《聖なる輝き/Light of Intervention》 †
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、モンスターをセットする事はできない。
また、モンスターをセットする場合は表側守備表示にしなければならない。
Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した永続罠。
モンスターの裏側守備表示でのセットを封じる効果を持つ。
テキストだけではやや分かりづらいが、以下の効果がお互いに適用される。
- モンスターを通常召喚する際、セットすることができず、代わりに表側守備表示で召喚することができる。
- 効果によってモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する際、表側守備表示での特殊召喚に置き換わる。
- 効果によってフィールドのモンスターを裏側守備表示に変更することができない(効果の発動自体が不可能となる)。
これにより、裏側守備表示にする効果やリバースした時・反転召喚に成功した時に発動する効果を封じることができる。
また、表側守備表示で召喚できるようになるため、ディフォーマーの表側守備表示の効果を召喚ターンに使用するといった使い方もできる。
しかし、環境の高速化に伴い、裏側守備表示でモンスターを出すよりも表側表示で特殊召喚する場面の方が圧倒的に多くなった。
そのため、相手の裏側守備表示への対策や、相手の裏側守備表示メタを腐らせるといった運用はまず期待できない。
自分が表側守備表示で召喚するならば使い所はあるが、《つまずき》を利用するか、ペンデュラム召喚によって表側守備表示で特殊召喚する手もある。
とはいえ、前者は【表示変更】、後者は【ペンデュラム召喚】関連のカードを多く取り入れる必要があるためデッキスペースの自由度が違いすぎる。
特に後者は特殊召喚を前提としているため非常にメタカードに弱く、ただ表側守備表示でフィールドに出す事だけを目的とする事も考えにくい。
このような永続罠を使う遅いデッキではむしろ、メタカードを多用してのっけからテンポ・アドバンテージを奪う側である事が多く、一概にペンデュラム召喚で代用可能とはとても言い難い。
- 登場当時、《聖なる輝き》があれば○○を封じられる、もしくは相性が良いと言われているカードは意外と多かったのだが、デッキに入れる人は少なかった。
などの原因がある。
しかし最大の理由は「表側攻撃表示での切り札の召喚に一切の抑止力がないこと」だろう。
- interventionとは介入・介在・干渉などを意味する。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:《砂バク》《月の書》等の「裏側守備表示にする」効果はセットに含まれますか?
A:はい、《聖なる輝き》の影響下ではそれらの効果は発動することができません。
《砂バク》のリバースは可能ですが、効果が無効になります。
Q:すでに裏側守備表示でセットしてあるモンスターは表側表示になりますか?
A:いいえ、発動時点ですでにセットされているモンスターを表側表示にする効果はありません。
Q:このカードが存在する時にリバースした《砂バク》の効果が発動し、その《砂バク》に対して《禁じられた聖槍》を発動した場合、《砂バク》の効果でモンスターをセットする事ができますか?
A:いいえ、その場合でも対象に選択したモンスターをセットする事はできません。(12/07/18)
Q:《聖なる輝き》の『このカードがフィールド上に存在する限り、モンスターをセットする事はできない。また、モンスターをセットする場合は表側守備表示にしなければならない』効果が適用されている場合、《天照大神》を通常召喚する事はできますか?
A:《天照大神》を通常召喚する場合、裏側守備表示でセットしなければフィールドに出す事はできません。
《聖なる輝き》が適用されている場合、モンスターを通常召喚する際にモンスターを裏側守備表示でセットする事はできず、表側攻撃表示または表側守備表示で召喚しなければなりません。
したがって、《聖なる輝き》の適用中には、《天照大神》を通常召喚によって、フィールドに出す事はできなくなります。(17/03/24)
Q:《聖なる輝き》の適用中に、《超重武者ジシャ−Q》を表側守備表示で召喚した場合、『(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル4以下の「超重武者」モンスター1体を特殊召喚する。その後、このカードを守備表示にする』効果を発動する事はできますか?
A:《聖なる輝き》の適用中に、《超重武者ジシャ−Q》が表側守備表示で召喚に成功した場合でも、《超重武者ジシャ−Q》の効果を発動する事はできます。
その場合、『手札からレベル4以下の「超重武者」モンスター1体を特殊召喚する』処理は適用されますが、《超重武者ジシャ−Q》は既に守備表示で存在していますので、『その後、このカードを守備表示にする』処理は結果的に適用されません。
(この場合、《超重武者ジシャ−Q》の効果は、モンスターを特殊召喚する処理にて完了した扱いとなります。)(17/03/24)
Q:相手の魔法&罠ゾーンに《聖なる輝き》が表側表示で存在している場合、《聖占術姫タロットレイ》の『(3):自分エンドフェイズに発動できる。自分の手札・墓地のリバースモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する』効果を発動する事はできますか?
また、《聖占術姫タロットレイ》の『(3):自分エンドフェイズに発動できる。自分の手札・墓地のリバースモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する』効果の発動にチェーンして《聖なる輝き》が発動した場合、《聖占術姫タロットレイ》の効果はどうなりますか?
