《閃刀姫−アザレア/Sky Striker Ace - Azalea》 †
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左上/右下】
光・闇属性モンスター2体
このカードはL召喚でしか特殊召喚できず、自分は「閃刀姫−アザレア」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、自分の墓地の魔法カードが3枚以下の場合、このカードを墓地へ送る。
(2):1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時、
自分の墓地から魔法カード1枚を除外して発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
Vジャンプ(2023年2月号) 付属カードで登場した闇属性・機械族のリンクモンスター。
リンク召喚でしか特殊召喚できず特殊召喚の同名ターン1制限を持つ召喚制限、特殊召喚に成功した場合にフィールドのカード1枚を破壊する誘発効果、魔法カード1枚の墓地コストで自身と戦闘するモンスターを破壊する誘発効果を持つ。
召喚制限に関しては同様のテキストを持つ同リンクの《閃刀姫−ジーク》も参照。
あちらと同じくメインモンスターゾーンのモンスターをリンク素材として処理する事で、閃刀魔法カードの発動条件を満たすのにも利用できる。
ただし、このカードはリンク素材に属性指定があるため、《閃刀機−ウィドウアンカー》で奪った相手モンスターの処理を行うにはあまり適さない。
【閃刀姫】で出す場合は《未来の柱−キアノス》の(2)で《閃刀姫−ロゼ》をリクルート・蘇生する動きが最も簡単だろう。
その他、《閃刀姫−レイ》や閃刀姫トークンもリンク素材に利用しやすい。
(1)は特殊召喚に成功した場合の破壊効果。
召喚制限より、ほぼリンク召喚に成功した場合に除去を行う効果と認識しておけばよい。
対象を取る破壊とありふれてはいるが、カードの種類や表裏を問わない点は優秀だが、効果処理時に墓地の魔法カードが3枚以下だと除去後に自身を墓地へ送る羽目になる。
閃刀魔法カードとは異なり、4枚の魔法カードが墓地になければ自壊が確定してしまうことはよく覚えておきたい。
【閃刀姫】はもともとモンスターの大量展開との相性が悪いので、手札に《閃刀起動−リンケージ》等が握れているなら使い捨てとなる点を割り切り突破手段とするのも運用の一つ。
幸いリンク素材の指定はゆるいので《未来の柱−キアノス》1枚からこのカードの除去までつなぐことができる。
(2)は自身と戦闘するモンスターの破壊効果。
墓地コストは1枚必要だが、基本打点が低めの【閃刀姫】において大型モンスターを除去できる手段がある事に越したことはない。
《閃刀術式−ジャミングウェーブ》の追加効果と同じく、対象耐性を持つモンスターへの対抗手段にもなる。
いずれの効果も汎用的なものなので、ある程度魔法カードを使用する光・闇属性主体のデッキならば単体採用も検討できる。
墓地に魔法カードが4枚以上必要だが、リンク2で1ターンに2枚のカードを除去できるモンスターは貴重である。
【ヴァレット】であればリンク召喚も容易でなおかつ(1)は自分のカードも対象にとれるためヴァレットのトリガー役にもなれる。
なお(1)の効果をヴァレットに対して使用し且つ対象となったヴァレットを自壊させた場合、対象不在になりこのカードの破壊が処理できないため、墓地に魔法カードがなくともこのカードは自壊しない。
一方でこのカードを自壊させることがメリットになる場合も存在する。
【エクソシスター】では相手の《No.41 泥睡魔獣バグースカ》を除去する、もしくは《原始生命態ニビル》を受けた際に原始生命態トークンとエクソシスターをリンク素材にこのカードをリンク召喚することで《エクソシスター・マルファ》の特殊召喚や《エクソシスター・リタニア》の阻害を防ぐことができる。
適当な光属性・闇属性から閃刀姫であるこのカードに繋がり、そこからリンク1の閃刀姫を出せる。
出張ギミックとすることも考えられる。
- 封入されている袋では『凛々しくも美しい新たな「閃刀姫」』と紹介されている。
- 「アザレア(アゼリアとも)」とは、ツツジの一種で主に白や赤の花を咲かせる。
《閃刀姫−レイ》(白)・《閃刀姫−ロゼ》(赤)のどちらもリンク素材にできるのは、このアザレアの生態を意識したものだろう。
ちなみに花言葉は赤なら「節制・節度の愛」、白なら「貴女に愛されて幸せ・充足」となる。
- 原作・アニメにおいて―
漫画OCGストーリーズの「閃刀姫編」にて登場するキャラクターの1人。
ロゼの細胞を元にしたクローンであり、カメリアと同時にスペクトラのAIによって生み出された。
AIによって体内にマイクロマシンを仕込まれているため逆らえない状況に不満を抱いていたが、作中では隙を付いてそれの無効化に成功。
カーマ・スペクトラの両陣営の崩壊を狙い、人間(より正確に言えば自分)が世界の支配者になる事を目論む。
カメリアに対しても自身の野望の為の手駒としか思っておらず、彼女の体内のマイクロマシンのコントロールを握った事で強制的に従わせている。
戦いの末にレイとロゼに追い詰められ、切り札として召喚した《閃術兵器−S.P.E.C.T.R.A.》に自身と気絶したカメリアを強制的に組み込み、起動させた。
最終決戦を挑んで彼女らを追い詰めるも、出力を上げすぎたが為に彼女らの脳が耐えきれなくなった隙を突かれて敗北し、最期はカメリアと共に涙を流して息を引き取った。
- その野心の源は、オリジナルであるレイとロゼと異なり自身(とカメリア)は「紛い物(クローン)でしかない偽物」というコンプレックスから来ている。
彼女の最終目標も自分の劣化クローンを大量生産し、その頂点に自分が君臨するというものであった。
- 「カーマ三賢者」をリンク素材にできないリンク素材の指定は、組織が対立していることを意味する原作再現だろう。
- 上記の通り非常に攻撃的な性格であり、(1)(2)共にフィールドのカードを破壊する効果はその性質を表したものか。
だが、行き過ぎた行動が故に最後は自滅の道を進んでしまっており、(1)の自壊デメリットはこれを反映したのだろうか。
関連カード †
―《閃刀姫−アザレア》の姿が見られるカード
収録パック等 †
Tag: 《閃刀姫−アザレア》 モンスター リンクモンスター 効果モンスター リンク2 闇属性 機械族 攻1500 閃刀 閃刀姫 正規の方法以外での特殊召喚不可