遊戯王カードWiki - 《マスター・オブ・ＨＡＭ》

《マスター・オブ・ＨＡＭ(ハム)/Master of Ham》 †

融合・効果モンスター
星５/地属性/獣族/攻2100/守1850
獣族モンスター×２
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが融合召喚・リバースした場合に発動できる。
自分の手札・デッキからリバースモンスター１体を裏側守備表示で特殊召喚する。
(2)：このカードが墓地に存在する場合、
自分のフィールド（表側表示）・墓地からリバースモンスター２体を除外して発動できる。
このカードを裏側守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

　PHANTOM NIGHTMAREで登場した地属性・獣族の融合モンスター。
　融合召喚・リバースした場合に手札・デッキのリバースモンスター１体を裏側守備表示で特殊召喚できる誘発効果、フィールド・墓地のリバースモンスター２体を除外して裏側守備表示で自己再生する起動効果を持つ。

　融合素材は獣族２体だが、獣族で融合召喚ギミックを持ちなおかつリバースモンスターと相性の良いテーマが存在しない。
　《簡易融合》に対応するため、そちらを用いて融合召喚（扱いの特殊召喚）を狙った方がスムーズだろう。

　リバースモンスターとの直接のシナジーはないが《花騎士団の駿馬》であれば、その効果でサーチした《聖騎士の盾持ち》を経由して風属性・獣族をサーチすることで１枚で融合召喚することは可能。
　この時、《聖騎士の盾持ち》でサーチした《真空イタチ》を融合素材にすれば自身でリクルートしたリバースモンスターと合わせ、自己再生用の2体のリバースモンスターを即座に用意できる。

　【クローラー】はリバースモンスターを主体としており、最上級モンスターである《機怪神エクスクローラー》もリクルートできる。
　このカードは地属性であるため《エクスクローラー・シナプシス》のリンク素材として能動的に墓地へ送る事ができ、(2)の効果へ繋げることができる。
　ただし、コストで墓地のクローラーを除外するのはクローラーリンクモンスターの蘇生とは相性が悪いので状況を考える必要がある。

　同じくリバースモンスターを主体とする【シャドール】は、《簡易融合》も採用しやすく相性が良い。
　ただし、【シャドール】はエクストラデッキの枠争いも厳しく、規制されている《簡易融合》の為だけに１枠を割くべきかはよく考えたい。
　【有翼幻獣キマイラ】では獣族で融合召喚が狙いやすく、獣族・悪魔族リバースモンスターも組み込めばリクルート対象を確保できる。
　汎用性ならば《スケープ・ゴート》の羊トークンで融合素材が簡単に揃う。

　(1)はリバースモンスター１体を裏側守備表示で特殊召喚できる効果。
　トリガーは融合召喚とリバースであり、(2)で自己再生した場合にもリバースによる発動を狙える。
　特殊召喚するリバースモンスターには制限がないため、《禁忌の壺》等の強力だが展開の難しいリバースモンスターの特殊召喚を狙いたい。

　(2)は自己再生効果。
　コストのリバースモンスターはフィールドからでもよいが、基本的には墓地のものを利用したい。
　裏側守備表示での特殊召喚であるため、素材利用に関しては融合素材以外難しいものの、リバースすれば(1)に繋がる。

《捕食植物オフリス・スコーピオ》もしくはそれをリクルートできる《ローンファイア・ブロッサム》と手札コストのモンスターカード１枚から(1)によるリクルートとそのリバースモンスターのリバースが可能。
- 《ＡＤチェンジャー》によるリバースを狙う場合
  1. 《捕食植物オフリス・スコーピオ》を召喚・特殊召喚し、その効果で《捕食植物ダーリング・コブラ》をリクルート。
  2. 《捕食植物ダーリング・コブラ》の効果で《簡易融合》をサーチ。
  3. 《簡易融合》で《マスター・オブ・ＨＡＭ》を融合召喚し、(1)によってリバースモンスターを特殊召喚。
  4. 《捕食植物オフリス・スコーピオ》・《捕食植物ダーリング・コブラ》２体で《Ｍ.Ｘ－セイバーインヴォーカー》のエクシーズ召喚。
  5. 《Ｍ.Ｘ－セイバーインヴォーカー》の効果で適当な戦士族をリクルート。
  6. 《Ｍ.Ｘ－セイバーインヴォーカー》とその戦士族で《聖騎士の追想イゾルデ》をリンク召喚。
  7. 《聖騎士の追想イゾルデ》の効果によって装備魔法を１枚墓地へ送り、《ＡＤチェンジャー》をリクルート。
  8. リンク素材等にして《ＡＤチェンジャー》を墓地へ送る。
  9. 《ＡＤチェンジャー》の効果でリバースモンスターをリバース。

後述の《ヴァレルガード・ドラゴン》と比べメインデッキに必要カードが多いものの、《聖騎士の追想イゾルデ》によるサーチで手札コスト分の消費を取り戻したり、《Ｍ.Ｘ－セイバーインヴォーカー》でリクルートしたモンスターの効果によってはアドバンテージを得られる。

《ヴァレルガード・ドラゴン》によるリバースを狙う場合
1. 手順2.までは上記と同じ。
2. 《捕食植物オフリス・スコーピオ》・《捕食植物ダーリング・コブラ》２体で《クロシープ》のリンク召喚。
3. 《簡易融合》で《マスター・オブ・ＨＡＭ》を《クロシープ》のリンク先に融合召喚し、(1)によってリバースモンスターを特殊召喚。
4. 《クロシープ》の効果で下級モンスターを蘇生。
5. 《クロシープ》・《マスター・オブ・ＨＡＭ》・蘇生した下級モンスターの３体で《ヴァレルガード・ドラゴン》をリンク召喚。
6. 《ヴァレルガード・ドラゴン》の効果でリバースモンスターをリバース。

上述の通りギミックに必要なメインデッキのカードは最小限に収まり《ヴァレルガード・ドラゴン》は維持できれば継続的にリバースさせられる。
相手ターンにもフリーチェーンでリバースできるため、リバースした場合の効果を妨害にも利用でき、《ガード・ドッグ》・《真空イタチ》とも非常に相性が良い。

《クロシープ》の代わりに《彼岸の黒天使ケルビーニ》をリンク召喚。
その効果で《彼岸の悪鬼グラバースニッチ》を墓地へ送り、彼岸を《彼岸の黒天使ケルビーニ》のリンク先にリクルートという手順でも《ヴァレルガード・ドラゴン》のリンク素材が揃えられ、同じことができる。
こちらはメインデッキに必要なカードが増えてしまうものの、リクルートした彼岸の墓地へ送られた場合の効果でアドバンテージを稼げる。

《マスター・オブ・ＯＺ》が強く意識されており、カード名はもちろん、イラストでも岩場を背にした構図や片目に傷を負ったデザインが共通する。
ただし、エアーズロックを背にしても見劣りせずその巨大さがわかる《マスター・オブ・ＯＺ》に対し、こちらは草むらを背にしており、背景に見えるのも岩ではなく石ころと、かなり小さいのがわかる。
なお、ステータスもあちらの半分であり、あちらの融合素材でこのカードも融合召喚できる。
- リバースモンスター関連の獣族でハムスターとなると《デスハムスター》・《素早いビッグハムスター》が存在する。
  あちらの融合素材はカード名に「デス」と「ビッグ」を含むオーストラリアの動物モチーフのモンスターであり、ハムスターのモンスターも（素早いの差はあるが）類似している。