《ゴーティスの陰影スノーピオス/Snopios, Shade of the Ghoti》 †
効果モンスター
星6/水属性/魚族/攻2100/守 0
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分の手札・墓地から魚族モンスター2体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚した場合、フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。
そのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
(3):このカードが除外された場合、自分の墓地から魚族モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札に加える。
WORLD PREMIERE PACK 2023で登場した水属性・魚族の上級モンスター。
お互いのメインフェイズに手札・墓地の魚族2体を除外し手札から自己特殊召喚する誘発即時効果、特殊召喚に成功した場合対象にしたフィールドの表側表示カードがフィールドを離れた場合に除外される誘発効果、除外された場合に墓地の魚族1体を除外し自己サルベージする誘発効果を持つ。
(1)は自己特殊召喚効果。
コストとなる魚族は《デビルドーザー》や《究極伝導恐獣》などと異なり手札からも除外できるが、可能な限りディスアドバンテージになりにくい墓地から除外したいところ。
除外される事で効果が発動できるゴーティスモンスターのトリガーとして優秀で、こちらを目的とする場合は手札のゴーティスチューナーを除外しての特殊召喚も視野に入る。
また、メインフェイズであれば相手ターンでも発動できるフリーチェーンの効果であるため、自身の(2)の効果や《ゴーティスの紅玉ゼップ》の効果を任意のタイミングで発動させる事ができる。
(2)は特殊召喚成功時にフィールドの表側表示カード1枚を対象とし、フィールドから離れた場合除外される効果を付与するもの。
《シドレミコード・ビューティア》と同様、この効果自体に除去する力はないが、こちらはターンをまたいでも永続的に適用され続ける。
(1)の存在から、ある程度奇襲気味にこの効果を発動させられるが、【ゴーティス】は元々除外による除去を多用するため除去として役立つ場面は少ない。
何も考えずに発動してもアドバンテージにはならないが応用は効く効果であり、例として以下のような運用が考えられる。
- 《ゴーティスの陰影スノーピオス》自身に使い、(3)のサルベージ効果のトリガーとする。
- 墓地へ送られた場合に効果が発動するリクルーターやサーチャーに使用し、効果を封じる。
- リンク素材やシンクロ素材等になった後蘇生されることが予想されるモンスター(例を挙げれば、《レッド・ライジング・ドラゴン》から蘇生されうるリゾネーターなど)に使用し、釣り上げを封じる。
- 《レスキューキャット》や《ライオウ》、《スネークアイ・エクセル》等の墓地へ送ることを条件とするカードに使い、実質的に効果を無効にする。
- 《ゴーティスの紅玉ゼップ》や《ゴーティスの大蛇アリオンポス》など、こちらが確実に効果を通したい効果をチェーン1に、このカードの効果をチェーン2にして適当なカードを対象にすることで、相手のカウンター罠等から本命の効果を守る。
- 先手を打ってこの効果を自分のモンスターに発動し、除去された際の行き先を「表側表示で除外」に上書きすることで被害を軽減する。
《クシャトリラ・フェンリル》やバウンス等、再利用が困難な除去を使用してくるデッキが相手とわかった場合に有効。
自己帰還効果を持つ《最果てのゴーティス》や《ゴーティスの双角アスカーン》等に対して使用したならば擬似的な除去耐性にもなる。
《アサルト・シンクロン》が墓地にいる状況なら、ゴーティスだけでなくドラゴン族シンクロモンスターに対しても同じことができる。
- 除去したいカードに対して先にこの効果を発動してから《ゴーティス・フューリー》や《S:Pリトルナイト》のような一定期間だけ除外する効果で除外することで、そのカードが除外されたまま永久に戻ってこなくなるようにする。
これが成立するのは、その時の除外が「《ゴーティスの陰影スノーピオス》の効果によって除外された」扱いとなるため。
(3)は自身が除外された場合の魚族1体を墓地コストとしたサルベージ。
自身を特殊召喚できるため使い回しやすいシンクロ素材となり、サルベージしておく価値は高く、(2)の効果で自身をシンクロ素材とした際に除外されるようにしておくといったプレイングも考えられる。
特殊召喚コストと合わせて大量の魚族が必要になるが、自身を帰還させられるゴーティスチューナーを利用すればコストを使い回す事ができ、さらにそれらの帰還のトリガーとなるため【ゴーティス】ではコストの抽出はそれほど難しくない。
《ゴーティスの双角アスカーン》とは相性がよく、互いが互いをコストにする事で効果のトリガーになる。
効果が自己完結しており、(1)で手札からフィールドへ、(2)でフィールドから除外状態へ、(3)で除外状態から手札へと移動させられるため、コストとなる魚族さえ確保できるのであれば壁や各種素材として使い回しが利く。
ステータス自体はそれほど高くないものの、【魚族】全般で扱いやすい効果を持ち、特殊召喚の容易なレベル6の魚族であるため《トランスターン》で《超古深海王シーラカンス》のリクルートを狙う事も可能。
《ゴーティスの大蛇アリオンポス》・《最果ての宇宙》・《氷結界》といったサーチ手段も豊富なため、手札に保持しておく事も難しくはない。
- カード名はフランス語で「魚」を意味する「poisson」のアナグラムだろう。
- コナミのゲーム作品において―
マスターデュエルでは、OCGで登場するよりも前に実装されており、OCGのカード名とテキストもこちらで先に判明していた。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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