《奈落の落とし穴/Bottomless Trap Hole》 †
通常罠
(1):相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。
その攻撃力1500以上のモンスターを破壊し除外する。
Mythological Age −蘇りし魂−で登場した通常罠。
相手モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、破壊を経由して除外する効果を持つ。
セット以外のモンスターの召喚全てに対応し、除外により墓地利用も封じられる、汎用性の高い除去カード。
《落とし穴》に比べて攻撃力の範囲こそ狭いものの、多くのアタッカーに対応できるので問題ない。
また、このカードで破壊できない低攻撃力のモンスターはリンク召喚等の各種素材として使われる事が多く、エクストラデッキから出てきたモンスターに撃てば1:2交換が成立する。
複数体のモンスターが同時に特殊召喚された場合には、そのうち攻撃力1500以上のものを全て破壊できるので、ペンデュラム召喚にも強い。
落とし穴に属することから蟲惑魔、特に汎用性の高い《フレシアの蟲惑魔》とセットで採用される事が多い。
同じ落とし穴では同じくペンデュラム召喚に対抗できる《時空の落とし穴》や《蟲惑の落とし穴》、効果を無効化する《煉獄の落とし穴》、強力だが罠カードがあると発動できない《狡猾な落とし穴》も存在している。
これらに比べるとメタとしては劣る代わりに特に状況を選ばず打てるのが魅力なので、どれを採用するかはメタ対象やデッキとの相性で考えたい。
- 2013年の公式サイトのワンプッシュ投票では《煉獄の落とし穴》と比較され、結果はこちらが90%近くの支持を得て圧勝した。
- 「奈落」とは本来は「地獄」のことであり、転じて「どん底」等のことを指す。
元々は日本語ではなく、サンスクリット語の「Naraka(ナラカ)」という言葉が中国語経由で転用されたものである。
英語名は、直訳すると「底なしの落とし穴」である。
- 原作・アニメにおいて―
アニメオリジナル「乃亜編」の、「城之内vsビッグ3(大岡)」戦において城之内が使用。
セットしたが、大岡が低レベル・低攻撃力の融合モンスターをサポートするという戦術を用いた為、発動する機会が無かった。
また「ドーマ編」の羽蛾と竜崎の回想シーンにおいて、羽蛾と竜崎が不良に暴行された時に落としたカードの1枚だが、どちらが所有するカードであるかは確認できない。
- アニメARC-Vの「セレナvsトニー」戦でトニーが使用。
セレナが《月光舞豹姫》を融合召喚した際に発動したが、破壊耐性を持っていたため失敗に終わった。
また、同作の第1話で、ストロング石島を映したLDSのCM内に出ているカードの1枚としても確認できる。
- アニメ5D'sにおける「クロウvsアキvsシェリー」戦において、シェリーが特殊召喚でしか発動できないが、攻撃力を問わず破壊を介さずに除外する通常罠《フルール・ド・ヴェルティージュ》を使用している。
- コナミのゲーム作品において―
デュエルリンクスではVに専用ボイスが用意されている。
アニメにおいて彼が《奈落の太陽》、《奈落に蠢く者》など「奈落」と名のついたカードを多数使用していた縁だと思われる。
関連カード †
―イラスト関連
―《奈落の落とし穴》に落ちている緑色のモンスターがイラストに描かれたカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:元々の攻撃力が1500未満のモンスターがフィールド魔法の効果で攻撃力1500以上になる場合、その召喚、反転召喚、特殊召喚に対し《奈落の落とし穴》を発動する事ができますか?
A:はい、発動する事ができます。
永続効果はフィールドに出た瞬間から適用されます。
Q:相手が攻撃力1500以上のモンスターを召喚したので自分が《奈落の落とし穴》を発動した時、相手はそのモンスターに《月の書》をチェーンして発動しました。
この時、召喚されたモンスターは除外されますか?
A:いいえ、除外されません。
Q:相手がこのカードを発動し、効果処理時にその自分のモンスターのコントロールが相手に移った場合でも除外されますか?
