《抹殺の指名者/Crossout Designator》 †
速攻魔法(制限カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。
宣言したカード1枚をデッキから除外する。
このターン中、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。
Vジャンプ(2019年7月号) 付属カードで登場した速攻魔法。
発動時にカード名を宣言し、そのカードを自分のデッキから除外して同名カードの効果をターン終了時まで無効化する効果を持つ。
《墓穴の指名者》などと同様に相手のメタとなるものだが、こちらは魔法・罠カードにも対応できる。
無効化は1ターン限りだが、既にフィールドにあるものでも対応でき、速攻魔法なので相手のカードにチェーン発動して同名カードを除外し、無効化する使い方もできる。
《墓穴の指名者》とは違い、無効になるのはターン終了時までで、次のターンに自分もカードを使用できるため融通が利きやすい。
メタ対象となるカードは自分もメインデッキに採用する必要があるため、《増殖するG》・《灰流うらら》等の自分が使っても腐る可能性の低い汎用カードへのピンポイントメタとしての運用が主体となる。
先攻1ターン目の手札誘発対策として見ると、罠カードである《無限泡影》や墓地へ行かない《原始生命態ニビル》に対応できる点で《墓穴の指名者》に勝る。
汎用性がなくとも発動されると致命的なカードに関しては、事故の可能性を考えてもメタの為に、敢えて採用するということも考えられる。
相手の《墓穴の指名者》にも対策できるため、自分のカードの効果も通しやすくなる。
基本的に、相手のメタカードに対するメタカードとして、攻めに役立つカードと言えるだろう。
ミラーマッチにおいては特に有効で、ほとんどのカードに対して使えるようになるため万能にも等しい1枚となる。
逆を言えば、相手が地雷デッキ等で上記の様な汎用カードを採用せず、お互いのデッキに共通するカードがない場合はメタカードとして完全に腐るのが難点。
モンスターカードさえ使ってくるなら何かしらの役割は持てる《墓穴の指名者》に比べるとリスクが高く、考えなしでは採用し難い。
ここに関連して、《エフェクト・ヴェーラー》などの実用的ではあるが優先順位の劣るメタカードを敢えて採用することで、このカードをすり抜けて対処できる可能性が出てくる。
相手へのメタの他、デメリットを打ち消す使い方も考えられる。
例えば、スピリットモンスターをメインフェイズ2に除外すればエンドフェイズのバウンスを回避して維持できる。
《封印の黄金櫃》と同様に除外アドバンテージを稼ぐ使い方も可能。
効果が無効になるため《異次元の偵察機》などとのコンボはできないが、帰還・サルベージカードとのコンボは可能。
メタファイズモンスターは次のターンに固有効果が発動するため問題にならず、【メタファイズ】においてはコンボと防御を兼ね備えた非常に有用なカードとなる。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:《増殖するG》にチェーンした《抹殺の指名者》A(《増殖するG》宣言)に対して、《抹殺の指名者》B(《抹殺の指名者》宣言)を発動し、デッキから《抹殺の指名者》を除外した場合どうなりますか?
A:ご質問の場合、チェーン3で発動した《抹殺の指名者》Bの効果によって、その《抹殺の指名者》自身の効果は無効化されませんが、チェーン2で発動した《抹殺の指名者》Aの効果は無効化されます。
その結果《増殖するG》の効果は《抹殺の指名者》Aによって無効化されず、《増殖するG》の効果を適用することができます。(19/05/23)
Q:相手のこのカードの発動にチェーンして自分が《刻印の調停者》を発動した場合、このカードはデッキに存在しないカードを宣言できませんが、《刻印の調停者》の効果で宣言するカードはどのように決めるのでしょうか?
A:公式のデュエルで使用できるカード名であれば自由に宣言できます。
また、このカードの効果処理時に、《刻印の調停者》の効果で宣言されたカード名のカードが相手のデッキに存在しない場合、デッキからカードを除外する処理は行いません。(19/05/29)
Q:《抹殺の指名者》で《アポクリフォート・キラー》が除外されたターンに《アポクリフォート・キラー》を通常召喚しました。
《アポクリフォート・キラー》の効果は有効ですか?
A:《アポクリフォート・キラー》の効果は無効になります。(20/07/08)
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