遊戯王カードWiki - 《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》

《ブラック・デーモンズ・ドラゴン/Black Skull Dragon》 †

融合モンスター
星９/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500
「デーモンの召喚」＋「真紅眼の黒竜」

　Vol.5で登場した闇属性・ドラゴン族の融合モンスター。
　融合素材は《デーモンの召喚》と《真紅眼の黒竜》。

　《真紅眼融合》によるデッキ融合や《龍の鏡》による墓地融合に対応しているので少ない消費で出す事も狙える。
　しかし、同じ融合素材で全く同じステータスでメリット効果を持つ《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》や、効果モンスターメタの《始祖竜ワイアーム》が出せる。

　こちらを採用するのならば、効果モンスター以外のモンスターに関するカードと併用すると良い。
　《天威無崩の地》があればモンスター効果への耐性を得られ、更に相手の効果モンスターの特殊召喚時に２枚ドローが可能となる。
　《天威無双の拳》とも相性が良く、あちらの(2)の効果でエクストラデッキから直接出すことも可能。
　その他、《ダイガスタ・エメラル》の蘇生や《絶対魔法禁止区域》での魔法カード耐性などにも対応する。
　融合素材の２体や（再度召喚していない）《真紅眼の黒炎竜》ともこれらを共有できるので、構築によってはこちらを重視する事も検討できる。

　また、融合素材がカード名指定であるため、《Ｅ・ＨＥＲＯプリズマー》・《融合徴兵》・《融合準備》なども使用できる。
　《融合呪印生物－闇》の起動効果での特殊召喚も可能。

　同じく《真紅眼の黒竜》を融合素材とする《メテオ・ブラック・ドラゴン》と比較すると攻撃力で劣るが、闇属性やデーモンのサポートカードに対応し、融合素材の攻撃力はこちらの方が高い。
　《融合》を軸とする場合、バトルフェイズ中に《融合解除》を発動し、自身と融合素材モンスターの直接攻撃が決まれば、合計ダメージは8100となり１ターンキルが達成できる。

《レッド・デーモンズ・ドラゴン》と名前が似ているが、特に関連性はない。
一応、闇属性・ドラゴン族・デーモンという共通点があるため、一部のサポートカードを共有できる。

《金華猫》と《パラサイト・フュージョナー》を用いれば、正規の融合素材を一切使わずに出すこともできる。
《金華猫》で《パラサイト・フュージョナー》を特殊召喚し《デーモンの顕現》を融合召喚、《パラサイト・フュージョナー》を何らかのカードで蘇生すれば融合召喚できる。

当初の英語名では２つの単語が規制を受け、「B. Skull Dragon」と苦しいネーミングがなされていた。
- 時代の変化か、リメイクである《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》は「Black」が規制を受けずに使用されている。
  後にこのカード自身もLegendary Duelists：Season 1での再録で英語名が「Black」に変更された。

このカードには２種類のエラーカードが存在する。
1. Vol.5では、レベルが８になっているものがある。
  このエラーカードは結構な数が出回っているので注意しておきたい。
2. 暗黒魔竜復活－REVIVAL OF BLACK DEMONS DRAGON－では、カード名が《機械王》になっているものがある。

原作でエクゾディアを除き、初めて元々の攻撃力が《青眼の白龍》を超えたカードとして有名な１枚。

原作・アニメにおいて―
「決闘者の王国編」における「闇遊戯＆城之内vs迷宮兄弟」戦にて登場。
遊戯の《融合》によって《デーモンの召喚》と城之内の《真紅眼の黒竜》を融合召喚された。
「飛行ユニット」であったため迷宮フィールドには入れなかったが、出口へ到達した《ブラック・マジシャン》と《シフトチェンジ》（アニメでは《モンスター・リプレイス》）で入れ替わることで出口へワープする。
その際《ものマネ幻想師》でコピーした《フォース》（原作効果）であらかじめ攻撃力をアップしておいたため、《ゲート・ガーディアン》を戦闘破壊してフィニッシャーとなった。
攻撃名は「メテオ・フレア」。

原作でのカード名が《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》だった。
原作カラー版の色合いはOCGのイラストやアニメと比べると《デーモンの召喚》の要素となる部分がよりそちらに近い白色となっている。

アニメオリジナル「闇遊戯vs城之内」戦では城之内が使用。
《墓荒らし》で奪った遊戯の《デーモンの召喚》を、《ものマネ幻想師》でコピーした《融合》を使って融合召喚された。
《竜騎士ガイア》を戦闘破壊したが、最終的には《六芒星の呪縛》で攻撃力を下げられ、《秘術の書》を装備した《ブラック・マジシャン》に戦闘破壊された。
その後、遊戯が《黒衣の大賢者》の効果でサーチした《死者蘇生》で蘇生し、《千年竜》を戦闘破壊した。
アニメオリジナルの「デュエルクエスト編」では《闇竜族の爪》を装備し、再び《ゲート・ガーディアン》を倒した。

アニメDMの正月特番では正月衣装の静香が、このモンスターをあしらった羽子板を持って登場した。
兄である城之内が扱う最強のモンスターで、彼女が融合素材代用モンスターを使う【正規融合】の使用者だったことからのチョイスだと思われる。

アニメGXでは影丸が三幻魔にカードの精気を吸い取らせる場面で、万丈目兄弟のジュラルミンケースの中で吸い取られていくモンスターの中に確認できる。

アニメARC-Vの第126話において、赤馬零王がリアルソリッドビジョンに関する話をしている際の回想シーンで、その姿が登場している。

コナミのゲーム作品において―
DMシリーズでは通常召喚可能な通常モンスターとして登場し、オリジナルのテキストが存在する。
「レアな悪魔とドラゴンの融合で生まれる　超レアな悪魔竜」と書かれている。
かつて旧テキストにレアカードであることが書かれていた２体のモンスターの融合体として、さらにレアであることが強調されている。

真DMでは融合素材２体の両方が装備できる《一角獣のホーン》を何故かこのカードは装備できない。

デュエルリンクスでは、城之内（DSOD）のスキル「融合変化（真紅眼）」で手札のレベル６・悪魔族の通常モンスターを墓地へ送ると《真紅眼の黒竜》をこのモンスターに変えることができる。

その他の商品展開―
ラッシュデュエルでも、OCGの融合モンスターに相当するフュージョンモンスターとして登場している（RUSH:《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》参照）。
ただし、素材となる２体がレジェンドカードのためOCGのように２体を用いる方法はできず、カード名を変更するモンスターを用いる必要がある。
また、このカードを強く意識したであろうRUSH:《ブラック・ドラゴンズ・デーモン》も登場している。
種族以外のステータス及び素材はこちらと同一で、こちらがドラゴンをベースとしているのに対し、あちらはデーモンをベースとした姿である。