《ブーギートラップ/Boogie Trap》 †
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札を2枚捨て、自分の墓地の罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
CODE OF THE DUELISTで登場した通常魔法。
手札コスト2枚を要して、自分の墓地の罠カード1枚を自分フィールドに発動可能な状態でセットする効果を持つ。
《魔法石の採掘》の罠カード版というべき効果を持つ。
あちらと違い手札ではなくフィールドに直接セットするため、発動には魔法&罠ゾーンに空きが必要となる。
手札コストが重いこともあり、セットしたカードが効力を発揮する前に除去されることは何としても避けたい。
セットしたターンでも発動可能なのでフリーチェーンの場合は伏せ除去に対しても強いが、永続罠や発動タイミングが限られる罠カードの場合は警戒したい。
彼岸とは相性が良く、手札コストにした彼岸の効果を使えるだけでなく、《旅人の到彼岸》を再セットして発動すれば手札コストとした彼岸を即座に蘇生できる。
また罠カードで戦線維持をする【バージェストマ】であれば、手札のバージェストマを墓地に落としつつ効果の再利用ができるため、同じく相性がよい。
永続罠の場合は類似効果を持つ《ブービートラップE》も存在する。
あちらの方が手札コストが軽いので、こちらを優先するならば即効性の高さと、通常罠やカウンター罠も効果範囲に含むことを活かしたい。
特に《裁きの天秤》は手札コストを上回るアドバンテージを得られるため相性が良い。
罠カードを絡めた1ターンキルを行うコンボデッキでは、《処刑人−マキュラ》や《王家の神殿》同様に先攻1キルを可能とするサポートカードとして利用できる。
手札コストの分それらよりも消費は大きくなるが、サーチカードに対応しないような罠カードでも《おろかな副葬》を使ってデッキからピンポイントに狙える。
- イラストの元ネタはグリム童話としても有名な「ハーメルンの笛吹き男」か。
ネズミの大量発生に困っていた町に対してとある男が報酬と引き換えにネズミの駆除を持ち掛け、町の住民もそれを了承した。
彼は笛を鳴らすことでネズミを川におびき寄せて溺死させることで駆除を果たしたのだが、住民は約束を破り報酬を払わなかった。
その後男は再び町を訪れ、今度は笛の音で町中の子供たちを引き寄せて姿を消し、町からは殆どの子供がいなくなってしまった、という物語である。
「色とりどりの布で作った衣装を着た楽器を持った男」「彼の方へと向かうネズミと複数の人物」「川」といった要素が類似している。
- イラストの青年が持っている楽器は笛ではなく弦楽器だが、これはスウィングまたはシャッフルのリズムによる反復フレーズ「ブギ(boogie)」と掛けているからだと思われる。
元々はピアノで演奏された「ブギウギ(boogie-woogie)」スタイルのリズムをギターやダブルベースなどの楽器に適用したものがブギである。
- イラストでは、吟遊詩人の奏でる楽器におびき寄せられるかのように、様々な罠カードのイラストで罠にかかっていたキャラクター達が流れの激しい川に向かって歩いている。
なお、奥の方には橋がかかっているため、歌に誘われてさえいなければ安全に対岸へ渡ることはできる状況である。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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