A:《聖なる輝き》の効果が適用されている場合でも、《聖占術姫タロットレイ》の『自分の手札・墓地のリバースモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する』効果を発動する事はできます。
その場合、選んだモンスターは表側守備表示で特殊召喚する事になります。
(《聖占術姫タロットレイ》の効果の発動にチェーンして《聖なる輝き》が発動した場合も、同様の処理となります。)(17/03/24)
Q:相手フィールドに《ダーク・シムルグ》や《聖なる輝き》が表側表示で存在しています。
その状況で、《聖占術姫タロットレイ》の『(2):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする』効果を発動する事はできますか?
A:相手の《ダーク・シムルグ》や《聖なる輝き》の効果が適用されている場合、《聖占術姫タロットレイ》の『そのモンスターを裏側守備表示にする』効果を発動する事はできません。
なお、《聖占術姫タロットレイ》の『そのモンスターを裏側守備表示にする』効果の発動にチェーンしたカードの効果によって、効果処理時に、相手の《ダーク・シムルグ》や《聖なる輝き》の効果が適用されている場合には、《聖占術姫タロットレイ》の効果は適用されません。
(対象のモンスターの表示形式は変更されません。)(17/03/24)
Q:《聖なる輝き》の効果適用中に、《EMハンマーマンモ》を『(1):自分フィールドに「EM」カードが2枚以上存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる』効果によって召喚する場合、リリースなしで表側守備表示で召喚する事はできますか?
A:《聖なる輝き》の適用中に、《EMハンマーマンモ》を『(1):自分フィールドに「EM」カードが2枚以上存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる』効果によって召喚する場合、表側攻撃表示・表側守備表示のどちらの表示形式でもリリースなしで召喚する事ができます。(17/03/24)
Q:《OToサンダー》の『手札から「OToサンダー」以外の雷族・光属性・レベル4のモンスター1体を召喚する』効果でモンスターを召喚する際に、裏側守備表示でセットする事はできますか?
また、フィールド上に表側表示で存在する《聖なる輝き》の効果が適用されている場合、《OToサンダー》の効果を発動し、手札からモンスターを表側守備表示で召喚する事はできますか?
A:《OToサンダー》の効果を発動し、手札からモンスターを召喚する際に、フィールド上に裏側守備表示でセットする事はできません。
また、《聖なる輝き》の効果が適用されている場合であれば、《OToサンダー》の効果を発動してモンスターを召喚する際に、手札からモンスターを表側守備表示で召喚する事ができます。(17/03/24)
Q:《ダーク・シムルグ》や《聖なる輝き》が表側表示で存在している際に、《フォース・リリース》を発動する事はできますか?
また、《フォース・リリース》の発動後、エンドフェイズに《ダーク・シムルグ》や《聖なる輝き》が表側表示で存在している場合、表示形式はどうなりますか?
A:《ダーク・シムルグ》や《聖なる輝き》の効果が適用されている場合でも、《フォース・リリース》を発動する事はできます。
その場合、デュアルモンスターはもう1度召喚され効果を得た状態となりますが、エンドフェイズに裏側守備表示にする事ができない場合、そのデュアルモンスターはもう1度召喚された状態のまま、次のターン以降もフィールドに残る事になります。
(次のターン以降に《フォース・リリース》の効果によって裏側守備表示になる事はありません。)
《フォース・リリース》の発動後、エンドフェイズを迎える際に《ダーク・シムルグ》や《聖なる輝き》の効果が適用されている場合も同様の処理となります。(17/03/24)
Q:《聖なる輝き》が発動している時に、《サイバーポッド》の効果によって、モンスターを裏側守備表示でフィールド上に特殊召喚する事はできますか?
A:《聖なる輝き》が発動している場合、裏側表示でモンスターを召喚、特殊召喚する事はできません。
《サイバーポッド》の効果によって、モンスターを裏側守備表示で特殊召喚する場合、表側守備表示でフィールド上に特殊召喚します。(17/03/24)
Q:相手の魔法&罠ゾーンに《聖なる輝き》が表側表示で存在し、『このカードがフィールド上に存在する限り、モンスターをセットする事はできない。また、モンスターをセットする場合は表側守備表示にしなければならない』効果が適用されています。
この状況で、裏側守備表示で存在していた《ゴーストリックの妖精》を反転召喚した場合、その《ゴーストリックの妖精》の『(2):このカードがリバースした時、自分の墓地の「ゴーストリック」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。そのカードはフィールドから離れた場合に除外される。その後、自分フィールドにセットされているカードの数まで相手フィールドの表側表示モンスターを選んで裏側守備表示にできる』モンスター効果を発動する事はできますか?
A:質問の状況のように、《聖なる輝き》の効果が適用されている場合でも、リバースした《ゴーストリックの妖精》のモンスター効果を発動する事はできます。
対象として、「ゴーストリック」と名のついた魔法・罠カードを選択した場合は、通常通り自分フィールドにセットされる事になり、そのセットしたカードには『そのカードはフィールドから離れた場合に除外される』効果が適用されますが、『その後、自分フィールドにセットされているカードの数まで相手フィールドの表側表示モンスターを選んで裏側守備表示にできる』処理を適用する事はできません。
また、対象として「ゴーストリック」と名のついたモンスターを選択した場合は、そのモンスターは表側守備表示で特殊召喚され、そのモンスターには『そのカードはフィールドから離れた場合に除外される』効果が適用されますが、『その後、自分フィールドにセットされているカードの数まで相手フィールドの表側表示モンスターを選んで裏側守備表示にできる』処理を適用する事はできません。(19/10/14)
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