《神碑の翼フギン/Hugin the Runick Wings》 †
融合・効果モンスター
星2/光属性/天使族/攻 0/守 0
「神碑」モンスター×2
(1):このカードがEXデッキからの特殊召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「神碑」フィールド魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカード以外の自分フィールドのカードが効果で破壊される場合、
代わりにフィールドのこのカードを除外できる。
(3):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動する。
このカードを持ち主のEXデッキに戻す。
デッキビルドパック タクティカル・マスターズで登場した光属性・天使族の融合モンスター。
エクストラデッキから特殊召喚に成功した場合に手札コストを1枚捨てて神碑フィールド魔法をサーチする誘発効果、自分フィールドのカードの効果破壊の身代わりに自身を除外できる永続効果、自身が破壊された場合にエクストラデッキに戻す誘発効果を持つ。
全体的な性能は《神碑の翼ムニン》と似通っており、(1)(2)はあちらの対の様な効果になっている。
特殊召喚に関しては他の神碑融合モンスターと同じく、基本的に神碑速攻魔法や《簡易融合》に任せる事になるだろう。
(1)は神碑フィールド魔法のサーチ。
現状では《神碑の泉》しか存在しないが、あちらの【神碑】における重要度が高いためこの効果も重宝する。
除去に晒されやすい《神碑の泉》を(2)で守れる点でも噛み合う。
(2)は自分フィールドのカードの効果破壊に対する身代わり除外。
伏せカードや永続カードを相手の除去から守れる。
特に全体除去をくらうと大きなディスアドバンテージになるので、それを牽制できるのは大きい。
ステータスの低さから戦闘破壊で処理された後に使われる事はあり得るが、メインフェイズ1にそれらの除去を使わせないだけでも一定の価値はある。
(1)の発動はできなくなるが、神碑速攻魔法を相手の除去にチェーンして発動しこのカードを特殊召喚すれば、あらかじめこのカードを除去されるリスクを低減できる。神碑速攻魔法の特殊召喚に、さらに相手の別の効果破壊がチェーンされた場合は、《神碑の牙ゲーリ》の方を特殊召喚して《神碑の泉》だけでもサルベージに切り替える手もある。
なお、このカード「以外の」なので、このカードを巻き込んで除去する《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《ガーディアン・キマイラ》や《サンダー・ボルト》に対して身代わりはできないことには注意。
《闇のデッキ破壊ウイルス》など手札とフィールドを効果破壊する場合はフィールドのみ守れる。
(3)は破壊された場合にエクストラデッキに戻す効果。
エクストラデッキに回収する事で再利用するのに役立つ。
神碑速攻魔法の効果で特殊召喚すると蘇生制限を満たせないため、墓地に置いておく必要が薄い点でも噛み合う。
現状の【神碑】では複数体のモンスターの攻撃を防ぐ手段にかけるため、神碑速攻魔法で特殊召喚をして壁にする場面も出てくるので、この効果はエクストラデッキの枯渇を防いでくれる。
(2)の効果を目的にエクストラモンスターゾーンを使用しないデッキで少量の神碑と共に出張させることも考えられる。
【メタビート】や【罠ビート】では全体除去を受けるとアドバンテージ差でそのまま負けることも多く、その対策として使用できる。
特に【ウィジャ盤】など戦闘を行わない特殊勝利デッキでは神碑の共通デメリットも気にならず《ハーピィの羽根帚》や《ライトニング・ストーム》といった勝敗に直結するカードを防げるのは大きい。
採用する神碑の候補としては《輝く炎の神碑》、《凍てつく呪いの神碑》あたりは扱いやすい。
《簡易融合》に対応する天使族は貴重であり、【神碑】以外では効果を無視して各種素材やコストに利用しても良い。
同じく神碑に属する《神碑の翼ムニン》や《簡素融合》にも対応する《無の畢竟 オールヴェイン》もいるが、前者とはレベルの違いで、後者とは属性・チューナーか否かで差別化できる。
- モチーフはオーディンに付き従う一対のワタリガラスのうちの1体「フギン」だと思われる。
その名は「思考」を意味し、もう1体のワタリガラスである「ムニン」と共に世界中を飛び回り、そこで知り得た知識をオーディンに伝える役割を持っていたという。
関連カード †
―《神碑の翼フギン》の姿が見られるカード
収録パック等 †
Tag: 《神碑の翼フギン》 モンスター 融合モンスター 効果モンスター 星2 光属性 天使族 攻0 守0 神碑