《剣闘獣の檻−コロッセウム/Colosseum - Cage of the Gladiator Beasts》 †
フィールド魔法
モンスターがデッキからフィールド上に特殊召喚される度に、このカードにカウンターを1つ置く。
フィールド上に表側表示で存在する「剣闘獣」と名のついたモンスターは、
このカードに乗っているカウンター1つにつき、攻撃力と守備力が100ポイントアップする。
このカードがカードの効果によって破壊される時、
手札から「剣闘獣の檻−コロッセウム」1枚を捨てる事でこのカードは破壊されない。
GLADIATOR'S ASSAULTで登場したフィールド魔法。
デッキからモンスターが特殊召喚される度にカウンターを置く効果、剣闘獣を自身のカウンターの数に比例して全体強化する効果、破壊される場合身代わりに同名カードを捨てる事ができる効果を持つ。
剣闘獣等の効果でリクルートが行われる度にカウンターが置かれ、それにより全体強化値が上昇するというデザインとなっている。
しかし、カウンターに対する上昇値が低い上、剣闘獣共通のリクルート効果はバトルフェイズ終了時に発動するため、最初の戦闘は何の強化もない状態で行わなくてはならない。
《剣闘獣ウェスパシアス》を特殊召喚すれば容易に500の全体強化を行えるため、リクルート5回でようやく同等の強化となるこちらは力不足と言わざるをえない。
また、手札の同名カードを捨てることで、破壊の身代わりが可能。
剣闘獣カードなので《スレイブパンサー》によるサーチ、《剣闘獣エクイテ》によるサルベージに対応しており、同名カードの確保すること自体は容易。
しかし、そもそものカードパワーが低いこのカードを手札に加える意義は乏しく、むしろ事故要因になるだけであり他のカードをサーチ・サルベージする方が良い。
【剣闘獣】では同じフィールド魔法に、より有用な効果を持つ《剣闘獣の闘技場−フラヴィス》があり、わざわざカードパワーの低いこのカードを採用する理由は無い。
《盆回し》や《土地ころがし》で相手フィールドゾーンに置くならば、送りつけに適したカードや素引きしても困らない汎用性の高いカードはいくらでもある。
- マスターガイド2やマスターデュエルなどの設定によれば、数千年前にある帝国が剣闘獣の戦いの場として建設されたとのことである。
しかし、帝国の滅亡により剣闘獣の暴走を防ぐため、この場所に封印され長らく放置されていたが、数千年後に再び剣闘獣が封印を解かれたのことである。
今は廃墟と化してしまったが、数千年前のかつての姿が《剣闘獣の闘技場−フラヴィス》なのだろうか。
- 元ネタは、剣闘士が戦いを繰り広げた古代ローマの円形闘技場「コロッセウム/Colosseum」だろう。
(英語では「コロシアム/Colosseum」、イタリア語では「コロッセオ/Colosseo」と発音)
ローマ帝国の時代、ティトウス帝の時に完成した円形闘技場のことを指す。
剣闘士奴隷の試合などの見世物が演じられた市民への娯楽施設として作られた、ローマ文化を代表する建造物である。
そこから転じて「コロッセオ」は「大競技場」を指す英単語にもなっている。
関連カード †
―《剣闘獣の檻−コロッセウム》が見られるカード
収録パック等 †
FAQ †
Q:《マジック・ガードナー》のカウンターによって攻撃力と守備力はアップしますか?
A:いいえ、アップしません。
カウンターは別物として扱います。(07/07/21)
Q:エクストラデッキからモンスターが特殊召喚された時にカウンターを置くことはできますか?
A:いいえ、エクストラデッキからの特殊召喚に対してカウンターを置く効果は発動しません。(08/10/02)
Q:カウンターを置く処理はチェーンブロックを作りますか?
A:作りません。(15/11/15)
Q:破壊されない効果を相手プレイヤーが使用することはできますか?
A:できません。(15/11/15)
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