誘発で止められる事が少ない点でも優秀である。
《増殖するG》の対策として余裕があるなら1枚入れておくのもいいだろう。
なお、墓地に戦士族が溜まりすぎると自爆特攻先の壊獣より攻撃力が高くなってしまうため、無限ループ目的ならばデッキの戦士族はできるだけ減らした方が良い。
また、相手が戦士族を多く採用していると勝手に攻撃力が上がって自爆特攻できなくなるのも弱点である。
- 名前の元は「巨大な」を意味する「Gigantic」だと考えられる。
ただし「ギガンティック」は造語のようなもので、「ジャイガンティック」と書く方が元の発音に近い。
「技術」を意味する「テック」とは掛かっておらず、英語名も同様の意味の「Colossal」が使用されている。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「遊星vs牛尾」(3戦目)において牛尾が使用したカウンター罠《ディスコード・カウンター》のイラストに描かれている。
また、遊星が使用した永続罠《シンクロ・ブラスト》、通常罠《シンクロ・デストラクター》のイラストにも描かれている。
- 漫画5D'sの「遊星vsセクト」(1戦目)においてセクトが使用した魔法カード《縄張り》のイラストに描かれている。
- アニメARC-V第8話において、日美香のLDSのシンクロ召喚コースのイメージにこのカードが登場している。
また第59話では、デュエルディスクを使わずデュエルしていたフランクがこのカードをシンクロ召喚しようとしていた。
しかしチューナーモンスターが存在しないことを対戦相手のタナーに指摘されたため、シンクロ召喚は取りやめたようだ。
第60話において、徳松が囚人たちから巻き上げたカードの中に確認できる。
第126話においても、赤馬零王がリアルソリッドビジョンに関する話をしている際の回想シーンで、その姿が登場している。
関連カード †
―《ギガンテック・ファイター》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:戦闘破壊されたとき、戦闘破壊されたこのモンスター自身を特殊召喚できますか?
A:このカード自身を対象として選択して特殊召喚可能です。(08/03/15)
Q:特殊召喚のタイミングはいつですか?
A:戦闘破壊され墓地へ送られた時、つまり《グリズリーマザー》等と同じです。(08/03/15)
Q:持ち主が自分の《ギガンテック・ファイター》で持ち主が相手の《ギガンテック・ファイター》に攻撃し、同時に戦闘破壊されて墓地へ送られ、効果による蘇生対象として両者が同じモンスターを選択した場合、どのように処理されますか?
A:同時に複数のカードが発動した場合に基づきます。
チェーン1:ターンプレイヤーの《ギガンテック・ファイター》
チェーン2:非ターンプレイヤーの《ギガンテック・ファイター》
という順番でチェーンが積まれるため、逆順処理により選択したモンスターは相手フィールドに特殊召喚されます。(11/10/06)
Q:自分の《アームズ・エイド》が装備された相手モンスターとの戦闘で《ギガンテック・ファイター》が破壊されました。
この場合、このカードは墓地から蘇生しますか?
また、効果ダメージは発生しますか?
A:はい、墓地からこのカードを蘇生させることができますが、《アームズ・エイド》の効果は適用されません。(12/03/07)
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