A:はい、除外されます。(11/06/02)
Q:「このカードが召喚に成功した時〜」が発動条件の効果を持つモンスターの召喚時にこのカードで除外しました。
この場合、相手モンスターの効果は発動しますか?
(召喚成功になりますか?失敗になりますか?)
A:召喚は成功したもとなります。
従って召喚成功を発動条件とする効果モンスターの効果は問題なく発動し、「その効果の発動に対し、このカードをチェーンして発動する」形となります。
Q:攻撃力2000のモンスターの特殊召喚時にこのカードを発動したところ、相手はこのカードにチェーンし《収縮》を発動しました。
この場合、処理はどのようになりますか?
A:《奈落の落とし穴》の効果処理時に、《収縮》等の効果によって召喚・特殊召喚に成功したモンスターの攻撃力が1500以上でない場合、召喚・特殊召喚に成功したモンスターは破壊されず除外もされません。(10/05/15)
Q:相手が《陽気な葬儀屋》で暗黒界を3体特殊召喚しました。
この時《奈落の落とし穴》を発動し3体全てを破壊して除外する事ができますか?
A:暗黒界の特殊召喚は1体1体がチェーンを作るため、この場合チェーンは「1:暗黒界A」「2:暗黒界B」「3:暗黒界C」と積まれます。
この時、《奈落の落とし穴》は逆順処理で一番最後に特殊召喚される「1:暗黒界A」の特殊召喚にしか対応しません。
Q:相手が《次元融合》を発動した場合特殊召喚されたモンスターをまとめて除外できますか?
A:はい、特殊召喚された相手のモンスターで、攻撃力1500以上のモンスターを全て破壊し除外する事ができます。
Q:《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》の場合、どちらのプレイヤーが特殊召喚した場合に《奈落の落とし穴》を発動する事ができますか?
A:相手が《奈落の落とし穴》のコントローラーのフィールドに特殊召喚した場合に《奈落の落とし穴》を発動する事ができます。
Q:《浅すぎた墓穴》の効果による特殊召喚成功時に《奈落の落とし穴》は発動する事はできますか?
A:いいえ、できません。
《奈落の落とし穴》は裏側守備表示の特殊召喚に対しては攻撃力を判定する事ができないため発動する事ができません。
Q:「チェーン1《奈落の落とし穴》」→「チェーン2《リビングデッドの呼び声》」とチェーンを積み、《リビングデッドの呼び声》によって攻撃力1500以上のモンスターを特殊召喚した場合《奈落の落とし穴》によって破壊され除外されますか?
A:いいえ、破壊されず除外もされません。
《奈落の落とし穴》は発動トリガーになったモンスターしか破壊し除外しません。
Q:《アポピスの化神》や《死霊ゾーマ》などの、モンスターカードとなった罠モンスターの特殊召喚に対し《奈落の落とし穴》を発動した場合、それらのカードは除外されますか?
A:はい、他のモンスター同様破壊され、その罠カードは除外されます。(08/08/04)
Q:攻撃力1500のモンスター1体と攻撃力1400のモンスター1体が同時に特殊召喚されたとき《奈落の落とし穴》を発動し、チェーンして《突進》を発動し攻撃力1400のモンスターの攻撃力を2100にした場合、2体がすべて破壊されますか?
A:はい、それぞれ破壊して除外します。(10/03/16)
Q:《暗黒界の武神 ゴルド》が相手によって捨てられ効果を発動し、相手の魔法カード2枚を選択しました。
相手はチェーンして《非常食》を使い、その2枚を墓地へ送りました。
このチェーンを処理した後、《奈落の落とし穴》は発動できますか?
A:《暗黒界の武神 ゴルド》の効果は、自身の特殊召喚に成功したタイミングにて処理が終了した扱いとなり、《奈落の落とし穴》を発動する事ができます。(11/08/29)
Q:《暗黒界の軍神 シルバ》が相手によって捨てられ効果を発動しましたが、この時相手の手札が1枚以下でした。
このチェーンブロックを処理した後、《奈落の落とし穴》は発動できますか?
A:1枚以下の時は効果が不発なので《奈落の落とし穴》を発動することができます。(11/08/28)
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