《三相魔神コーディウス/Coordius the Triphasic Dealmon》 †
融合・効果モンスター
星9/闇属性/悪魔族/攻3000/守3000
Sモンスター+Xモンスター+リンクモンスター
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):融合召喚したこのカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
2000の倍数のLPを払い、払ったLP2000につき1つ、以下の効果から選択して発動できる。
●自分の墓地から魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える。
●相手フィールドのカード3枚を選んで破壊する。
●このターン、他の自分のモンスターは攻撃できず、このカードの攻撃力はお互いのLPの差の半分アップする。
WORLD PREMIERE PACK 2021で登場した闇属性・悪魔族の融合モンスター。
支払ったライフに応じた数だけ「魔法・罠カードのサルベージ」「相手フィールドのカードの破壊」「ライフ差の半分の数値分の自己強化と他のモンスターの攻撃制限」の3つから選んで発動する起動効果を持つ。
融合素材はシンクロ・エクシーズ・リンクのエクストラデッキのモンスター3種類と非常に重い。
フィールド融合を行うのは大変且つ消費も相当なので、できるだけ墓地融合を狙いたい。
ターンを跨ぐ必要はあるが、《轟雷帝ザボルグ》で融合素材を墓地へ送り、《深淵竜アルバ・レナトゥス》か《捕食植物キメラフレシア》でサーチした《ミラクルシンクロフュージョン》等で融合召喚を行うのが最も消費を抑えられる方法か。
《幻獣機アウローラドン》と《ブンボーグ001》を併用すれば幻獣機トークンを利用したシンクロ召喚を繰り返した後にエクシーズ召喚に繋げられるため、《ミラクルシンクロフュージョン》などがあれば融合召喚は狙える。
《超融合》を用いて相手モンスターを活用するのも手だが、相手が使うモンスターの種類は運次第となるので、こちらは上記3種を状況に応じて柔軟に出せる構築が求められる。
自分のカードのみでフィールド融合を狙うのであれば、《ドロドロゴン》や《プロキシー・F・マジシャン》といった融合召喚効果を内蔵したモンスター利用するといいだろう。
《多層融合》でエクストラデッキから攻撃力0のモンスターを融合素材としても良いだろう。
支払ったライフにつき選べる効果は増えていき、2000ならば1つ、4000ならば2つ、6000ならば3つ全てを選んで発動できる。
6000を払うにはデュエル序盤のライフが減っていない状態で融合召喚するか、相応のライフ回復とのコンボが求められる。
なお後述の通り、このカードはライフコストでの支払いのため、効果を無効化されると大幅なライフロスとなるので重々気を付けたい。
1つ目は魔法・罠カードのサルベージ。
サルベージの範囲は幅広く、発動後の制約等もないため汎用性は非常に高い。
チェーンによる墓地除外等を受けると目当てのカードが回収できないケースはあり得るが、対象をとらない効果なので他に魔法・罠カードがあればとりあえずサルベージ自体は行える。
2つ目は相手フィールドのカード3枚の破壊。
耐性持ちが多い効果破壊ではあるが、対象を取らず3枚もの除去が行える見返りは大きく、融合召喚で生じたディスアドバンテージも即座に取り戻せる。
ただし、相手フィールドのカードが2枚以下の状況では発動できず、相手のカードが多いという事はそれだけカウンターを受けやすい状況でもある点には注意。
3つ目はライフ差の半分の数値分の自己強化。
このカードの効果で自分は相当量のライフを失っているはずなので、相手のライフが多い状況では大きな強化値が見込める。
融合素材と払うライフの重さに反して耐性の類は一切ないこのカードを維持するのは難しいため、出したターンに大きなダメージを与えられる点では相性がいい。
相手のライフが少ない状況では強化値も見込みにくいので、こちらよりも2つ目の効果で除去を行った後に直接攻撃を狙った方が無難か。
他のモンスターの攻撃は制限されるが、このカードの融合素材が重いため他にモンスターがいない状況も多いだろう。
具体例として、相手ライフが8000の場合、この効果のみを選べば1000の攻撃力アップ、3つすべての効果を選べば3000の攻撃力アップとなる。
ただし、差の半分というアップ値から相手のライフが多すぎると逆にアップ値が物足りなくなり、計算上相手のライフが(自分より高く)現在値が6000以上だとこのカード単体では絶対に1度で削り切れない。
他のモンスターが攻撃できない制限も含め、別途強化するかバーンの追加などを行わなければ1ターンキルできないということであり、フィニッシャーに特化したこのカードにとって大きな痛手である。
このカードでは削り切れない分のダメージをどう与えるかは、事前に考えて構築する必要があるだろう。
- カード名の「三相」とは3つの相(状態)のことを指すが、ここでは3種類の融合素材または3種類から選ぶ効果を指していると思われる。
この他にもレベルは3×3で表せる9、ステータスは3の倍数である3000、カード3枚を破壊する効果、と全体が3で統一されている。
日本語で「魔神」に相当する部分は英語名では「Dealmon」となっており、ライフコストを要求する「Deal(取引)」+「Demon(デーモン)」が掛かっていると思われる。
「コーディウス」の由来は、英語で「調整する」「同等の」を意味する「Coordinate(コーディネート)」+ラテン語の格変化の一つの「-us(ウス)」だろう。
関連カード †
収録パック等 †
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