《破壊竜ガンドラ−ギガ・レイズ》 †
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
このカード以外の自分の手札・フィールドのモンスター2体を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は除外されているカードの数×300アップする。
(2):1ターンに1度、LPを半分払って発動できる。
自分の墓地の「ガンドラ」モンスターの種類によって以下を適用する。
●1種類:このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する。
●2種類:このカード以外のフィールドのカードを全て除外する。
●3種類以上:このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て除外する。
Vジャンプ(2017年2月号) 付属カードで登場した闇属性・ドラゴン族の特殊召喚モンスター。
手札またはフィールドのモンスターを墓地へ送る召喚条件、除外されたカードの分だけ攻撃力を上げる永続効果、墓地のガンドラの種類に応じた全体除去を行う起動効果を持つ。
特殊召喚には2体のモンスターが必要で、フィールド上に限ればトークン及びペンデュラムモンスターの使用はできない。
しかし、手札からも墓地へ送ることができるので《サンダー・ドラゴン》・《ヴォルカニック・バレット》等を利用すれば消費を抑えられる。
他には墓地で発動するモンスターを墓地へ送るのにも使える。
手札でダブったガンドラを墓地へ送れば(2)の効果の範囲も広がる。
攻撃力が0のためサーチ手段には困らない。
ガンドラはいずれも《悪夢再び》に対応するため、このカードと墓地へ送るためのカードをサルベージで賄うこともできる。
蘇生制限を満たせば蘇生・帰還は可能であり、《復活の福音》や《闇次元の解放》など手段は多い。
また、《モンタージュ・ドラゴン》とは召喚条件が類似している他、レベルと種族が同じなのでサポートを共有できる。
(1)の効果は自己強化。
カードの種類を問わず、お互いの枚数を参照にするため爆発力は中々に高い。
自分のカードを大量除外する手段は《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》のページを参照。
それに加え相手のカードのみを除外する《デビル・コメディアン》や《M・HERO ダーク・ロウ》などとも相性がいい。
お互いのカードを除外するなら《ネクロフェイス》が相性が良く3300の強化が可能。
《マクロコスモス》もお互いのカードを大量に除外できるが、フィールドに存在するとこのカードが特殊召喚できなくなる。
(2)は半分のライフコストで全体除去を行う効果。
モンスター効果の発動には別途ガンドラが必要であり、各種ピンポイントで墓地を肥やすカードで早々に墓地へ送っておきたい。
また、種類により発動する効果が変動する性質上、デッキタイプによってガンドラを絞って採用するといいだろう。
いずれの効果を使うにしろライフコストが必要であり、基本的にはこのカードが直接攻撃を行うという形になる。
相手ターンを迎えても問題無いように予め相応の枚数のカードを除外して、(1)の効果で高い攻撃力が得られるようにしておきたい。
1種類の場合、このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する。
破壊耐性を持つカードや《スターライト・ロード》といった破壊を無効にするカードは多くコストに見合った成果が出るとは限らず、(1)の効果とも噛み合っていない。
だが破壊耐性を自分のカードに付与したり、破壊された場合に発動する効果でコンボを狙える場面はある。
2種類の場合、このカード以外のフィールドのカードを全て除外するため、この効果をメインに運用することになる。
(1)の効果による自己強化に繋がるため《破壊竜ガンドラ》とほぼ同等の効果となるが、微妙に差異がある。
破壊を介さないため破壊されない耐性を持つものも突破できるが、トークンを除外しても攻撃力は増えない。
3種類以上の場合、フィールドのカードに加えお互いの墓地のカードを除外する。
27枚以上除外できれば攻撃力が8000を越え、1ターンキルに到達するので、フィールド・墓地・除外の合計枚数は常に把握しておくといいだろう。
かなり極端だが、デッキを60枚にして《隣の芝刈り》を使えば自分のデッキから20枚ほど墓地に落とせ、かつ墓地のガンドラの種類も増やせるので1ターンキル圏まで届かせやすくなる。
だが自分の墓地のカードも除外してしまうため、2度目以降のこの効果は使いにくくなる。
爆発力こそ得られるが盤面を返されると途端に苦しくなるため、可能な限り発動したターンに決着を付けておきたい。
2種類以上であれば、自分のフィールドのカードを除外できるので、《エクシーズ・ディメンション・スプラッシュ》の効果の発動を狙える。
このカードの効果を最大限に生かそうとすると最上級モンスターのガンドラを複数種類入れることになるため手札事故の危険性がつきまとう。
いずれもレベル8なので《トレード・イン》などを併用しておきたい。
- Vジャンプで封入されていた時の袋では「全てを無に帰す超絶モンスター!!」と、同号の記事では「新たな姿に生まれ変わった――破壊竜!!」と形容されている。
- 原作「遊☆戯☆王」の連載20周年を記念して企画された、アニメ遊戯王シリーズから各作品のベストデュエルを投票で決める「20thデュエルセレクション」が2016年に開催された。
各作品の1位に選ばれたデュエルからは1枚がOCG化されるのだが、このカードはアニメDMで1位となった戦いの儀「遊戯vsアテム」戦からのチョイスである。
同企画からOCG化された他のモンスターと同様に、選出されたデュエルでこのカード自体が使用されたわけではなく、同デュエルで使用されたモンスターのリメイク版である。
- 登場から長らく韓国語版以外の海外版が登場しておらず(→海外未発売カード)、《マジマジ☆マジシャンギャル》と同じく未発売の理由も推測できない。
ただ、あちらと異なり韓国語版や近年のゲームでは登場しているので、商品化の可能性はそれなりにある。
- コナミのゲーム作品において―
マスターデュエルでは、TCGでは未発売のこのカードに《Gigarays Gandora the Dragon of Destruction》のカード名が付けられて実装されている。
- 『デュエルリンクス』では武藤遊戯(DSOD)に専用台詞が設けられており、(2)の効果は《破壊竜ガンドラ》の攻撃名と同じ「デストロイ・ギガ・レイズ」と命名されている。
また、専用スキル「闘う決意」はガンドラをサポートする能力であり、《破滅竜ガンドラX》をデッキ外から生成して墓地に置くことができるため、「●3種類以上」の効果を使用することができる。
関連カード †
収録パック等 †
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