遊戯王カードWiki - 《堕天使スペルビア》

《堕天使(だてんし)スペルビア/Darklord Superbia》 †

効果モンスター
星８/闇属性/天使族/攻2900/守2400
(1)：このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、
「堕天使スペルビア」以外の
自分の墓地の天使族モンスター１体を対象として発動できる。
その天使族モンスターを特殊召喚する。

　蘇生させる事で任意の天使族を追加で蘇生できるので、戦線強化を計れる。
　蘇生方法は問わないため、《死者蘇生》や《リビングデッドの呼び声》等の汎用蘇生魔法・罠カードの他、堕天使専用の《堕天使の戒壇》などを利用すると良いだろう。
　なお、時の任意効果である事からタイミングを逃す恐れがあり、特に【堕天使】では堕天使の共通効果で《堕天使の戒壇》をコピーした場合が該当するため、注意しておく必要がある。

　効果を有効活用するためには、このカードを含めた大型天使族を素早く墓地へ送る工夫が必要になる。
　定番の《おろかな埋葬》や天使族全般に対応した《宣告者の神巫》、闇属性なので《終末の騎士》等に対応しているので、これらを駆使して速やかに墓地を肥やすようにしたい。
　また、《堕天使の追放》でサーチした後、《トレード・イン》や《堕天使イシュタム》で手札交換するのも効果的である。

　蘇生先には《アテナ》が有力で、あちらの効果で再度蘇生させる事で再び効果を利用可能な上に、バーン効果も累積する。
　制圧力の高い《大天使クリスティア》や同じ堕天使の《堕天使ゼラート》等も交えれば戦局を優位に進められるだろう。

複数枚の《アテナ》と併用することで、バーン効果だけでも１ターンキルかそれに準ずるダメージを与える事ができる。
さらに、一気に４～５体のモンスターを展開できるので、墓地に《アテナ》が２枚以上ある時には狙う価値がある。

モンスター効果の発動条件は墓地からの特殊召喚であり、天使族が使用できる《奇跡の光臨》には対応していない。
除外を積極的に行う【天使族】とは相性が悪い点には注意が必要である。

このカードを相手が自分の墓地から蘇生させた場合でも、モンスター効果は発動する。
ただし、蘇生できるのは天使族のみであるため、相手が天使族モンスターを採用していない場合は使われることはない。

定期購読限定カードであり、長らく再録も行われなかったので入手は非常に困難であった。
その後、登場から６年半以上を経てTHE RARITY COLLECTIONに再録され、ブースターSP－デステニー・ソルジャーズ－にもノーマルで再録され、入手も容易になった。

原作・アニメにおいて―
漫画GXの「響みどりvsマッケンジー」戦で、響みどりが使用。
序盤に罠カード《獄炎》の手札コストとして墓地に送られ、その後に《堕天使降臨》によって《堕天使アスモディウス》と共に墓地から特殊召喚された。
さらに自身の効果で墓地から《堕天使エデ・アーラエ》を特殊召喚し、堕天使３体を一気にフィールドに揃えた。
他の堕天使と共にマッケンジーのモンスターを一掃しそのまま決着かと思われたが、みどりがマッケンジーの策略で攻撃をためらったため、永続魔法《エンジェル・シング》で強化された《ＴｈｅｓｐｌｅｎｄｉｄＶＥＮＵＳ》に倒された。

漫画版では対象が「闇属性・天使族」全般だったため、同名カードも蘇生できたと思われる。
この効果だと堕天使モンスターしか蘇生できず、上記の様々なコンボができない代わりに、往年の《混沌の黒魔術師》と《死者蘇生》のコンボの様に《堕天使スペルビア》３体と堕天使１体を一気に展開できるので、一概にどちらが優れているとは言えない。

漫画OCGストラクチャーズにおける「出須vsライト月子」戦では、出須が使用。
《堕天使イシュタム》の(1)の効果で手札コストとして墓地へ送り、《堕天使の戒壇》や《黎明の堕天使ルシフェル》の効果で繰り返し蘇生する事で堕天使を大量展開した。
また、《失楽の堕天使》や《黎明の堕天使ルシフェル》の素材とする事で再度の蘇生へ備えるという理想的な動きも見せている。

Ｑ：ダメージステップ中にこのカードを蘇生した場合、効果を発動できますか？
Ａ：はい、発動できます。(10/05/07)

Ｑ：このカードの特殊召喚時の効果にチェーンをして《終焉の地》の効果で《アンデットワールド》を発動され、対象に選択したモンスターが天使族でなくなった場合、特殊召喚する効果は適用されなくなりますか？
Ａ：はい、適用されなくなり特殊召喚されません。(14/12/22)

広告