《死神の巡遊/Tour of Doom》 †
永続罠
相手ターンのスタンバイフェイズ時にコイントスを1回行い以下の効果を適用する。
●表:相手はエンドフェイズ時まで召喚・反転召喚する事ができない。
●裏:自分は次の自分のターン召喚・反転召喚する事ができない。
※エンドフェイズに適用終了となるカードに対するエラッタに伴い、テキスト内の「エンドフェイズ時」は「ターン終了時」と読み替えて使用する。
LIGHT OF DESTRUCTIONで登場した永続罠。
相手スタンバイフェイズにコイントスを行い、結果によって次の自分または相手ターンの召喚・反転召喚を封印する効果を持つ。
相手、自分どちらかの召喚・反転召喚を封じるが、セットと特殊召喚は制限しない。
特殊召喚で出されることが多い切り札となり得るモンスターには対抗しにくいが、特殊召喚を多用するデッキもその起点に召喚を含むことは多いので、効果を適用できれば展開を鈍らせることができる。
類似効果を持つカードの多くはコストが必要だったり使いきりだったりといった制限を持つため、このカード1枚で一方的かつ永続的に召喚行為を封じられる点は評価できる。
だが、このカードはコイントスを外すと相手への制限に失敗するどころか、同じデメリットが自分に降りかかってしまう。
特殊召喚主体にすればデメリットの影響は少ないが、安定性を考えれば《セカンド・チャンス》を採用したギャンブル系のデッキで使用した方がいいと言える。
相手ターンにコイントスを行う機会は少ないため、《セカンド・チャンス》を有効活用する手段のひとつとしても考慮できるだろう。
表を出し続けられた際のメリットはリスクに見合うものではあるので、運に自信があれば一般的なデッキに投入する選択肢はないわけでもない。
【ドローゴー】ならば自分はモンスターを召喚することが無いため、デメリットを無視してこのカードを活用できる。
だが、ギャンブル要素であることに変わりはないため、あまりこのカードに依存しない方がいいだろう。
そもそも召喚を行わないデッキで相手の召喚を封じるなら、《スローライフ》でもほぼ同様の展開制限を掛けられる。
- 「DEATH(死神)」はタロットにおける大アルカナの13番目のカード。
正位置は「終末」「破滅」「死の予兆」を表し、逆位置は「再スタート」「挫折からの立ち直り」を表す。
タロットの設定に準ずるならば正位置の効果がデメリットになり、逆位置の効果がメリットになるはずだが、このカードは逆である。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:コイントスはチェーンブロックを作りますか?
A:作ります。(10/12/02)
Q:相手スタンバイフェイズの効果のスペルスピードはいくつですか?
A:スペルスピード2となります。(14/08/23)
Q:《死神の巡遊》で裏が決定した次の自分ターンに再度召喚はできますか?
A:できません。(08/03/22)
Q:《聖なる輝き》がプレイされた状態で《死神の巡遊》が発動されるとどうなりますか?
A:《聖なる輝き》の効果で裏側守備表示では出せなくなり、表側表示でしかカードが召喚できなくなるので、コイントスで《死神の巡遊》の対象になったプレイヤーは通常召喚が行えなくなります。(08/03/02)
Q:《死神の巡遊》で裏が決定したターン中に《サイクロン》によって《死神の巡遊》が破壊された場合、次の自分のターンに召喚・反転召喚することはできますか?
A:コイントスを行って裏が出た後に、《死神の巡遊》がフィールド上から離れた場合、次の自分のターンから召喚・反転召喚する事ができるようになります。(10/04/20)
Q:このカードが表側表示で複数枚存在する場合、スタンバイフェイズの効果同士でチェーンを組んで発動できますか?
A:可能です。(17/03/16)
Q:このカードが表側表示で存在する場合、スタンバイフェイズの効果をチェーン2以降で発動できますか?
また、カードの発動と同時にこの効果をチェーン2以降で発動できますか?
A:どちらも可能です。(17/03/16)
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